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視点を変えると



松山英樹選手が、ゴルフの世界4大トーナメントの一つであるマスターズで優勝し、日本中のマスコミが大騒ぎしています。

アメリカのツアーに参戦して10年目になる松山選手のゴルフの力量は、疑いも無く世界のトップクラスで、世界で戦える唯一の日本人選手と言っても過言ではないと思います。

そして、4歳の時から始めたという長いゴルフ経験、アメリカツアーでの10年の経験、日本人離れした飛距離、正確無比なショット、堅実なパッティングを考えると、いつ優勝しても不思議ではない実力を有していたと思います。

ゴルフを愛する一人の日本人として、松山選手には心から「おめでとう」と祝福したいと思います。



しかし、ちょっと気になることもありました。

19歳という若い時から10年間もアメリカツアーにフル参戦している松山選手ですが、優勝スピーチは日本語で行い、英語は「Thank you」だけというのは、正直言って、ちょっと驚き、寂しく感じました。

アメリカツアーに参戦している英語が母国語でない選手達の殆どは、英語を流暢に話しています。

松山選手と同じように、世界のトップレベルで活躍するテニスの錦織選手なども、英語によるインタビューなどで、アメリカ人と変わらぬ流暢な英語で応答しています。

24歳で渡米して4年目になる大リーグの大谷翔平選手は、普通の日常会話は英語で話せるようになりましたし、会話の中にスペイン語の単語も混ぜられるようになっています。

F1やインディレースなどで活躍する日本人ドライバー達は、殆ど英語を話せるようになり、優勝インタビューも英語で行っています。

英語を話せることだけが大事なことではありませんが、海外においては、地元の言葉を話せることによって、地元の人達とより深く交流できることは事実です。

松山選手の優勝スピーチの際に、隣で通訳を務めていたのは、アメリカ人のボブ・ターナーさんでした。

ターナーさんは、2013年末、松山選手の通訳兼マネージャーとして契約し、チーム松山の一員となりました。

それ以後、ターナーさんは、松山選手が異国の地で快適に生活できるように全ての支援をしていました。

ターナーさんは「私はただの通訳ではありません。言葉をそのまま異なる言語に訳しているのではないのです。彼が話していることを聞いて、それがアメリカ人や英語を話す人と同じ気持ちの表現になるよう言い換えているのです。」と語っています。

優勝スピーチの時に、松山選手がオーガスタのメンバー達に感謝することを忘れた際にも、ターナーさんは松山選手にアドバイスし、優勝スピーチに感謝の言葉を付け加えさせました。



松山選手が優勝を決めたあと、早藤キャディが帽子を脱ぎ、グリーン上からコースに向かって一礼したことが、アメリカのマスコミで大いに話題になりました。

日本人の礼儀の正しさが称賛されたのです。

当の早藤選手にとっては、当たり前のことをしただけで、何故称賛されるのか解らなかったといいます。

松山選手も早藤キャディも、明徳義塾中学、明徳義塾高校、東北福祉大学のゴルフ部出身です。

ゴルフ部出身の早藤選手にとって、コースに感謝の気持ちを捧げることは、至極当然のことでした。

渋野選手をはじめ、日本の女子ゴルフ選手がティーオフの際に、コースや観客に向かって一礼するのは見慣れた光景です。

しかし、松山選手は、最終日のプレイ中にも、芝生に唾を吐きかけていました。

過去にも、アメリカで初優勝したメモリアル・トーナメントにおいて、最終日の18番でミスショットした後に、松山選手はドライバーを地面に叩きつけ、シャフトが折れてしまったことがありました。

2014年3月のキャデラック選手権2日目には、13番ホールでパットを外し、パターヘッドをグリーンに叩きつけ、その様子を目撃した後続組のイアン・ポールター選手から「idiot !(馬鹿が!)」と批判されました。

その他の試合でも、ミスショットしたあとに、松山選手がクラブを地面叩きつけるシーンは多々ありました。

プロゴルファーなら、コースをメンテナンスする苦労は誰でも知っています。

その苦労を知っていたら、地面にクラブを叩きつけたり、唾を吐きかけたりはできないのが道理です。



松山選手は、チーム松山のメンバーである早藤キャディ、飯田トレーナー、目澤コーチ、通訳兼マネージャーのボブ・ターナーさんの支援を受けて活躍できています。

この他にも、クラブメーカーのスタッフ、シャフトメーカーのスタッフ、ボールメーカーのスタッフ、ウェアメーカーのスタッフ、シューズメーカーのスタッフ等、数多くの人達によって万全のサポートがなされています。

しかし、初めて日本人がマスターズに出場した1936年当時は、そんなサポートは殆ど無く、出場の為に渡米すること自体だけでも、相当勇気がいることだったと推測できます。

そんな状況下で、日本人の戸田藤一郎選手は29位、台湾の陳清水選手(1973年に日本帰化)は20位という好成績を収めています。

その方々の活躍があったから、松山選手の優勝も実現できたのだと思います。

松山選手には、ゴルフの技術だけではなく、一人の人間としても、これから益々成長して頂きたいと思います。




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テーマ : 気になるニュース
ジャンル : ニュース

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非公開コメント

同感です

実力の割に松山選手が人気が無いのは、プレイ中やインタビュー時に不機嫌な顔をしていることも一因だと思います。
今回のマスターズでは、珍しく笑顔が多かったように思いますが、本人も4日間怒らないようにしようと思っていたと語っていました。
それが、良い相乗効果になったのではないでしょうか。

Re: 同感です

>ジョンパパさん
そうだと思います。
プロの場合は、見ている人が多いので、技術だけではなく、態度も大切だと思います。
笑顔が多ければ、プレイにも良い影響を与えてくれると思います。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

2018.5.5永眠、享年14歳10ヶ月

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2020.11.08、享年11歳3ヶ月

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

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