2頭のタロ



TBS開局60周年記念ドラマの「南極大陸」が放映されました。

初回の視聴率は22%強あったそうで、上々のスタートでした。

犬大好きのミシェルのお父さんも、犬を見たさに、このドラマを観ました



ドラマ自体は、何度も映画化されて有名ですが、改めて観ると、知らなかったことも多々ありました。

その一つが、日本復興のシンボルの一つでもあった「宗谷」です。

宗谷は、元々、灯台保安船だったそうで、当時で既に船齢18年のボロ船だったそうです。

この船を砕氷船に改造したわけですが、その設計に当たった人は、戦艦大和の設計者であった牧野茂という人だったそうです。

そして、神奈川県横浜市神奈川区にあった船の修理工場「日本鋼管・浅野ドッグ」にて、7ヶ月という突貫工事で、宗谷を南極観測船へと生まれ変わらせたのです



南極と言えば、日本では、タロとジロが有名です。

タロ、ジロ、サブロの3兄弟は、1955年10月、稚内市にて風連のクマの子として生まれました。

この名前は、白瀬矗の南極探検の際、犬ぞりの先導犬として活躍した樺太犬・タロとジロにちなんでいます。

1956年、南極観測隊に樺太犬による犬ぞりの使用が決定されましたが、当時の北海道には、樺太犬が約1,000頭だけいて、このうち犬ぞりに適した犬は、40~50頭程度に過ぎなかったそうです。

この中から3頭の兄弟と父親を含む23頭が集められ、稚内で訓練が行われました。

(サブロは、訓練中に病死)



1956年11月、総勢53名の第1次南極観測隊隊員が、タロとジロを含む22頭の樺太犬と共に東京湾より南極へ向けて出航しました。

昭和基地に到着すると、病気などでそのまま帰国する3頭を除いた19頭の犬達が、犬ぞりに使役されました。

そして、越冬中に2頭が病死、1頭が行方不明となりました。

また、雌のシロ子は、ジロなどとの間に8頭の仔を産みました。

1958年2月、宗谷は第2次越冬隊を乗せていました。

しかし、天候の悪化から宗谷は昭和基地には到着できず、昭和基地から帰還する第1次隊員の人達も小型雪上機でかろうじて宗谷に帰還する有様でした。

15頭の犬は、昭和基地に繋がれたままにされ、第2次越冬隊の派遣は断念されました。

1959年1月14日、第3次越冬隊のヘリコプターにより、上空から昭和基地に2頭の犬が生存していることが確認されます。

着陸すると駆け寄って来ましたが、どの犬か判別できません。

急遽、1次越冬隊で犬係だった北村隊員が次の機で基地に向かい、次々と犬の名前を呼び掛けます。

1頭はタロの名のところで反応し、もう1頭はジロの名に反応したことから、この兄弟が生存していたことが確認されました。

基地には、7頭の犬が首輪に繋がれたまま息絶えており、他の6頭の消息は不明でした。



ミシェルのお父さんは、このドラマを観て、別の「タロ」を思い出しました。

お父さんが、小学生の頃に飼っていた「タロ」という名の犬です。

お父さんは幼い頃から犬が大好きで、犬のヌイグルミをいっぱい持っていました。

あまりの犬好きに根負けしたお父さんの父親が、ある日、柴犬のミックスをもらってきてくれました。

しかし、幼いお父さんは、躾の方法も知らず、ただ甘やかしていただけです。

また、お父さんの家は商店だったので、従業員の人やお客様が、タロをからかったりしました。

そんな事情で、タロは、時々、人に噛みつくこともあり、その度に、お父さんの母親は、謝まっていました。

そして、タロは、最後に病気になり、虹の橋を渡りました。

お父さんは、今でも「タロに申し訳ない」と思っています。

お父さんは「犬を二度とタロのような目にあわせたくない」という思いが強く、大人になってから、犬のことを必死に勉強しました。

そして、シェリー達を迎えたというわけです。

(写真の犬はタロに似ていますが、タロ本人ではありません)



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テーマ : 犬との生活
ジャンル : ペット

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タロ

犬の出てくるドラマや映画は、どうしても
もう見られない私 …

けれど、カリーノパパのタロの話は
とても嬉しく読ませて頂きました。
少年のカリーノパパと、タロが絡まって
遊んだり追いかけっこをする姿 …。
辛い思い出があって、そうはならないように
という強い思いがあって、今のカリーノパパの
犬に対する熱い思いがあるのですね。

彼らと暮らした時、必ず、何か、とても
大切な(一生を左右する)ことを教えられますね。

2頭のタロ

テレビドラマでは、タロとジロとサブロは、夜逃げした家に残されていて、サブロは既に死んでいたという設定でしたね。
多くの犬が南極で死んだのは残念ですが、タロとジロが生きていてくれたのは、本当に嬉しいことです。
南極で子犬が生まれたそうですが、この子達は、どうなったのでしょうか?

カリーノパパさんの最初の愛犬は、タロという名の柴のミックス犬だったのですね。
きっと色々な思い出があるのでしょうね。
カリーノパパさんは「申し訳ない」と思っているけど、きっと、タロはカリーノパパさんのことが大好きで、今でも見守ってくれていると思いますよ。

No title

カリーノぱぱさんにも、そんな思い出があったのですね。
今でも「タロに申し訳ない」と言うのがありましたが、どんなに可愛がったつもりでも、居なくなった時に、本当にあの子は幸せだったのか?もっとして挙げられたのでは?と思うと思います。
私も始めての愛犬はタロではないのですが、太郎というシェルティでした。
よかったら覗いてみてください。
http://members2.jcom.home.ne.jp/yoshimikunchi/taro-.html

No title

人間と犬との良い関係を築く上で、躾や訓練は重要だと思いますが、犬の習性を理解できている人は、多くは無いように思います。
犬の観点に立つと、人間の行動が「何故?」と思うことは、きっと多々あるのでしょうね。

Re: タロ

>やっこさん
小学生の低学年の頃でしたが、タロのことは、今でも鮮明に覚えています。
タロを初めて見た時、その可愛らしさに、すごく感動したのを覚えています。
大きくなっても、可愛い顔をしていたので、つい皆さん触りたがるのですが、時々、噛んじゃうことがあったのです。
身体は小さかったのですが、負けず嫌いで、大きな犬に対しても、平気で向かって行きました。
タロを幸せにしてやれなかったという思いが強く、その後の犬の勉強に繋がっています。
ロンドンに住んでいた時は、有名なブルース・フォーグルさんに会って話を聞いたり、毎年、クラフトの見学に行ったりしていました。

Re: 2頭のタロ

>COCOさん
南極で生まれた子犬達は、幸いにも、母犬と一緒に日本に帰れたようです。
COCOさんが言われるように、タロが、少しでも私と一緒に居たことを喜んでいてくれたら、こんなに嬉しいことはありません。
暖かいコメントを頂き、ありがとうございます。

Re: No title

>レグルスさん
レグルスさんの最初の愛犬は、シェルティだったのですか。
実は、タロの本当の名前は、太郎なのです。
子供の頃は、正確に発音できずに、タロって呼んでいたのです。

太郎君の記事を拝読いたしました。
太郎君は、とても幸せな一生を過ごされたようですね。
そして、太郎君も、今でもレグルスさんの心の中で元気に生き続けているのですね。

Re: No title

>MACさん
そうなんですね。
犬の習性や気持ちを正確に理解できていない人は、結構多いと思います。
そして、犬が良くも悪くもなるのは、人間によるところが多いと思います。
人間と犬が良い関係である為には、まず人間が犬を理解する必要があるように思います。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

●リンクフリーです。貼ったり剥がしたり、ご自由にどうぞ。

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