自然を活かして自然を描く



今朝の気温は、7.5℃でした

さすがにポロシャツ一枚という訳にはいかず、ジャンパーを着て散歩に出かけました



今朝も空気が澄み切っており、富士山がクッキリと見えました

気温が低くても、気分は爽快です



皆さん、この絵は、何で描かれたか分かりますか?

水彩画?それとも油絵?

正解は、押し花です。



上の絵を描かれた金子政子さんです。

金子さんは、小さい頃から花が好きでした。

27年前に押し花を始めましたが、そのきっかけは、近所の女性が作った四つ葉のクローバーの押し花を偶然目にしたことだったそうです。

鮮やかな緑色に感動し、その女性に押し花の基礎を学びました。

2年半でインストラクターの資格を取り、2001年には、押し花で風景画を描き始めました。

当時は東京のマンション暮らしで、狭いベランダをジャングルのようにして植物を育てていましたが、御主人の定年を機に、広い庭を求めて富士河口湖町に移住しました。

2005年、町役場で11作品だけの小さな絵画展を開きましたが、それを見に来てくれた町民の男性から「まだ河口湖の町民とは言えないな」と言われたそうです。

展示作品の中に、富士山を描いたものが無かったからです。

金子さんは、とっさに「来年、富士山の絵を並べてもう一度やります」と答えました。

誰もが知っている日本で一番の山。

金子さんは「『こんなのは富士山じゃない』と言われないように、山の曲線や雪の載り方を、そのまま再現するのが大変でした」と、当時の苦労を語ります。

翌年、富士山ばかり15点の作品を並べました。

あの男性が「町民になったね」と笑ってくれました。



押し花で、昔懐かしい日本の風景を描く。

一見すると、落ち着いた色合いの水彩画のようですが、樹木の一つひとつ、空のグラデーション、建物の瓦まで、全てが様々な植物で描かれています。

自宅の庭で育てる約360種の草花の他、富士河口湖で採れる雑草や苔、倒木だけを使っています。



押し花作りでは、花が咲いたら、色が最も鮮やかな、その日のうちに摘み取ります。

乾燥剤のマットに花びらや葉を一枚ずつ挟み、ポリ袋に入れて重しを載せます。

夏は3~4日、冬は1週間~10日で出来上がります。

乾燥させたら、100種類以上に分けた保管袋に入れておきます。



風景の切り取り方は、独特です。

構図を決めたら、夜明けから夕暮れまで、その場所で見つめ続けます。

どの時間を取り上げるのか、決める為です。

金子さんは「その時間の光の明るさ、影の長さ、風が吹いた時の川のさざなみの方向まで、忠実に再現したいんです」と言います。



画材となる花は、粘着シールやスプレーで貼り付けていきます。

一日8時間没頭し、2週間程で1枚の絵が完成します。

真空保存すれば、半永久的に花の色はあせることはないそうです。

押し花の風景画は、普通、空や水は和紙で表現しますが、和紙を使わない絵にも取り組んでおられるそうです。

アスターやマーガレットの花びらを一枚一枚並べて、微妙な色の変化を表します。

この2、3年で、全て花だけで描くことが出来るようになったそうです。

金子さんは「いつか、地元の河口湖美術館で展覧会を開くことが、今の夢だ」と言っておられます。



★ランキングに参加中です。
↓ポチッと押して下さると嬉しいです♪

スポンサーサイト

テーマ : 絵画
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

非公開コメント

No title

今日もクッキリ、すっきりした姿の富士山。朝から
こんな富士山を見られた時は、良い日になる様な
気持ちになられるでしょうね。

金子さんの押し花の絵、驚きました!素晴らしい
ですね。絵に取り組まれる姿勢も素晴らしいです
けれど、作業の精密さ…絵に使えるようにする為の
準備、とても繊細ですね。花や自然に対する愛情、
情熱が感じられますね。個展をひらかれた時には
ぜひ拝見できれば…と思いました。
素晴らしい方と作品を教えて頂き、有難うございました。

早い!

もうマイナス7℃ですか~。家のあたりは5℃でしたが、北海道でも氷点下や雪が舞った地域があるようですね。暑い夏の年は雪が多い冬になると聞きました。八ヶ岳初冠雪(うちは八ヶ岳南麓です)いつかなぁと楽しみと凍結恐怖半々で待っています。冬景色は四季で一番好きです。

Re: No title

>勘太‐モモのママさん
仰るとおりです。
美しい富士山を見ると、気分も軽やかになります。

とても押し花で描いた絵とは思えませんよね。
色々な押し花を貼り付けていく様子を見ると、気の遠くなりそうな作業ですが、思いのほか短時間で出来上がるのには驚きました。
地面に落ちている植物も大切に持ち帰るのを見て、自然を愛する人でないと出来ない作品だと思いました。

Re: 早い!

>1読者さん
大変失礼いたしましたv-435
何か他のことを考えていたのか、間違ってマイナス記号を付けてしまいました。
性格には、+7.5℃です。
お詫びと供に、訂正させていただきます。

こちらも、冬になると、よく-7.5℃位にはなります。
カリーノパパは、雪国育ちで、かつ長く競技スキーをやっていましたので、冬景色が大好きです。
過去記事の中にも、行ったことがあるヨーロッパのスキー場を取り上げています。

今回は失礼しましたが、今後供よろしくお願いいたします。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

●リンクフリーです。貼ったり剥がしたり、ご自由にどうぞ。

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
最新トラックバック
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
FC2カウンター
人気ブログランキング