トランプへの貢ぎ物



安倍首相が、昨夜、アメリカに向けて飛び立ち、今朝、ワシントンに到着予定です。

前回の訪米では、トランプ大統領に50万円(税別)もするホンマのドライバーをプレゼントしましたが、今回は、何をプレゼントするのでしょうか



プレゼントの内容が、週刊文春(2月16日号)に載っていました。

この記事を書いたのは、今「安倍首相に最も近いジャーナリスト」と言われる山口敬之氏ですから、信ぴょう性は極めて高いと言えるでしょう。

上の写真が山口敬之氏ですが、彼は元TBSテレビ報道局ワシントン支局長で、安倍首相の辞任や衆議院解散を誰よりも早く知らされたほど安倍首相に信頼されている人物です。

その記事の内容は、今回の訪米の最大の貢ぎ物は「アメリカ国内の雇用創設の為に日本の年金を差し出す」というものです

このことを記者達から問われた菅官房長官は勿論否定しましたが、恐らく、それを信じる記者も国民もいないことでしょう。
 
2月2日には、日経新聞も「公的年金、米インフラに投資」と報じており、2月3日には、朝日新聞も「年金資産も活用」と報じています。

しかし、この情報リークに最も困ったのはトランプ政権です。

トランプ政権側から外交ルートを通じ、はっきりと不快感が示されたそうです。

その理由は、トランプ政権側と日本の官僚が周到に示し合わせて作った「米国を喜ばせるための貢ぎ物」であり、かつ「極秘情報」であったからです。

その極秘情報である「貢ぎ物」の内容は、幹部官僚ではなく、心ある下級官僚から漏らされたようです。

安倍首相の訪米直前に、トランプ大統領はアメリカの航空会社のトップ達に対して「我が国の空港、鉄道、道路とも時代遅れである」と語り、「2~3週間の内に良い発表をする」とインフラへの巨大投資を匂わせました。

このことも、前述の記事の信ぴょう性を物語っているように思えます。



もし、記事が事実だとしたら、日本国民を裏切ってでもトランプ大統領を喜ばせようとする安倍政権と官僚達の「恥ずべき国家犯罪」と言えるでしょう。

日本の年金の運用を担当しているのは、厚生労働省所管の「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」です。

そのGPIFは、「厚生年金」と「国民年金」の運用資産約140兆円を抱える世界最大規模の年金基金で、日本の総人口で概算すれば、国民1人当たり110万円超、標準家庭(夫婦+子供2人)当たり440万円超の運用を担当しています。

GPIFの高橋則広理事長は、2月3日に「7兆円前後は投資可能と考えている。米国のインフラに向かうこともあり得る」と語っています。(日経は「総額51兆円が、アメリカの公共インフラ投資に回される」と報道)

運用とはギャンブルと同じで、2015年度の年間運用実績では5兆円超もの「大損失」を計上しています

しかし、安倍政権は、この大損失を参院選が終わる7月末まで公表しないという姑息な手段をとっています。(通常の発表時期は7月初旬)

また、GPIFは株でも運用を行っていますが、政府は「もし、リーマン・ショック級の株価下落があった場合の損失額は26.2兆円」と試算しています

こんなリスクのある運用をされていては、いつ年金が支給されなくなってしまうか分かったものではありません

年金の国際評価を行なっているマーサー社(世界最大級の人事・組織コンサルティング会社)の「グルーバル年金指数ランキング(2015年度)」では、日本は25カ国中23位なのです(デンマークが4年連続首位)



トランプ大統領は、政治家ではなくビジネスマンです。

巨万の富を築いたビジネスの手腕を政治でも利用しようとしています。

今回の訪米には、トランプ大統領の指名で麻生財務相と岸田外相も同行します。

安倍首相が切望した首脳会談をセットした見返りにトランプ大統領が求めているのは、2国間のFTA(自由貿易協定)締結であることは明白です。

麻生大臣や岸田大臣まで呼びつけたのは、トランプ政権の最優先事項である通商交渉を速攻で進めたいとの思惑でしょう。

TPP問題に詳しい東大大学院教授の鈴木宣弘氏は、「安倍政権の動きは異常です。TPPをめぐり、安倍首相は発言の微修正を繰り返している。最悪なのは、TPPの再交渉はないと断言していたにもかかわらず、TPPを下地にした2国間交渉に応じる姿勢に転じ始めたことです。これは実質的に米国1国とのTPP再交渉で、あってはならないことです。米国は、TPPとセットでまとめた日米並行協議をベースに、2国間FTAを求めてくるでしょう。つまり、TPPを超える譲歩を求めてくるということです」と懸念を示されています。

更に鈴木教授は、「牛肉や豚肉の関税引き下げやコメの輸入枠拡大。それに、ドル高を是正する目的で為替操作を制限する条項を突きつけてくることが懸念されます。本丸は自動車でしょう。TPPの事前交渉でも話し合われていた米国車の最低輸入台数の取り決めを迫ってくるのではないか。日米FTAに合意したら、日本が身ぐるみはがされるのは必至です」と語っておられます。



実際の交渉では大変厳しい表情を見せるトランプ大統領ですが、会食やゴルフの場では、上の写真のような笑顔を見せることでしょう。

その笑顔を見て、暖かいフロリダで極上の食事とゴルフの接待を受けた安倍首相は、日本国民に対して「緊密な信頼関係を構築できた」と報告することでしょう。

けれども、この接待の対価が何兆円もの「貢ぎ物」であることを考えると、超高額な「食事」と「ゴルフ」であると言えそうです

一方、寒いワシントンに残って、トランプ政権の過酷な要求に晒される麻生大臣や岸田大臣は、極めて損な役回りです

麻生大臣の祖父である吉田茂元首相は、「岸信介の孫なんかに、いいように使われて情けない孫だ」と草葉の陰で嘆いておられるかもしれません



★ランキングに参加中です。
↓ポチッと押して下さると嬉しいです♪

テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済

ゴルフ害交?



トランプ大統領の政策に対して、世界中で反トランプデモが行われています。

上の写真は、ドイツの反トランプデモです。

女性の手に、ヨーロッパで最大の発行部数を誇るドイツの週刊誌「デア・シュピーゲル(DER SPIEGEL)」が掲げられています。

その表紙には、過激派組織「IS」に例えられたトランプ大統領が自由の女神の首を切断した風刺画が描かれています

「自由の国」アメリカの大統領が、自由を閉ざすことに対する風刺なのでしょう。



上の写真は、ロンドンの反トランプデモです。

トランプ大統領の訪英が予定されていたようですが、多くの英国民が訪英に反対し、それを受けて英国議会で訪英中止の審議が行われています。



そんな世界の動きと一転して、我が国の首相は今週末に訪米し、トランプ大統領とゴルフをするようです。

問題山積の日本の首相であってもゴルフを止められないのは、本当にゴルフが好きで好きでたまらない人物なのでしょうね。

それとも、崇拝する祖父の岸信介元首相もゴルフが好きだったそうですから、ゴルフでも真似したいと願っているのでしょうか。

ちなみに、1957年に岸首相が訪米した際にアイゼンハワー大統領とゴルフをしたことは知られていますが、この時は、ワシントン郊外のバーニング・ツリーCCでプレイしたようです。

この時のスコアは、アイゼンハワー大統領が74で、岸首相が99だったそうです。



一方、念願かなってゴルフの相手をしてくれることになったトランプ大統領は、ハンディキャップは5、ホールインワンを5回達成、ベストスコアは60という腕前だそうです

総資産が5000億円と言われている(過小評価?)トランプ大統領は、世界中に18ものゴルフ場を所有しています。

その中には、スコットランドのターンベリーやアバディーン、アメリカのパームビーチといった世界的に有名な名門ゴルフ場も含まれています

トランプ大統領の超豪華別荘とプロ級のゴルフの腕前に圧倒された上に、貿易の話でも圧倒されるようなことにならなければ良いのですが・・・



★ランキングに参加中です。
↓ポチッと押して下さると嬉しいです♪

テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済

民意ラスト



上の写真は、フロリダにある「トランプ・ナショナル・ドラル(Trump National Doral)」という名前のリゾートです。

名前のとおり、このリゾートはアメリカのトランプ大統領が所有しています。

このリゾートには、「ホワイト」「レッド」「ゴールド」「シルバー」「ブルー」と名付けられた5つのコースがあり、スパや屋内プールも備わっています。

英国、フランス、ドイツ、オーストラリアなどの先進国の首脳達が、横暴を極めるトランプ大統領を一斉に非難している中で、我が国の首相だけが恭順の意を示す為に億単位の国費を使って渡米するようです。

しかも、東北や熊本などで今も不便な避難生活を強いられている人達のことを考えると、我が国の首相は好きな遊びを控えるくらいの心構えがあっても良いと思うのですが、今回の訪米も「ゴルフがしたい」とおねだりをし、トランプ・ナショナル・ドラルまで行くことになったようです。

早速、週末にはゴルフの練習に行ったようですが、70歳になった今でも80前後のスコアでプレイすると言われるトランプ大統領のお相手が務まるのかと余計な心配をしてしまいます。



上の写真は、トランプ・ナショナル・ドラルの近くにある「マー・ア・ラゴ(Mar-a-Lago)」と呼ばれる超高級会員制クラブです。

元々は、シリアル会社で莫大な富を得た起業家の娘が1920年代に建てた自宅でしたが、1985年にトランプ氏が買い取り(購入価格は約24億円)、改装や増築を行ないました。

イタリアの石やスペインのタイルなどが使われ、全体にヨーロッパの宮殿をイメージして造られています。

当初は、トランプ氏の自宅や別荘として使用されていましたが、1995年から会員制クラブとして使用されるようになりました。



現在では120位の部屋がありますが、会員は、トランプ大統領が別荘として使用している部分(1/4程度)以外を利用することができます。

ちなみに、会費は、入会金が約1,000万円、年会費が約130万円超かかると言われていますので、一般市民には縁の無い施設かもしれません。



トランプ大統領は、中東7か国からの入国を禁じたり、メキシコとの国境に高い壁を造ろうとしたりして、難民や移民の入国を嫌っていますが、このマー・ア・ラゴで働く人達の多は、ルーマニア、アイルランド、メキシコ、南アフリカといった国から来ているようです。



難民や移民の受け入れに難色を示しているトランプ大統領ですが、自分自身は移民と密接な関係を有しています。

祖父はドイツからの移民で、母親はスコットランドからの移民ですし、現在の妻は旧ユーゴスラビアからの移民です。(娘婿の家庭はユダヤ系)

「自分は良くて、他人は駄目」と言うのでは、民主主義国家を標榜するアメリカの大統領として相応しくないかもしれません。



オバマ大統領にTPPの締結を催促された時は、国会で強行採決まで行なったにもかかわらず、トランプ大統領がTPPを離脱して二国間協定を結ぼうとすると、一転して従順に応じようとする日本政府は主体性とは無縁の存在なのでしょうか?

更には、トランプ大統領は自動車貿易の不公平さを問題にしていますが、我が国の首相は、これに何と答えるつもりなのでしょうか。

トランプ大統領は、日本は自動車の関税が0%で、アメリカは2.5%の関税を課していることなど承知の上で文句を言ってるのですから、恐らく、論理的な説明だけでは対処し切れないと推測されます。

日本の自動車会社は、これまでもアメリカ政府から無理難題を言われ続け、その度に死に物狂いで工夫し克服してきたわけですから、「もういい加減にしてくれ」というのが本音ではないでしょうか。

外国との交渉能力に劣る日本の政治家は、自ら苦労することなく、これまでも日本企業の尻を叩くことで国際競争に対応してきましたが、理論が通じないトランプ大統領を如何に説得するつもりなのでしょうか。

ゴルフをして笑顔を振りまいているだけでは、とてもこの難局に対処できるとは思えないのですが・・・。


★ランキングに参加中です。
↓ポチッと押して下さると嬉しいです♪

テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済

篠田桃紅さん



上の写真は、今朝の富士山です。



こちらの写真は、昨日の富士山です。

毎日見ていても、日々異なる姿を見せてくれる富士山は、決して見飽きることがありません。

何万年もの間、悠然とそびえる富士山を見ていると、些細なことに一喜一憂する人間が、小さな存在であることを教えられます。



先日、義兄から手紙を頂きました。

和紙に書かれた文章には、書家・美術家である篠田桃紅(しのだとうこう)さんのことが書かれていました。

篠田桃紅さんが、長年、富士山麓から見てこられた富士山について書かれた文章も添えられていました。



ミシェルのお父さんは、不勉強故、篠田桃紅さんのことを知りませんでした。

そこで、早速、篠田桃紅さんについて調べてみました。



篠田桃紅さんは、1913年にお生まれになり、現在は103歳になられます。

5歳頃から父親に書の手ほどきを受け、その後の女学校時代以外は、殆ど独学で書を学ばれたそうです。

1956年に渡米され、抽象表現主義絵画が全盛期のニューヨークで作品を制作されました。

文字の決まり事を離れた新しい墨の造形を試みられ、その作品は「水墨の抽象画(墨象)」と呼ばれ、アメリカで高い評価を得ました。

そして、2005年には、ニューズウィークの「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれています。



作品の特徴としては、和紙に墨・金箔・銀箔・金泥・銀泥・朱泥といった日本画の画材を用い、限られた色彩で多様な表情を生み出しています。

篠田桃紅さんは、普段は東京にお住まいですが、暑い夏の間は、富士山麓にある別荘でお過ごしになられるようです。

その別荘から富士山を御覧になっておられたのでしょう。

篠田桃紅さんのことを教えて下さった義兄に感謝です。



★ランキングに参加中です。
↓ポチッと押して下さると嬉しいです♪

テーマ : 日々のできごと
ジャンル : ライフ

2017年賀正



あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。



★ランキングに参加中です。
↓ポチッと押して下さると嬉しいです♪

テーマ : 年末年始、お正月
ジャンル : ライフ

クメール織物



上の建物は、カンボジアの象徴とも言える「アンコール・ワット」です。

世界遺産である「アンコール遺跡」の一つであり、ヒンドゥー教の寺院です。

大伽藍と美しい彫刻を特徴とし、カンボジア国旗にも描かれています。

12世紀前半、アンコール王朝のスーリヤヴァルマン2世が、30年を超える歳月をかけて建設しました。

12世紀のアジアで、このような巨大な石造建築が造られたことに驚嘆します。



カンボジアは、かって世界でも有数の染織技術を持った国でしたが、20数年にも及ぶ内戦の影響で、優れた技術を持った織り手達の多くが亡くなり、伝統的絹織物である「クメール織物」なども失われかけていました。

そんなカンボジアに京都の友禅職人だった森本喜久男さんが行き、クメール織物の復興と活性化の為に「IKTT(クメール伝統織物研究所)」を設立し、活躍されていることを知りました。

森本さんは、タイで初めてクメール織物を見た時、その美しさに圧倒され、一瞬のうちに魅了されたそうです。

そして、「同じ布の世界に生きる者として、自分自身も素晴らしい布に携わりたい」と思ったのが活動のきっかけだったそうです。



驚いたことに、森本さんはクメール織物を復興させる為に村まで造られたそうです。

森本さんは、その理由を次のように語っておられます。

良い布を作る為には良い糸が必要で、良い糸を作るには良い蚕が必要で、良い蚕を育てる為には良い桑の木が必要で、良い桑の木の為には良い土が必要。

以前のカンボジアは全てが失われた状態だったので、土台から整える必要がああったのです。

織り手さん達の環境整備も必要で、織り手さん達の多くは小さい子供がいます。

織り機の横には小さな子供が寝れるスペースを設け、村の中には小学校も造り、もう少し大きい子は学校に通えるようにしました。

良い布を作る為には技術を持っていることも必要だが、織り手さん達が安心して丹精を込め、愛情を込めて作ることができて、ようやく最高の布ができあがるのです。



森本さんは、昔から「海外で働きたい」と思っていた訳ではないそうです。

プラティープさんというタイの女性が来日された際に森本さんの工房を訪れ、翌年、森本さんが彼女を訪ねてタイに行ったのが始まりだったそうです。

森本さんが30歳を過ぎた頃で、京都でこのまま友禅職人をやっていくことに漠然とした疑問を感じていた時期でした。

プラティープさんの所で働く幼稚園の先生に「今やっていることをタイでやったらいいのでは?」と言われ、それを聞いて「筆一本あればどこでも仕事ができる」と気づき、一気に世界が広がったそうです。



最初はタイでボランティア活動に従事したそうですが、様々な国の人がおり、ミーティングは英語だったので、森本さんは本格的に英語の勉強を始めました。

その頃、シンガポールに行った際、シンガポールの人達がシンプルな英語で会話しているのを知り、「自分の知ってる単語だけを使って、簡潔に伝える」ということを意識してから英語を話すのが楽になったそうです。

タイ語に関しても同じで、まずはひたすら話すことから始め、気になる表現は辞書で調べ、繰り返し使うようにしたそうです。

クメール語に関しては、当初、それほど勉強する気はなく、通訳を雇っていたそうです。

しかし、通訳が森本さんの言いたいことを一部(ネガティブな内容)伝えていないことに気づき、クメール語の勉強を始めました。

歳をとられてから、英語、タイ語、クメール語を勉強された森本さんの努力には頭が下がります。



森本さんは、「何事も考え方一つで大きく変わる」と言われます。

日本の学生がカンボジアに来た時、「カンボジアに来る為にコンビニでアルバイトをしたが、大変だった」と話したそうです。

森本さんは「その考え方はもったいない。将来、もしかしたらコンビニのオーナーになるかもしれない。その視点を持って働いたら得るものも違うし、きっと楽しい」と言います。

森本さん自身、10代の頃、タイル貼りの仕事をしていたことがあったそうです。

カンボジアで村を造る際、現地の人にタイルの貼り方を教える事ができ、当時の経験が役立ったといいます。

森本さんは、「何をやるにも遅すぎることはない」とも言います。

森本さんが村を造り始めたのは、50歳を超えてからです。

森本さんが次に挑戦したいのは、「織物博物館」を造ることだそうです。

森本さんは、「20世紀は、儲け第一、効率優先、薄利多売の大量生産の時代だったが、21世紀は、全て自然で作り、大量生産ではなく良い物を少量作る時代」と語っておられます。

ミシェルのお父さんも「そのとおり」と思いますし、もう自動車の販売台数や売上高の多さを競う時代ではないように思います。



★ランキングに参加中です。
↓ポチッと押して下さると嬉しいです♪

テーマ : 生き方
ジャンル : ライフ

母の思い



リオオリンピックのレスリング女子58キロ級で金メダルを獲得し、オリンピックの女子史上初の4連覇を果たした伊調馨選手に国民栄誉賞を授与することが決まったそうです。

ミシェルのお父さんは、正直申して「国民栄誉賞は、スポーツ選手ではなくて他人の為に尽くした人こそ相応しい」と思うのですが、伊調馨選手が授与されることには素直に拍手を送りたいと思います

同じレスリングの選手としてロンドンオリンピックで3連覇しながら、2012年には吉田沙保里選手だけが国民栄誉賞を授与されました。

その時、ミシェルのお父さんは「何故、伊調選手は授与されないの?」と不思議でしたが、同じように思った人は多かったのではないでしょうか。

しかし、伊調選手は、4年前に国民栄誉賞を受賞した吉田沙保里選手について「沙保里さんと同じ国民栄誉賞を授与されても同等とは思っていない。沙保里さんは尊敬する先輩」と称えました。

そして、更に「沙保里さんが居なかったら、私もレスリングにここまで打ち込めなかった。本当に感謝しなければいけない」と吉田選手に対する感謝の気持ちを語りました。



伊調選手の活躍には、2年前に他界した母トシさんの存在も忘れることはできません。

いつも試合会場で応援してくれた母トシさんは、「試合に出たら、死んでも勝て」と言っておられたそうです。

ロンドンオリンピックの5日前、伊調選手は、左足首の靭帯3本のうち1本半を断裂してしまったそうです

普通の人なら試合に出ることも難しい状況でしたが、見事にオリンピック3連覇を成し遂げました。

そして、残り3秒で逆転勝利したリオオリンピック決勝では、試合中に母の顔が脳裏に浮かんだそうです。

伊調選手は、母に感謝しつつ「母は『死んだ人間に感謝するのではなく、生きてる人間に感謝しろ』と言いそうな気がする」と、天国の母の心境を想像して語っています。



ミシェルのお父さんも、伊調選手の言葉に深く共感します。

虹の橋の伝説では「亡くなった愛犬と再会できる」と言われていますが、もしこれが真実なら、こんなに嬉しいことはありません。

しかし、一方で、ミシェルのお父さんは「生きるものが亡くなったら、無になるというのが真実なのかもしれない」とも思うのです。

人は、亡くなったものに対して立派なお墓を用意し、毎年お参りを欠かしませんが、これは生きてるものが「亡くなったあとも大切にしたい」という気持ちの表れだと思うのです。

本当に大切なのは、伊調選手が想像するように「生きてる人に感謝し、大切にする」ということのように思います。

シェリーもカリーノも既に亡くなってしまいましたが、今でも大切に思う気持ちは変わりません

そして、アンジェとミシェルを今まで以上に大切にしたいと思いますし、もしアンジェとミシェルが「幸せ」と思ってくれたら、父親として、こんなに嬉しいことはありません。



★ランキングに参加中です。
↓ポチッと押して下さると嬉しいです♪

テーマ : 楽しく生きる
ジャンル : ライフ

妻の反乱



多くの魚やジュゴンやサンゴが住む上の美しい海は、沖縄の辺野古です。

政府は、沖縄県民の反対を強引に押し切り、ここを埋立てて米軍基地を造ろうとしています。

福島第一原発の収束の目途も立っていないにも拘らず、尚も原発を推進し、原発を輸出しようとする安倍首相に対して、妻の昭恵さんが原発反対の意思表示をされているのは広く知られるところです。

その昭恵さんは、辺野古の米軍基地建設に伴う海の埋め立てにも反対の意見を持っておられます。

6月13日号の週刊現代のインタビューで「本心を言うと、辺野古の飛行場も海の上には造らないで欲しい」と答えておられます。

インタビューでは、結婚前に石垣島の新空港建設に関して「飛行場を造るとサンゴ礁が破壊されてしまう」と首相と喧嘩したことも告白されています。



そんな昭恵さんが、政府が強引に米軍のヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)を造ろうとしている沖縄の高江を訪問されました。

ベトナム戦争当時、高江にはベトナム戦争用の住居が設営され、沖縄の人達が北ベトナムの兵士の役をさせられ、殺戮の模擬訓練が行われたことを知っている日本人は少ないと思います。

辺野古の問題の陰で一般の知名度は低いのですが、ここでもヘリパッド建設反対を訴える沖縄県民が、政府によって強制排除されています。

もし、ヘリパッドが建設されると、夜の10時でも100デシベル級の騒音が住民を苦しめる可能性もあると言われています。



昭恵さんは、ヘリパッド建設に反対する住民が座り込むテントを突然訪れたことを「批判は覚悟の上」とした上で、「対立、分離した世の中を愛と調和の世界にしていく為の私なりの第一歩」と心境を語っておられます。

高江の問題を映画にした「標的の村」を見たという昭恵さんは、「何が起きているのか、自分の目で確かめたい」との思いがあった一方で、「(自身がテントに行けば混乱を招くかもと)悩みながら、周りの誰にも言わずに行った。夫にも言わずに」と、その経緯を明かされています。



上の写真は、太平洋戦争開戦のきっかけとなったハワイのパールハーバーです。

1941年12月7日午前7時55分、日本海軍の連合艦隊機動部隊がパールハーバーを急襲しました。

2時間にわたる攻撃により、戦艦を含む12隻の船が沈没し、164の飛行機が破壊され、民間人49名を含む約2400名の人が亡くなりました。

アメリカでは、宣戦布告がなされぬまま攻撃が実行されたことへの憎しみと、多くの人命を一瞬で失った悲しみを込めて、12月7日はDay of Infamy(汚辱の日)」と呼ばれています。

「Remember the Pearl Harbor(パールハーバーを忘れるな)」の言葉と共に、今でも第二次世界大戦の忌々しい記憶として語り継がれています。

過去に、アメリカは日本政府に対して「日米の和解を更に進める為にも、日本国首相のパールハーバー訪問を歓迎する」と何度も呼びかけてきましたが、日本政府が応えることはありませんでした。



そんなパールハーバーを、首相夫人である昭恵さんが訪れたのです。

昭恵さんは「ハワイには何度も来たことがありますが、パールハーバーを訪れたことはありませんでした。この一年、戦後70年ということで、先の戦争について考える機会が増えるなか、どうしても一度は訪問したいという気持ちが強くなりました。実際に、この目で彼の地を見て、亡くなった方への祈りを捧げたいと思ったのです」と、訪問の理由を語られました。

昭恵さんは更に 「ここで2400名もの人命が失われたんですね・・・。記念館に展示された様々な資料を見て、改めて『パールハーバー』がアメリカの人々にとってどのような意味を持つのかを知り、胸を痛めました」と語っておられます。

そして、昭恵さんは 「オバマ大統領が広島を訪問したことで、被爆地広島のこと、そしてあの戦争のことを改めて考える機会を持った方も多いはずです。パールハーバーについて、様々な議論や見方があるのは知っていますが、憎しみや怒りを超えて、次の世代にこの記憶を語り継いでいかなければならないと思っています。犠牲者を悼むとともに、これまでの平和に感謝し、これからの平和を築いていく為に祈りを捧げました」と、その思いを語られました



妻の昭恵さんがパールハーバーを訪れた日、ブラジルでは夫の安倍首相が任天堂ゲームのマリオに扮していました。

それを見て、ミシェルのお父さんは「小池知事が閉会式に参列したのに、何故、日本の首相まで行く必要があったのだろうか?」と、素朴な疑問が沸きました。

福島第一原発の収束問題や国家財政の危機的状況を始め、日本は問題山積です。

しかも、首相や都知事がリオに向かう前から、日本近海では3つの台風が発生し、その内の一つは関東を直撃することが予想されていました。

結果的に、幸いにも関東は大きな被害を免れましたが、北海道は農作物に甚大な被害が出ています。

舛添前都知事が危機管理の希薄さもあって辞任に追い込まれたばかりですが、そんな直後に、首相と都知事が揃って地球の反対側に行き、浮かれているというのも不思議な気がします。

また、経費削減が叫ばれているにも拘らず、都知事と首相が別々にブラジルに行くというのも、非常に「もったいない」ように感じます。

ちなみに、2機の政府専用機が海外まで1往復した場合、燃料代だけでも5000~6000万円かかり、人件費や飛行機の減価償却費まで含めると、5~6億円もかかると言われています。

華やかな舞台に顔を出したい安倍首相の気持ちも解らないではありませんが、奥様の昭恵さんのように、日本の首相には国民の目線で、「過去の日本」と「現在の日本」と「将来の日本」における「真に大切なもの」を見つめ直してもらいたいと思います。



★ランキングに参加中です。
↓ポチッと押して下さると嬉しいです♪

テーマ : これでいいのか日本
ジャンル : 政治・経済

カフェ・ナチュレ



白糸の滝を見たあと、ハリウッドでも活躍した女優の工藤夕貴さんが経営する「カフェ・ナチュレ」に行って昼食をしました。

この前を通る度に以前から気になっていたのですが、ようやく訪問することができました

右手に見える建物が、工藤夕貴さんの御自宅です。



そして、正面に見える建物が、工藤夕貴さん御自身が丹精込めて作られた有機野菜や米を使ったオーガニック料理を食することができる「カフェ・ナチュレ」です。

愛犬家の工藤夕貴さんのお店らしく、店内にはワンちゃんも同伴できます。



屋外には、このようなテーブル席も設置されています。



お家の裏側には、2頭の羊さんも住んでいます。

名前は、ゆきちゃんとさきちゃんです



お家の裏側には広い農地もあり、ここで工藤夕貴さん御自身がオーガニックの野菜などを作られています。

更には、近くの蔵元の杜氏の協力を得て、日本酒も造っておられるそうです



これが、ミシェルのお父さんが食した「薬膳カレー」です。

これは、小麦粉も動物油脂も一切使わず、新鮮なトマトをはじめとする野菜、何種類もの有機スパイス、有機トマトピューレ、有機オリーブオイルなどを使い、8ケ月もの歳月を費やして作り上げたこだわりのカレーです。

そして、お米はアイガモ農法米を5分付きで炊き上げたものです。

通常のカレーとは大いに異なり、食べている最中から「これは、身体に良さそう」と感じる程です



こちらは、お母さんとYUKIお姉さんが食したオーガニックの「パスタ」です。

お父さんも少し麺を頂きましたが、腰が強くて美味しかったです



工藤夕貴さんは愛犬家としても有名ですが、子供の頃から犬や猫と暮らしていて、動物が近くにいない生活は想像できないといいます

今では、キャンピングカーも購入し、月に1回のペースで犬連れ旅行をされているそうです。

工藤夕貴さんは、26歳の時から8年間アメリカに住んでおられましたが、その時も「アインスタイン君」と「ラグラス君」という2頭のラブラドールを一緒に連れて行かれたそうです。

当初はオーディションに落ちまくり、仕事も無くて食べるにも困るような悲惨な生活だったそうですが、いつも2頭の愛犬が癒してくれたそうです。

工藤夕貴さんは、愛犬に関して「食事には凄く気を使っています。人間も同じですけど、まず、身体に良い物を選んで、決して食べさせ過ぎないこと。それから、ストレスをかけないこと。これは一番大事だと思います。」と語っておられます。

そのお蔭で、アインスタイン君もラグラス君も年老いても寝たきりにならず、アインスタイン君は16歳、ラグラス君は18歳という長寿を全うしたそうです。

また、工藤夕貴さんは、犬の躾に関して『どんな犬に対しても「出来ない」と決めつけないで、「このコは出来る、変わる」って飼い主さん自身が愛犬を信じてあげて欲しいなって思います』と語っておられます。

更に、工藤夕貴さんは、犬に関する日本の現状を憂えて「人間と犬は同じ社会をシェアしている生き物同士なのに、法律ではいまだに犬は物扱いで悲しくなります。犬を家族の一員として認める法律が一日も早く作られて欲しいし、社会の認識も変化していって欲しい」と願っておられます。



★ランキングに参加中です。
↓ポチッと押して下さると嬉しいです♪

テーマ : 楽しく生きる
ジャンル : ライフ

One Love



上の写真の女性は、ルダシングワ(吉田)真美さんです。

世界には、驚くような人物が存在しますが、彼女もそんな一人です。

彼女はルワンダに住み、身体の不自由なルワンダの人達の為に、無償で義手や義足を作っておられます。

何故、か弱き日本人女性が、日本から遥か彼方にあるルワンダに



ルワンダは、アフリカ中央部にある小さな国です。(赤い印)

ルワンダの国民は、元々、農業や牧畜や陶芸などを営みながら、平和に暮らしていました。

ところが1889年頃から、ドイツやベルギーが植民地化し、ルワンダの人達を支配し易いように、国民を3つの民族に分けてしまいました。

そして、身分証明書を作り、そこに民族名を書くようにしたのです。

このような間違った政策が、その後の大悲劇を生むことになりました。

1994年、国民の大多数を占めるフツ族により、ツチ族穏健派と少数民族であったツチ族の大虐殺が勃発したのです。

なんと、約100日間ほどの間に、当時のルワンダの総人口約730万人の内、80万から100万もの人が殺害されてしまったのです。

更に、この紛争や地雷の為に、多くの人達が身体に障害を負いました。



真美さんは、中学の頃に母親を亡くし、父親の手で育てられました。

高校を卒業してOLとして働いていたのですが、ある日、「ケニアでスワヒリ語を学ぼう」という案内を見て、OLを辞めてアフリカに旅立ったのです。

真美さんがケニアでスワヒリ語の勉強をしている頃、迫害から逃れる為にルワンダからケニアに来ていたツチ族のガテラさんと知り合いました。

ガテラさんは、幼い頃に受けた治療ミスによって足が不自由になり、義足を付けていました。

真美さんは、日本へ帰国したあと、ルワンダの紛争が悪化したことを知り、ガテラさんを日本に呼び寄せます。

日本に着いてしばらくした時、ガテラさんの義足が壊れてしまい、一軒の義肢製作所を訪ねました。

真美さんは、 義肢の製作がルワンダの人達を救えることを感じ、ここで修業する決心をします。

5年かけて義肢製作の資格を取得した真美さんは、ガテラさんとルワンダに旅立ちます。



ルワンダに渡った真美さんとガテラさんは、義手や義足を必要としている人達の為に「ムリンディ・ジャパン・ワンラブ・プロジェクト」を発足させました。

ムリンディ・ジャパン・ワンラブ・プロジェクトは、傷つきながらも大虐殺の時代を生き延びることができた人達を支援する為に始まったのです。

大虐殺後のルワンダは全てが破壊され、ゼロからのスタートでした。

30年以上続いた紛争は1994年に終結し、真美さんは、首都キガリ市に小さな工房を構え、義足作りを始めました。

当初は、年老いた真美さんの父親が、義肢製作費用を支援する為に、日本で募金活動に精を出されていたようです。

その後、ルワンダ政府から提供された土地にレストランや宿泊施設などを開設し、その売上金も義肢製作費用に充当されておられるようです。

身体の不自由な人達が、真美さんが作った義手や義足を装着した時に見せる笑顔が、とても印象的です。

真美さんにとっても、この笑顔が、大変なご苦労を続けられる活力になっているようです。

ミシェルのお父さんは、心から「真美さんのような女性にこそ国民栄誉賞が相応しいのでは」と思いました。



★ランキングに参加中です。
↓ポチッと押して下さると嬉しいです♪

テーマ : 生き方
ジャンル : ライフ

プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

●リンクフリーです。貼ったり剥がしたり、ご自由にどうぞ。

カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
最新記事
最新トラックバック
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
FC2カウンター
人気ブログランキング