日本プロ野球統一球問題



写真の人物は、日本プロ野球機構のコミッショナーである加藤良三氏です。

コミッショナーということは、日本プロ野球界のトップであることを意味します。

加藤コミッショナーの略歴は、外務省の外交官として長く北米大陸に関係し、最後は、駐米大使を2期(6年間)務められました。

大使退任後、大使経験者が大企業の役員などに天下るのと同じように、日本プロ野球機構のコミッショナーに迎えられました。

コミッショナーは実質的な仕事は殆ど無く、昔から「お飾り」と言われていましたが、報酬として年間3千万円も受取れます(交際費込)。



加藤コミッショナーは、2009年の第2回WBC(野球の世界大会)終了後、「日本代表の大会3連覇に向けて、プロ野球の使用球をWBCで使われる米国のボールに合わせるべき」との見解を発表しました。

その結果、2010年夏に翌シーズンからの統一球導入が決まりました。

それ以前に日本のプロ野球で使われていたボールとの違いは、上の写真に示されているとおりです。

反発力が低められたことにより、以前よりも「飛ばないボール」になったのです。



ボールが飛ばなくなったのは、ホームラン数を見ても明らかです。

統一球が導入される以前は、年間1,605本ものホームランが出ていましたが、統一球が導入されてからは、2011年が年間939本、2012年が年間881本と激減しています。

ところが、今年になって再びホームランの数が増え、昨年のペースと比べると、1.5倍にもなりました。

そして、誰もが「これは変だ!」と疑問を持つようになりました。



日本プロ野球機構としても「これ以上は隠しておけない」と思ったのか、急遽、記者会見を行い、下田事務局長が「統一球を、より飛ぶ仕様に変更するようにミズノに指示し、ミズノには、このことを公開しないように要請した。コミッショナーには相談して進めていた」という趣旨の発言を行いました。

このようなことが秘密裏に行われたことは大問題で、日本中が大騒ぎになりました。

あまりの騒ぎに驚いたのか、日本プロ野球機構は、再度、記者会見を行いました。

そして、下田事務局長は「自分の独断で行なった」と前日の発言を変え、加藤コミッショナーは「私は昨日まで仕様変更を全く知らなかった。これは不祥事ではない」という趣旨の発言をしました。



本当に不祥事ではないのでしょうか?

選手やチームに公表もせずに、反発力を高めて飛ぶボールにするということは、普通の人なら、プロ野球の公平さを根底から揺るがしかねない大問題と思うはずです。

日本のプロ野球では、野球場の大きさに関して「本塁より左右両翼のフェンスまでの最短距離は325フィート(99.058m)、中堅のフェンスまでの最短距離は400フィート(121.918m)を必要とする」と定めていますが、これを秘密裏にフェンスの位置を変えたりしたら、大変なことになります。

今回の統一球の仕様変更は、これと同じような問題だと言えるのではないでしょうか。

しかも、秘密裏に仕様変更された統一球にも加藤コミッショナーのサインが入っていることを、なんと言い訳するのでしょうか?

下田事務局長は、騒動の責任をとって辞任する意向のようですが、加藤コミッショナーは辞任の意思はないそうです。

加藤コミッショナーが、例え、知らなかったにしても、日本プロ野球機構のトップとして問題の責任をとるのは当然のことだと思います。

問題が起きた場合、「部下の責任にして、自分は責任をとらない」というトップが日本には多いように感じますが、とても情けなく思います。



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No title

本当に、驚いたニュースでした。私も野球ファン
なので、今年はやけにHRが多くない?と弟と
電話で話していましたが、まさかこんな事が
行われていたなんて、驚愕です。この件に関しては
徹底的に経緯を説明してもらいたいです。選手と
ファンを裏切る行為です。今年と去年の、選手の
成績を正しく比較する事ができません。数字で
年俸を決められる選手達に、どう責任をとる
つもりなのでしょうか。選手の気持ちを思うと
やりきれません。
選手が気持ち良くプレイでき、その力を充分に
発揮出来る様に、その事に心をくだいて欲しい。
ファンも純粋にゲームを楽しめるように、早く
なります様に!

No title

なんか情けないというか・・・・

パパさんが仰るように、知らなかったではすまされないですよね!!

いい大人が恥ずかしいですね!

No title

プロ野球への信頼を裏切るような行為をしておいて、不祥事ではないとは、この人の頭は、いったいどうなっているのでしょうね。
この人は元駐米大使だったそうですが、このような人がいるから、日本の外交はお粗末なのでしょうね。

Re: No title

>勘太‐モモのママさん
大勢の人が驚いたでしょうね。
こんな非常識なことが行われていたとは、本当に情けなく思います。
仰るとおり、選手とファンを裏切る行為だと思います。
これを「不祥事ではない」と言うコミッショナーの頭は、どうなっているのでしょうか?
こういう人が駐米大使だったとは、信じがたいです。

Re: No title

>流花・桃花ママさん
日本のプロ野球を統括すべき組織が、こんな非常識なことを行なっていたとは、本当に情けないです。
コミッショナーは「知らなかった」と言っているようですが、組織のトップとして、知らなかったこと自体も大きな問題です。
しかも、仕様変更されたボールにコミッショナーのサインが入っていますが、内容も確認せずに盲判を押したことになり、その責任も重大です。
駐米大使をやった人物が、そんなことも解らないのでしょうかね。

Re: No title

>KENTさん
KENTさんが言われるとおり、このコミッショナーの常識が疑わしく思います。
こういう非常識な人が外交官をやっているから、日本の外交はお粗末と言われてしまうのだと思います。

今日にニュースでも、日本の大使が、国連で「シャラップ」と言って問題になっていましたが、大使をやるほどの人が、公の場で言っていい英語と言ってはならない英語も解らないようでは、お粗末極まりないと思います。
外務省も、そろそろ試験の成績が良いだけの人間を採用するのを止めた方が良いと思います。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

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