fc2ブログ

南フランスの美しい村



南フランスのカンヌとニースの間に「サン・ポール・ド・ヴァンス」という名前の美しい村があります。

多くの芸術家達がサン・ポール・ド・ヴァンスを訪れましたが、画家のマルク・シャガールは、20年間ここで暮らしました。

上の写真は、サン・ポール・ド・ヴァンスの小道です。



上の写真も、サン・ポール・ド・ヴァンスの小道です。

ミシェルのお父さんが大学生だった頃までは、東京にも味わい深い小道が多数ありました。

しかし、消防車が通れないという理由だけで、無残にも小道は広げられ、せっかくの貴重な財産が無くなってしまいました。

ヨーロッパと比べると、極めて短絡的な考えだと思います。



サン・ポール・ド・ヴァンスの近くに、ヴァンスという村があります。

その村に、画家のアンリ・マティスがデザインしたと言われる「ロザリオ礼拝堂」があります。



アンリ・マティス(1869~1954)が、建物からステンドグラスに至る全てをデザインしたそうです。

晩年の1947年から1951年にかけ、4年がかりで建てられた礼拝堂について、マティスは次のように語っています。

「この礼拝堂は私にとって、画家としての人生全ての結果であり、真摯で困難で絶大な努力が実を結んだものである」

「私が模索しながら歩み続ける道程の終着点において、運命の方から私を選んでくれた仕事であり、この礼拝堂が私の模索を一箇所にまとめて留める機会を私に与えてくれた」

「この人間らしい感情の表現からは、そこに含まれ得る誤りは自ずから抜け落ち、造形の伝統の未来と過去を結びつける、命に満ちた部分が残るだろう」



マティスが礼拝堂のデザインを引き受けたのは、ニースで絵のモデルをし、腹部癌の手術を受けたマティスを看護師としても世話した女性の存在があったそうです。

マティスは、1943年、ニースへの爆撃を避けてヴァンスに転居した際、家の向かいのドミニコ会修道院に尼僧見習いとして来たその女性と再会し、修道院が新たに作る礼拝堂のステンドグラスの下絵を女性がマティスに見せたのがきっかけだったといいます。

70代に入り、病気のせいもあって絵画から切り絵に新たな世界を見出していたマティスは、ベッドと車椅子の生活の中で、切り絵を使ったステンドグラスのデザインや聖母子像などの下絵づくりを進めました。



祭壇の背後のステンドグラスは、「命の木」と名付けられ、ウチワサボテンがモチーフになっています。

不毛な砂漠で花を咲かせ、実をつけることから、忍耐力や意志のシンボルと考えたそうです。

ヤシの葉をデザインした脇のステンドグラスと共に、用いた色は緑、黄、青の三色。

壁には、白色のセラミックのパネルに黒の線だけで描かれた聖母子とキリストの生涯の14場面が描かれています。

マチスは、礼拝堂完成から3年後に死去し、これが最後の作品となりました。



↓ポチッと押して下さると嬉しいです♪

人気ブログランキング

スポンサーサイト



テーマ : フランス
ジャンル : 海外情報

コメントの投稿

非公開コメント

本当に美しい

村の小道も礼拝堂も本当に美しく、私も行ってみたくなりました。
一方で、日本の味わい深い小道が無くなるのはもったいない限りで、政策の貧困さを感じます。

Re: 本当に美しい

>グレースパパさん
仰るとおり、村の小道も礼拝堂も本当に美しいです。
日本の場合は、せっかるある味わい深い小道や建物を、短絡的な考えで無くしてしまうことが多いように感じます。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

2018.5.5永眠、享年14歳10ヶ月

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2020.11.08、享年11歳3ヶ月

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

カレンダー
11 | 2022/12 | 01
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新記事
最新トラックバック
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
FC2カウンター
人気ブログランキング
ランキングに参加中。 ポチッと押して下さると嬉しいです♪