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サンティアゴ巡礼



ミシェルのお父さんは、海外の情報を紹介しているテレビ番組をよく見ます

先日、NHKのBSプレミアムで「聖なる巡礼路を行く~カミーノ・デ・サンティアゴ 1500km」という番組が報じられ、巡礼者達の思いに感銘しました。

カミーノ・デ・サンティアゴとは、サンティアゴへの道という意味で、キリスト教の聖地であるスペイン・ガリシア州のサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路のことです。

フランスから巡礼にスタートする場合は、「トゥールの道」、「リモージュの道」、「ル・ピュイの道」、「トゥールーズの道」と名付けられた主要な4つの道がスペインに続いており、スペインに入ると、ナバラ州からカスティーリャ・イ・レオン州の北部を西に横切り、ガリシア州のサンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かう「フランスの道」を通る巡礼者が多いようです。

サンティアゴ・デ・コンポステーラには、キリストの12使徒の1人である聖ヤコブの遺骸があるとされ、ローマ、エルサレムと並んでキリスト教の3大巡礼地に数えられています。

この1000年以上の歴史を持つ聖地への道は、今も年間10万人を超える人達が、フランスから歩いてピレネー山脈を越えてサンティアゴ・デ・コンポステーラまで巡礼しています。

スペイン国内の「フランス人の道」だけでも800㎞以上もあり、歩いて巡礼する場合は、ここだけでも1か月はかかります



日本で生活していると、常に時間に追われている感じがして、何の為に生きているのか考えることも少ないように思えます。

一方、海外を旅行したり、海外で暮らしてみると、時間の流れが日本よりもゆっくりしているように感じられます。

例えば、英国勤務の日本人達は、夏季休暇とクリスマス休暇に1週間ずつ休みを取りますが、英国人達は、少なくとも2週間の休みを取ります。

北欧の人達になると、1か月の休みを取るケースも珍しくはなく、ゆったりとした船旅を楽しむ人達もいます。

日本人は「働く為に生きている」と言っても過言ではないように思えますが、ヨーロッパの人達は「人生を楽しむ為に働いている」といった感じがします。



サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の記録は、951年のものが最古で、11世紀にはヨーロッパ中から多くの巡礼者が集まり、最盛期の12世紀には年間50万人を数えたと言われています。

巡礼は、スペインとスペイン外のヨーロッパの文化を繋ぐことにもなり、巡礼者の中には建築家もいて、彼らはヤコブに捧げる為に、巡礼路に沿った都市にロマネスク様式の教会や修道院を建てたそうです。



スペインに入ると、巡礼の拠点の街が見えてきて、そこには巡礼事務所があり、名前を登録し、巡礼者の証明となる手帳を受け取ります。

巡礼者の数が増えると共に、道沿いに無料の宿泊所が整備されてきました。

11世紀の礼拝堂を修復した宿泊所などもあり、こちらの宿では中世さながらの「洗足の儀式」が行われれ、巡礼者の足を水で清めて旅の無事を祈ります。

食事も用意されますが、これらは巡礼を支える人々の無償のボランティアで成り立っています。



巡礼者にとっては、サンティアゴ・デ・コンポステーラに行くことが最終目的ですが、長い巡礼路を歩くこと自体も信仰と向き合う貴重な時間で、歩いている内に悩み事も薄れていくといいます。

また、知らない者同士の巡礼者達は、困っている人を助け合い、いつの間にか友人になるケースも多いようです。



大聖堂の5km手前にある「モンテ・デル・ゴソ(歓喜の丘)」まで来ると、巡礼者達は美しい聖地の姿を眼にすることができます。

大聖堂に到着した巡礼者達は、「栄光の門」と呼ばれる入り口に向かいます。

そこには、幾千万もの巡礼者達が祈りを捧げてきた柱があり、柱にできた手の窪みあとが歴史を物語っています。

スペイン国内の巡礼路は、1993年に「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」としてユネスコの世界遺産に登録され、フランス国内の巡礼路の一部と途上の主要建築物群については、「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」として1998年に世界遺産に登録されました。

伝説によると、聖ヤコブがエルサレムで殉教したあと、遺骸はガリシアまで運ばれて埋葬され、その墓の上に大聖堂が建てられたといいます。



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テーマ : スペイン
ジャンル : 海外情報

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No title

私も観ていました。
四国のお遍路さんの様に、あちらでも巡礼者をもてなす環境が有るんですね。
それにしても1.500kmを歩くとは・・・( ゚Д゚)

驚嘆の歩行距離

日本では信仰心が薄れたように感じますが、キリスト教やイスラム教の信仰心の深さには感心します。
そして、800km~1500kmもの距離を歩いて聖地を目指す巡礼者には驚嘆します。

Re: No title

>ワンコが好きさん
ワンコが好きさんもご覧になりましたか。
ボランティア精神で巡礼者をもてなす環境があるのは素晴らしいですね。
フランスからだと1.500kmも歩くことになり、想像を絶するような距離にビックリします。

Re: 驚嘆の歩行距離

>グレースパパさん
仰るとおり、キリスト教やイスラム教の信仰心の深さには感心してしまいます。
仏教では、タイの人達の信仰心の深さに感心しました。
800km~1500kmもの距離を歩く巡礼者には本当に驚嘆します。

素晴らしい魂の旅

私も番組、拝見して、感動いたしました。
実は、昔の職場の看護部長さんが、ご主人と二年前にこの巡礼の旅に参加されました。クリスチャンではない方なのですが、毎日、夜は教会での礼拝に参加され、日々、魂が浄化される様だった、と。
番組を拝見しながら、何もかもが美しく、
静かな感動に浸りました。

Re: 素晴らしい魂の旅

>勘太‐モモのママさん
勘太‐モモのママさんもご覧になりましたか。
勘太‐モモのママさんのお知り合いが、この巡礼に参加されたとはビックリしました。
日本人の参加者もおられるようですが、てっきりキリスト教徒ばかりだと早合点していました。
確かに、キリスト教徒でなくても参加してみたいと思える魅力があるように感じます。
そして、日々、魂が浄化される様だったと感じられた気持ちがよく解ります。
仰るとおり、何もかもが美しく、心が清められるような巡礼だと思いました。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

2018.5.5永眠、享年14歳10ヶ月

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2020.11.08、享年11歳3ヶ月

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

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