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森友事件の全貌



赤木氏の遺書とも言える「メモ」と「手記」の公表を受けて、野党は「当時、財務省幹部が証人喚問などで証言した内容と手記や遺書の内容には明らかに大きな違いがある。3年前に戻って本腰を入れて検証していく」と記者団に語りました。

森友事件は、大阪府豊中市の国有地売却をめぐる巨額の値引き疑惑が発火点でした。

当初は「森友学園」という一学校法人の問題に過ぎなかったはずが、その後、「政治家の口利き」、「財務省による公文書改ざん」、そして「近畿財務局職員の自殺」など数々の疑惑が噴出し、いつの間にか日本中の注目を浴びる一大疑獄へと発展したのです。

その当事者の一人であった森友学園の籠池泰典元理事長は、事件の全貌を「国策不捜査」という著書に記されています。



籠池氏は、「国有地売却における8億円値引きの背任容疑」と「公文書改ざんでの有印公文書変造・同行使容疑」に問われた財務省幹部ら38人が不起訴となったことは「国策不捜査」であったと断じ、「検察庁は、政治権力の意向に沿って森友事件の矮小化に奔走した。『国策不捜査』を貫き真相究明の任を放棄した」と糾弾しておられます。

国有地の8億円もの理不尽な値引きや公文書の改ざんという犯罪行為を犯した者達が、法律の裁きを受けることもなく、更に出世するという異常さは、決して闇に葬られるべき行為ではありません。



「国有地の8億円値引き」や「財務省による公文書改ざん」等の政府による常軌を逸した対応は、全てある人物に端を発しているといいます。

ある人物とは、安倍首相夫人の安倍昭恵氏です。

籠池氏が昭恵氏と連絡を取り合うようになったのは、森友学園のPTAの紹介で、2011年10月頃からだったといいます。

初めて直接会ったのは2014年3月14日で、場所は「ホテルオークラ東京」の老舗割烹「山里」でした。

この時、籠池夫婦と安倍夫妻の4人の席を予約していたのですが、安倍氏は急用でドタキャンでした。

昭恵夫人は午後6時頃に来て懇談が始まりましたが、初対面とは思えないほど話が弾んだそうです。

最初は「昭恵先生」と呼んでいましたが、本人から「『昭恵さん』と呼んでください」と言われ、そう呼ぶようにしたといいます。



籠池氏は、建設予定だった小学校を「安倍晋三記念小学校」と命名しようと考えていました。

この案を考えついた時期は民主党政権下で、安倍首相も当時は一衆院議員でした。

しかし、保守主義の思想を持ち、日本会議のメンバーにも名を連ねていた籠池氏にとって、同じく日本会議のメンバーであった安倍晋三という政治家は特別な存在だったといいます。

そして、2012年になって昭恵氏に連絡を入れ、学校名の許可を取り付けました。



山里での会食から約1カ月後の4月25日に、昭恵氏は初めて塚本幼稚園を訪問しました。

当時の籠池氏は、小学校建設の為に奔走する日々を送っていましたが、苦戦を強いられていました。

大阪府からは学校の設置認可が下りず、財務省近畿財務局とは国有地の賃借契約を巡って話がまとまらないという状況でした。

そんな状況が激変したのは、昭恵氏と小学校予定地を訪問してから3日後の4月28日でした。

この日の籠池氏は、近畿財務局の担当者に昭恵氏(この時点では首相夫人)が予定地を視察したことを放しました。

途端に担当者の顔色が変わり「写真とかあるんですか?」と聞かれ、直ぐに写真を見せたといいます。

すると担当者は「コピーさせてもらってもいいですか。局長にも見せておかないといけないんで」と尋常ではないほど興味を示しました。

籠池氏は「写真を見せてからギアが3段くらい上がった。まさにこの日こそ神風が吹くキッカケの第1弾だった。写真の提示以降、何もかもがスムーズに進むようになった。あまりにも近畿財務局の態度が変わったので、本当に驚いた」と語っています。

更に、この頃から学園の件は、「財務省本省案件になった」といいます。



籠池氏は「3度目の訪問となる2015年9月5日に、昭恵氏から『安倍晋三からです』と100万円を渡され、瑞穂の國記念小學院の名誉校長就任の依頼も了承された」と語っています。

当時、国有地の賃借契約は結んだものの、学園運営の資金繰りに困っていた籠池氏は、「昭恵夫人に助けてもらおう」と思い立ち、携帯に連絡を入れました。

すると、昭恵夫人付き職員の谷氏から電話があり「昭恵夫人から『籠池さんがお急ぎのようなので連絡してほしい』と頼まれたので代わりにお掛けしました。大切なことなので文書にして欲しい」と伝えられたといいます。

籠池氏は、手紙に「国有地の賃借期間の延長」、「賃料の引き下げ」、「ゴミの撤去費用の立て替え分の早期の返還」などの要望を書いて、10月26日に送付しました。

谷氏からは「財務省本省に問い合わせ、国有財産審理室長から回答を得ました。(略)引き続き、当方としても見守ってまいりたい(略)。本件は昭恵夫人にも既に報告させていただいております」というファックスが籠池氏に送られてきました。

森友事件としてマスコミで騒動となってから2週間後の2月23日、籠池夫妻は財務省からの指示で大阪を離れて京都に身を隠していました。

そこに突然「安倍晋三事務所」の初村滝一郎秘書から連絡があり、「おたくの『瑞穂の國記念小學院』のホームページに載っている昭恵夫人の写真とコメントを削除してください」と言われたそうです。

3月15日の夜、東京から帰阪した籠池夫妻のもとに、昭恵氏から電話がかかってきました。

昭恵氏「私もわからなかったんです。知らなかったんです」

籠池氏「でも、学校は駄目になってしまいました」

昭恵氏「私は知らなかったんです。こういうことになっていくとは知らなかったんです。主人が、主人が・・・」

籠池氏「もうこれ以上は守り切れません。100万円を昭恵夫人から受領したことも表で言わざるを得ません」

昭恵氏「そんな・・・」

これが、昭恵氏との最後の会話になったといいます。



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悪人どもに裁きを

公文書の改ざんを強要されるまでは、幸せな人生を奥さんと歩んでいた赤木さんの無念を思うと、胸が痛くなります。
上司が奥さんに語ったそうですが、改ざんを強要された時、赤木さんは2人の部下と泣いて抵抗したそうです。
しかし、赤木さんは改ざんを部下にはさせず、自分だけで行い、あとで部下を巻き添えにしないで良かったと語っていたそうです。
悪人どもは、こんな赤木さんの気持ちをどう思っているのでしょうか。

正直に自供

佐川元理財局長には、「何故、公文書の改ざんを指示したのか?」、「共犯者は誰か?」、「誰から頼まれたのか?」などを正直に自供してもらいたいです。
そして、これから身の危険を感じることもあるかもしれないから、裁判が終わるまでは気をつけてもらいたいです。

空々しい

安倍首相が「国民の信頼を揺るがす事態となり、行政府の長として大きな責任を痛感している。改めて国民におわび申し上げる」と言ったそうですが、この人の言葉は空気よりも軽く感じます。
問題が起こる度に「責任」という言葉を発していますが、今まで責任を取ったことなど一度もありません。
他人事のように話していますが、森友事件で最も責任があるのは安倍夫婦と解っているのでしょうか。

No title

自分達が犯人なので再調査はしないらしいですね!
赤木さんの手記を読んでも死んでくれて助かったよぐらいにしか思ってないでしょうね。
野党には頑張ってもらいたいものです!
赤木さんの無念をはらすために!

Re: 悪人どもに裁きを

>ジョンパパさん
仰るとおり、多くの国民が、突然に赤木さんを襲った不幸な出来事に胸を痛めています。
赤木さんは、放蕩に誠実な公務員で、奥さんや部下思いの優しい人だったようです。
そんな赤木さんを死に追いやった安倍夫婦や財務省の幹部は決して許されません。

Re: 正直に自供

>MACさん
佐川元理財局長は、もう安倍首相に忖度する必要もないのですから、裁判では事実を正直に話してもらいたいです。
佐川元理財局長に事実を語ってもらいたくない連中は、よからぬことを企てる可能性がありますから、その点は充分に気をつけてもらいたいです。

Re: 空々しい

>デュークパパさん
仰るとおり、安倍首相の言葉は空気よりも軽く、何の意味もありません。
この人が「責任」などと言っても、聞き流しておく方が良いと思います。
裁判になっても、安倍首相は、恐らく「佐川が忖度しただけ」と言い逃れするでしょうね。

Re: No title

>レグルスさん
仰るとおり、自分達が不利になることは再調査しないのです。
公文書の改ざんという犯罪をし、かつ誠実な公務員を死に追いやったにもかかわらず、ほんの少しの給与の減額だけで済まそうなって、とんでもないことです。
しかも、そのあとには、赤木さんに改ざんを強要した連中は、皆出世しているのですから、本当に腹が立ちます。
甘っちょろい野党は期待できませんから、今度こそ検察の意地と正義を見せて、悪人どもを監獄に入れて欲しいと思います。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

2018.5.5永眠、享年14歳10ヶ月

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2020.11.08、享年11歳3ヶ月

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

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