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国家が破産する日



昨日の夕方、たまたまCS放送のムービープラスを見たら、韓国映画の「国家が破産する日」が報じられていました。

全く予備知識が無かったので、最初は何となく観ていたのですが、画面が進むにつれて、映画に引き込まれていきました。

軽薄さが目立つ日本の映画と違い、韓国の映画はリアルで骨太の作品が多々あるように感じます。

「国家が破産する日」は、2018年の韓国映画です。

この映画は、1997年に韓国を襲った国家破産の危機を、立場の異なる3人の視点から描いた社会派映画です。

主な出演者は、最悪の事態を回避すべく奮闘する韓国銀行の女性のチームリーダー「ハン・シヒョン(キム・ヘス)」、危機をチャンスと見て大きな賭けに出る金融コンサルタント「ユン・ジョンハク(ユ・アイン)」、何も知らずにただ政府の言うことを信じる町工場の経営者「ガプス(ホ・ジュノ)」です。



1997年当時の韓国は、経済成長を遂げ、経済先進国への仲間入りを果たし、国民の85%以上が自らを中間層と考えていました。

しかし実際には、誰もが将来を楽観視する中、国家破産の危機が静かに迫りつつあったのです。

危険な兆候を察知した韓国銀行(日本銀行に相当)の通貨政策チーム長であるハン・シヒョンは、国家破産まで残された時間はわずか7日間と予測していました。

彼女は危機回避に奔走しますが、政府の対応は遅れ、「一刻も早く危機を公表しなければ国民は大打撃を受ける」という主張も退けられてしまいます。



同じ頃、金融コンサルタントのユン・ジョンハクは、金融危機の兆候を独自に予測し、国家的な危機は自分にとってのチャンスと見て会社を辞め、彼を信じる顧客を集めてギャンブルまがいの投資に乗り出します。

そして、ジョンハクは国民に真相を伝えようとしない政府の策略まで読み、見事に大きな儲けを得ます。



一方で、金融危機が迫っていることなど露程も知らない食器工場経営者のガプスは、大手百貨店から大量の受注を約束手形で引き受けてしまいます。

そして金融危機に気づいた時には、大手百貨店は倒産してしまい、代金を回収できず、社員に給与を払えず、材料業者にお金を支払うこともできなくなってしまいます。



国家の破産という金融危機に対して、韓国経済産業省の次官は、国連の専門機関であるIMF(国際通貨基金)の支援を受けようとします。

しかし、タイやインドネシアでIMFが行ったハゲタカ的な行為を知っているシヒョンは、IMFの支援を受けることに強く反対します。

にもかかわらず、次官の「中小企業は切り捨てても、大手企業を守れれば良い」という思惑が通り、IMFとの協議が強引に遂行されてしまいます。

IMFとの協議は合意内容も判らないまま覚書を交わすという危険な展開から始まり、シヒョンは何度も抵抗を試みますが、その都度、次官に跳ねのけられてしまいます。

そして、IMFは、支援の前提としての6つの条件として、「総合金融会社11社を営業停止とし、不渡りにすること」、「政策金利を上げること」、「外国人投資家の限度額を上げること」などをあげ、韓国経済への外国資本の進出を目論みます。

IMFとの協議が行われているホテルで、アメリカ財務省の次官見かけたシヒョンは、IMFの後ろにアメリカ政府が居ることに気づきます。



韓国の金融危機においては、140万人もの人が職を失ったといいます。

この映画を観て、国民に真相を伝えず金融危機を招いてしまった韓国政府が、「IOC」や全米向けの五輪放送権を独占し、IOC最大のスポンサーでもある米国の「NBCユニバーサル」の言いなりになっている今の日本政府に重なるように見えました。

そして、政府分科会の尾身会長が「オリンピックが開催されれば、コロナ感染拡大のリスクが大きい」と警告し、国民の多くが「オリンピックは、延期か中止すべき」と望んでいるにもかかわらず、国民の命よりも利権を優先しようとしている日本政府には、大きな失望を感じてしまいます。




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テーマ : 韓国映画
ジャンル : 映画

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隠蔽体質の政府

この映画のタイトルを見ると、国債を発行し続けて膨大な赤字を更新し続けている日本政府のことかと思ってしまいます。
コロナ感染という危機状況にありながら、国民にだけ自粛を求め、政府や東京都はオリンピックやパブリックビューイングを強行するという矛盾。
愚かな政治屋達によって、戦争当時の日本のように、再び狂ってしまったのでしょうか。

Re: 隠蔽体質の政府

>ジョンパパさん
ジョンパパさんが仰るとおりです。
韓国の経済危機を描いた映画ですが、その状況は日本に重なるように思えます。
そして、コロナ感染という危機状況にありながら、国民に真実を伝えず、国民が望んでいないオリンピックを強行しようとしている日本政府の姿は、太平洋戦争当時の日本政府とも重なります。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

2018.5.5永眠、享年14歳10ヶ月

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2020.11.08、享年11歳3ヶ月

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

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