原発の実情

ミシェルのお父さんは、福島第一原発事故が早くも風化しつつあるように感じ、危機感を覚えています。

そんな訳で、今日は、原発に関する気になるニュースについて、語ってみたいと思います。



安倍首相が、原発輸出のトップセールスを行なっている一方で、福島県の県民健康管理調査に基づいて、福島県立医大が、原発事故による放射線の影響結果を公表しました。

それによれば、約17万4千人の子供の中で、12人が甲状腺癌、16人が疑わしいと診断されたそうです。

子供の甲状腺癌の発生率は、100万人当たり1~3人といいますから、今回の結果は、その約70倍ということになります。

福島県立医大や多くの専門家は、必ずしも被爆の影響とは考えていないようですが、同時に「もっと詳しい調査をしなければ判断はできない」とも語っています。

ツェルノブイリ原発の事故の影響で、今だに多くの子供達が甲状腺癌で苦しんでいることを考えると、日本の対応は、極めて楽観的であり、お粗末のように思えます。



最近のニュースで、横浜市の中央水産研究所が「去年8月に福島県沿岸で採取された極めて高い濃度の放射性セシウムを含むアイナメは、セシウムを徐々に蓄積したのではなく、福島第一原発事故の発生直後に大量に取り込んでいた」とする分析結果を発表しました。

去年8月に福島県南相馬市の沖合1キロで採取されたアイナメからは、食品基準の380倍と極めて高い濃度の放射性セシウムが検出されました。

中央水産研究所は、樹木の年輪のように魚の成長と共に大きくなる「耳石」と呼ばれる組織に注目し、このアイナメが放射性セシウムを取り込んだ時期を分析しました。

その結果、耳石の断面の内、福島第一原発事故が起きた一昨年春から夏の間にできた部分で、放射性物質の反応が最も強く出たということです。

果たして、人間に関しては、どうなのでしょうか?



福島第一原発周辺に住んでいた人々を含めて、被災地の方々は、今も苦しんでおられます。

そのような被災者を支援する為に復興庁という組織が新設されたはずですが、復興の為に使われるべき税金が、およそ復興とは関係ない所でも使われているというニュースを見て、唖然としました。

そんな復興庁に疑問を抱いていた矢先に、今度は、そこの幹部が愚かなことをツイートしていたというのですから、開いた口が塞がりません。

被災者を支援すべき役所の幹部が、市民団体や町議会に対して、「左翼のクソどもから、ひたすら罵声を浴びせられる集会に出席。不思議と反発は感じない。感じるのは相手の知性の欠除に対する哀れみのみ。」とか、「田舎の町議会をじっくり見て、余りのアレ具合に吹き出しそうになりつつも我慢」とか言っているというのですから、国民に「政府を信じなさい」と言うのは、無理があるように思います。



安倍首相は、原発輸出のトップセールスに際して、「最新の技術力」と言ったそうですが、何を根拠にそのような発言をしたのでしょうか?

写真は、福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」です。

最近のニュースで、1万点近い機器の点検を怠っていたことが発覚しました。

また、「もんじゅ」の直下には、活断層がある可能性が高いと言われています。

「もんじゅ」では、配管にステンレス鋼を使っていますが、ステンレス鋼は温度が上がると大変よく伸びます。

この為、「もんじゅ」で使用する配管は10ミリと薄く(一般の原発では70ミリ)、配管を長くするなどの対策を行なっています。

しかし、専門家の中には「この構造は、地震などの震動に極めて弱い」と考える方も多いようです。



「もんじゅ」は、毒性の極めて強い放射性物質プルトニウムを燃料に使う原発です。

わずか1グラムのプルトニウムが外気に放出されるだけで、百万人が肺ガンを発病する危険があると言われています。

そして、冷却に水を使う一般の原発とは異なり、冷却にナトリウムを使用しています。

このナトリウムも、水や空気にふれると激しく反応し、爆発事故を引き起こす可能性があります。

1995年12月、「もんじゅ」の配管からナトリウムが漏れ、火災が発生しました。

しかし、この火災事故を隠蔽するという、あってはならない事件が起きました。



これは、茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の実験施設です。

先日、実験中に放射性物質が漏れ、33人が被爆していることが判明しました。

放射能漏れの警報器が鳴ったそうですが、「いつもの誤報(1日に10回ほど警報が鳴る)」と判断し、警報器を止めて実験を継続したそうです。

しかも、建物内の放射能濃度が通常の10倍を示したということで、フィルターも設置されていない換気扇を回して空気を屋外に逃したというのですから驚きます。

1万点近い機器の点検が行われていなかった「もんじゅ」も、同じ日本原子力研究開発機構によって運営されています。

原子力規制委員会が語ったように、このような組織が「もんじゅ」のような危険な施設を運営していること自体が大きな問題と言えそうです。



これは、青森県六ケ所村にある使用済み核燃料の再処理工場です。

プルトニウムやウランだけでなく、使用済み核燃料に含まれるさまざまな放射性物質を取り出す工場で、原発以上に危険と言われている施設です。

建設と試験の各段階でトラブルが続き、完成時期を何度も何度も先延ばしせざるを得ない状況です。

再処理工場の直下にも活断層があると言われており、「六ケ所村がある下北半島の東側の海底にある長さ約84キロの大陸棚外縁断層とつながってM8級の地震が発生する可能性がある」と指摘されています。

このように問題山積の国内事情を抱えながら具体的解決策もない日本ですが、安倍首相は、尚も放射能の問題を外国にも広めようというのでしょうか?

ちなみに、安倍首相夫人は「原発は無い方が良い」というお考えで、原発輸出には反対されておられるそうです。



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No title

いつ収束するのか分からない福島第一原発や避難中の被災者のことを考えると、問題解決もできていないのに外国に原発を売り込もうとする日本政府に大きな疑問を感じます。
広島、長崎、そして福島で、放射能の怖さを世界で一番体験しているはずの日本が、更に放射能のリスクを世界に広めようとするのは、誠に愚かだと思います。

No title

本当に、問題が現在進行形で起こっている原発を、
何故、安全だというのでしょう。本当に、原発の
事だけでなく、被災地の問題も、ツィート事件!
もう、本当に、日本人の恥です。同じ震災がいつ
又、おきても不思議ではないこの国で、なぜに
こんなに危機感が薄れてしまうのでしょう。
被災地の方々は、助けてもらうどころか、まだ
国から苦しめられておられますね!

Re: No title

>KENTさん
KENTさんが言われるとおりですね。
自分達の子供を含めて子孫に絶望的な負の財産を遺すことが解っているのに、更に同じ過ちを世界に広めようとしている安倍首相の行いは、狂気の沙汰としか思えません。

Re: No title

>勘太‐モモのママさん
ママさんの仰るとおりです。
まさに世界に対して、日本の恥をさらけ出していますね。
恥だけではなく、放射能も地球全体にばらまいていることを自覚しているのでしょうか?

先日も、元北朝鮮の軍人が、日本の漁船の乗組員を拉致していたことを告白していました。
漁船の乗組員を拉致していた一つの理由は、海岸線に存在する日本の原発の正しい位置を知りたかった為とのことでした。
これは、日本の原発は、有事の際に北朝鮮の攻撃目標になることを意味しています。
しかし、日本の原発には、そのような対策が講じられていないのですから、攻撃されたら福島第一原発の二の舞です。
つまり、日本は、自分の身体に原爆を巻き付けているようなものだと思います。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

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