fc2ブログ

民度が問われる



先日、フリーライターでゴルフエスプリ愛好家の岡上貞夫さんの書かれた記事を読んで、ゴルフが大好きなミシェルのお父さんも「そのとおりだな」と思いました

本日は、その一部(抜粋)をご紹介いたします。



ゴルフ・エッセイストの夏坂健さんは、ゴルフという深淵なゲームのフィルターを使いながら、コースで演じられる喜怒哀楽を、時には滑稽に、時には神妙に表現しています。

著書『アンプレヤブル!』のあとがきで「マン・ウォッチングには、ゴルフは最適な手段である。ゴルフをやるには、丸裸の自分を見られてもいいだけの覚悟が必要だ。あな恐ろしや」と述べられている。

特に日本人ゴルファーはスコアばかりを気にしすぎると、夏坂さんは憂いていた。

「週末にゴルフに行ってきたよ」というと、日本人ゴルファーの反応は決まって「いくつだった?」と聞いてくるものだ。

これが英国人だと、「天気はどうだった?」「どこのコースへ行ったの?」「景色は楽しめたかい?」などという話になる。

互いに知っているコースなら、「5番ホールは谷越えを狙ったのかい?」「風の強い11番のバンカーはうまく避けたのか?」「18番のきついアンジュレーションのグリーン、ピンはどこに立ってたんだい?」など、プレーそのものの話に花が咲くのだ。

つまり、スコアよりもゲームの内容と、プレー時の風や自然の状況などを重要視しているのだ。

余談になりますが、ミシェルのお父さんがロンドン勤務だった当時、夏休みやクリスマス休暇を楽しみにしている英国人は、よく「今度の夏休みは、どこに行くの?」と尋ねました。

その時、殆どの日本人は「仕事が忙しいから、まだ決めていない」と答えます。

まるで仕事の為に生きているような几帳面な日本人らしいエピソードの一つです



アイルランドの名コース、ポートマーノックGCのコースレコードに関して、こんな話がある。

3方向を海に囲まれたポートマーノックGCは、すさまじいほどの強風で有名だ。

風が穏やかな好天は、年に10日程しかないそうだ。

それでも、アーノルド・パーマーは「世界で最高のコース」と称賛していた。

ここのコースレコードは、地元のクリスティ・オコナーと、南アフリカの黒豹ことゲーリー・プレーヤーが記録した66だ。

しかし、クラブハウスにはそれを称賛するようなプレートは飾られていないのだ。

その理由について、このコースのメンバーは「当たり前さ。風のない穏やかな日に出したスコアが、なんでコースレコードなんだ。それよりも、ジョージ・ダンカンが出した74こそが記録に相応しい」と答えたそうだ。



ダンカンは「早くミスせよ!」の名言で有名な、1920年の全英オープンチャンピオンだが、このメンバーが言う「74」は、1927年のアイリッシュ・オープンの最終日に記録したものだ。

その日は、この地でも珍しいほどの強風が吹き荒れ、気温もマイナスにまで下がっていた。

今のような防寒着がない時代、ダンカンはセーターの下に新聞紙をたくさん巻きつけて試合に臨んだという

その日、強風が激しすぎて旗竿が6本も折れたというから、そのすさまじさがわかる

そんななかで出した74は驚異としかいいようなく、2位になんと17打の大差で優勝した。

先のメンバーが、この74こそが記録だというところ、英国人ゴルファーが、どのような状況でどうプレーしたかを重要視している、いい例だと言えるだろう。

いくつ打ったのかの数字を聞きたがる日本人ゴルファーと、いかなる自然環境のなかで、どうプレーしたのかを聞く英国人ゴルファーを比べた場合、ゲームの本質を理解しているのはどちらなのか・・・歴然としている。

日本では、受験戦争、偏差値教育、減点主義の勤務評定、年功序列と、人間を点数や数字、年齢などで評価する社会が形成されていて、それがゴルフにまで影響しているのだろうというのが夏坂さんの説だ。

「スコアはいくつだった?」と聞いた時、いいスコアだったら自慢話がとうとうと語られるし、悪いスコアだったら見苦しい言い訳が延々と続くのが相場だ。

どちらにしても、聞いていてあまり楽しいものではない。

自戒も含め、そろそろスコア至上主義から卒業して、ゴルフのエッセンスを話題にする上質ゴルファーへ向上したいものだと思う。



そんな岡上貞夫さんの味わい深い記事を読んだあと、日本の政界のお粗末なニュースが放じられていました。

日本の新型コロナウイルスによる死者数が欧米諸国より少ない理由について外国から電話で問い合わせがあった時、過去に物議を醸す発言を繰り返してきた麻生太郎財務相は「『おたくとうちの国とは国民の民度のレベルが違うんだ』って言ってやると、みんな絶句して黙る」と語ったといいます

法律で縛らなくても外出自粛が効果を上げたと誇りたかったらしいのですが、アジアの中では日本の死者数は多い方です。

言われた相手国からすると「欧米諸国は民度が低い」とも取られかねず、早速「軽率すぎる。『また麻生か』で済ませてはいけない」との声が上がています

今回の発言を政治アナリストの伊藤惇夫氏は、外相も経験した麻生氏が、人々の生活や文化の程度を示す「民度」という言葉を安易に使った点を問題視し、「国会で言ったのが驚きで、閣僚辞任ものだ。海外で国際社会への挑戦と取られ、日本に厳しい目が向けられる可能性もある」と指摘しています。

伊藤氏は、度重なる失言から見える麻生氏の資質を「居酒屋での雑談のようなべらんめえ調子で話し、公私の区別をつけられない」と切り捨て、更に「実家が財閥という恵まれた環境で育ち、発言を注意されたことがなかったのだろう。弱い立場にある人々への想像力が働いていない」と批判しています。

駒沢大の山崎望教授(政治理論)は「国内で飲食店の閉店や倒産が相次ぎ、失業者も増えている。麻生氏は、そうした苦しんでいる人々に意識が向いていない。だからあんな発言が出てくる」と批判し、更に「麻生氏が舌禍を繰り返しても、安倍首相は責任を問わず、国民の間には『麻生氏だから』と諦めのような雰囲気が生まれる。このこと自体が長期政権の弊害だ。発言を不問にすれば、日本の民度こそ問われる」と指摘しています。



★ランキングに参加中です。
↓ポチッと押して下さると嬉しいです♪

人気ブログランキング

スポンサーサイト



テーマ : ゴルフ
ジャンル : スポーツ

コメントの投稿

非公開コメント

なるほど

私もゴルフ大好き人間ですが、今日のブログを読んで、なるほどと感心しました。
これから心を入れ替えてゴルフをします。
麻生財務相の民度発言には、私も「またか」と思いました。
相手の国の人は納得したから黙ったのではなく、呆れて言葉が出てこなかっただけでしょう。
麻生財務相ほど民度が低い人も珍しいのではないでしょうか。

反省します

私もゴルフが好きですが、やはりスコアばかり気にして、自分でも民度が低いと思い知りました。
反省し、これからは、よりゴルフの本質を目指して頑張ります。
麻生財務相の発言を聞くと、この人も民度が低いなと思います。
一刻も早く国会議員を辞めてもらいたいと思う一人です。

Re: なるほど

>グレースパパさん
ありがとうございます。
日本人ゴルファーは、最初にスコアを聞いたり、スコアを気にする人が多いと思います。
仰るとおり、相手の国の人は納得したから黙ったのではなく、呆れて言葉が出てこなかっただけだと思います。
麻生財務相は財閥の子孫ですが、民度は極めて低いように思えます。

Re: 反省します

>デユークパパさん
日本人には、スコアばかり気にしているゴルファーが多いように感じます。
お互いに、ゴルフの本質を目指して頑張りましょう。
仰るとおり、麻生財務相の発言を聞く度に、民度が低いな~と思います。
麻生財務相はじめ、一刻も早く国会議員を辞めてもらいたいと思う人は多いです。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

2018.5.5永眠、享年14歳10ヶ月

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2020.11.08、享年11歳3ヶ月

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

カレンダー
03 | 2024/04 | 05
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
最新記事
最新トラックバック
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
FC2カウンター
人気ブログランキング
ランキングに参加中。 ポチッと押して下さると嬉しいです♪