チェルノブイリ・ハート



「チェルノブイリ・ハート」は、2003年に制作されたドキュメンタリー映画です。

監督は、マリアン・デレオ。

2004年に「アカデミー短編ドキュメンタリー映画賞」を受賞した映画です。

2006年4月28日には、国連総会で放映されています。

この映画は、今年、日本でも上映されましたが、ミシェルのお父さんは、見逃してしまいました。

幸い、YahooのGyaO(無料配信映画)で放映されていて、昨日、観ることが出来ました。

映画を見た感想は、「ショック!」の一言です。



チェルノブイリの事故が起きたのは1986年ですから、既に25年以上も経っています。

この事故で放出された放射能は、広島で落とされた原爆の約600倍だと言われています。

被災者は900万人。強制的に移住させられた人々は40万人と言われています。

日本では、「とっくに終わったこと」と思われているように感じますが、映画のポスターにも書かれているように、「事故から25年・・・まだ終わっていない」というのが真実です。

終わるどころか、更に被害が深刻化しているのが現実です。



監督のマリアン・デレオは、ウクライナとベラルーシを訪れ、これらの国におけるチェルノブイリ原発事故による子供達の健康への影響をフィルムに収めました。

この地域では、多くの子供達が、生まれつき「チェルノブイリ・ハート」と呼ばれる心臓疾患や放射線障害に苦しんでいるのです。

今でも、ベラルーシ(チェルノブイリから約80kmの町)で生まれる子供達の内、たった15〜20%だけが正常な赤ちゃんなのです。



チェルノブイリは、放射能汚染を防ぐ為、最終的にコンクリートで原発建家を覆いました。

しかし、コンクリートは既に劣化してきており、天井部分は崩壊の恐れがあります。

また、コンクリートの亀裂から侵入した雨水が大量に溜まり、それが放射能に汚染されています。



写真の子供は、水頭症です。

この他にも、背中や後頭部に巨大なコブが出来ている子供も大勢います。(あまりにも悲惨で、写真の掲載は出来ません)

チェルノブイリから200kmも離れた学校では、今も甲状腺の検査を行なっていますが、問題を持つ生徒の数は増え続けています。

生まれながらにして心臓に重度の障害がある子供は、手術をしなければ、成人できないまま死亡してしまいます。

そして、心臓手術の順番を待つ子供達は7千人もいるのですが、その多くの子供達は、手術を受けることがかなわないまま亡くなっています。



ベラルーシのゴメリ州の甲状腺癌の発症率は、事故から25年後の時点で、1千倍にも増加しました。

奇形児の出生率は、25倍に増加しました。

そうした中、遺棄乳児院の「ナンバーワン・ホーム」と呼ばれる施設が作られました。

重度の障害を抱え生まれて来る子供達が多発し、遺棄されるケースが多くなった為、このような施設が必要になったのです。



チェルノブイリと同じ「レベル7」の福島第一原発の事故から、わずか1年。

日本では、時たま、ごく表面的なことのみが、テレビで報道されるだけになってしまいました。

そして、先日行われた衆議院選挙では、不可解にも、自民党が圧勝してしまいました。

海外のマスコミは、この結果を「日本は、原発推進派を支持」と報道しています。

「美しい国」を望む安倍総裁には、是非とも「チェルノブイリ・ハート」を観て頂きたいと思います。



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テーマ : 映画を見て、思ったこと
ジャンル : 映画

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No title

私も、「チェルノブイリハート」は見逃してしまいましたが、
今年、どのテレビ局か忘れましたが、チェルノブイリの今を
レポートしており、偶然、見る事ができ、ショックを受け
ました。ほんとうに、ますます被害は深刻になっているの
です。日本では被災地のニュースも激減してしまいました。
福島の置き去りにされたワン、ニャンをレスキューされて
いた団体の代表さんも、立ち入りが止められ、ハンストを
されていると聞きました。政治屋の皆さんが自分の当選に
躍起になっている間にも、尊い命が毎日、失われました。
日本人は、こんなにも、愚かだったのでしょうか。東北の、
懸命に生き抜いていらっしゃる方々、動物達に、なんと
言って謝罪すればよいのか、言葉を知りません。

No title

チェルノブイリの事故の時、アレはソ連だから起きた事、日本ではありえない、的な論評をしている人が大勢いましたね。
その人たちは福島の後には、事故を過小評価しようと躍起になっていた事を思い出します。
今、私の周りの「善良な人々」の多くが「原発をなくすと電力が不足して大変だからやはり原発は必要だよね」と新聞記事に基づいた良識(?)ある判断をしています。
ゴミウリ新聞、許すまじ!!
皆さん、是非「東京新聞」を購読して下さい。

No title

チェルノブイリは「まだ終わっていない」というよりも、これから半永久的に続くのでしょうね。
それが、放射能の恐ろしさだと思います。
一方、福島第一原発は、「本当の怖さは、これから始まる」ようにも思えます。
原発を推進したのは、元々、自民党ですし、レベル7という壊滅的事故が起きても、まだ原発の維持を考えているのも自民党です。
どうして、こんな政党が選挙で大勝してしまうのか、全く理解に苦しみます。

Re: No title

>勘太‐モモのママさん
チェルノブイリの今は、カリーノパパも見ました。
益々深刻になっている被害が、これから半永久的に続くかもしれないのが放射能の怖さですね。

政治屋って、結局、自分達を支援してくれる企業や団体の味方で、本当に困っている国民の見方ではないように思います。
強気を助け、弱気をくじくのが、政治屋なのでしょうね。

自民党が、そういう政治を長年やってきたことは、多く国民が認識しているはずなのですが、何故また自民党に政権を委ねてしまうのか、本当に理解に苦しみます。
日本国民というのは、「喉元過ぎれば、熱さを忘れ易い」のでしょうかね?

Re: No title

>タフちゃん
そんなことがありましたね!

チェルノブイリの事故があった時は、我々が勤めていた会社が東独でホテルを建設していたのですが、私は、次期プロジェクト用の人員に内定していたのです。
結局、次期プロジェクトを受注出来なかったので、東独に行くことは無かったのですが、もし行っていたら、放射能に汚染されていたかもしれません。

確かに、ゴミウリ新聞ですね。
政界癒着のナベツネが、ゴミウリ新聞に居る限りは、絶対に購読しませんし、ジャイアンツも応援しませんv-411

Re: No title

>kentさん
kentさんが仰るとおりですね。
放射能は見えませんから、政府や東電が「安全」と言えば、国民は、それを信じるしかないのですよね。
しかし、政府も東電も、真実は国民に伝えないでしょうから、その真実が現実となった時が怖いと思います。
チェルノブイリ事故の際も、国は隠蔽を図り、それが被害を更に大きくしたと言われているようです。

自民党は、早速「安全であれば、原発再稼動」という方針を発表したようですが、こういう政党に、何故、国民は投票するのでしょうね?
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

●リンクフリーです。貼ったり剥がしたり、ご自由にどうぞ。

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