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オリンピックを政治利用



今日で丸9年になる東日本大震災が発生した日、ミシェルのお父さんは、講談社の新築ビルの竣工検査に立ち会っていました。

検査が終盤に差し掛かった時、突然、振動に襲われました。

その後、都内の交通機関は全て止まってしまい、帰宅することもできません。

仕方なく「現場事務所に泊まろうかな」と覚悟を決めましたが、夜になって長女夫婦が車で迎えに来てくれ、横浜の自宅まで送ってくれることになりました。

しかし、都内は全ての道路が大渋滞で、横浜の自宅に着いたのは明け方近くになってしまいました。

東日本大震災では、津波の為に、多くの人達が亡くなられました。

プロ野球のロッテに入団した佐々木朗希投手の故郷である岩手県陸前高田市も津波で甚大な被害を受け、当時9歳だった朗希少年は、父親の功太さん(享年37歳)と祖父母を亡くしたといいます。

佐々木投手は、当時を想い出しながら「悲しいことではあったんですけれど、凄く今に生きているなと。当たり前が当たり前じゃないとか、今あるものがいつまでもあるわけじゃないとか、そういうのを思い知らされました」と語っています。

津波で亡くなったのは、人間だけではありませんでした。

カリーノの父親の実家から、他の家へ行ったコリーも、津波に飲み込まれ、瓦礫の下から発見されるという悲しい出来事がありました。



東日本大震災で甚大な被害を受けた福島県では、3月26日からオリンピックの為の聖火リレーが予定されているといいます。

政府は、オリンピックを「復興五輪」と呼んでいます。

聖火リレーに向けて、福島県双葉町では、沿道の整備が続いています。

しかし、地元の人達は「うわべだけ飾り立てても復興には程遠い」と語っています。



いまだに帰宅困難地域となっている双葉町ですが、他の土地に避難している住民にアンケートをした結果、「双葉町に戻りたい」と答えた人は、たった1割でした。

隣に立地する福島第1原発では依然として廃炉作業が続いており、廃炉がいつになるのか全く目途が立っていません。

原発事故で避難した地元住民の大沼勇治さんは「町が、政府による偽りの復興PRに利用されている」と感じているといいます。

大沼さんは「五輪の為だけに避難指示を解除したり、道がボロボロの所を整備しているだけ。 町民目線では全然復興していない、言葉だけの復興だ。沿岸部の方は、(除染廃棄物の入った)フレコンバッグや、家屋を解体したゴミが積まれているので、逆じゃないかな、と。そんな所に避難指示解除して帰還させようとするのがちょっと疑問です」と語っておられます。



フォトジャーナリストの安田菜津紀さんは、ツイッターで「聖火ランナーが走るルートは非常に綺麗に整備されていた。しかし同じ町で、毎日のように大量のフレコンバックが搬入されていたり、生活の場を奪われた方々や、いまだに娘さんの遺骨を探している方もいる。それは聖火ランナーが走る日に、どこまで世界に伝わるのだろうか」と、復興五輪に疑問を呈されておられます。



長引く放射能汚染を懸念する大沼さんは、「枝道に入ると、昨日も来たんですけれど(毎時)15マイクロシーベルト以上あったので、復興していると見せかけの部分はそうですけれど、実際はまだ全然9年近く時が止まったままの場所が多いので、『偽りの復興PR』だと思います。」と語ります。

実際、聖火ランナーは双葉町の整備されたコースを走り、うず高く積み上げられた瓦礫の側を通ることはないのでしょう。



福島県出身で、ひだんれん共同代表の武藤類子さんは、五輪の焦点がずれており、Jヴィレッジが聖火リレーに使われることに怒りを覚えるといいます。

武藤さんは「福島県民にとっては、ここを使ってオリンピックの聖火リレーを始めるということは、原発事故というものを本当に無くしてしまう、終わらせてしまうという意味に取れる。ここから聖火リレーが走るということは、私達にとっては屈辱的なことでもある」と語っています。

更に「汚染土壌や汚染水の問題、避難者達の問題が解決していないままで、五輪どころではない状況だ」と指摘します。

ひだんれん幹事の一人である熊本美彌子さんは、「政府が避難指示を取り下げたことで、住宅支援を削減される避難者らが苦境に立たされている」と指摘します。

熊本さんは、復興五輪ついても「多くの住民が今も汚染を恐れて帰還したがらない状況であるにもかかわらず、日本政府は震災が終わったと宣言しようとしている」と非難しています。

熊本さんによると、震災当初に無償提供された仮設・借り上げ住宅に住む避難者らは、家賃の支払いを強いられるようになり、その家賃も徐々に値上がりし、最終的には退去を求められているといいます。

熊本さんは、「政府は東京五輪に120億ドル(約1兆2500億円)以上を費やすのに、なぜ避難者支援を削減するのか」と疑問を投げ掛け、「福島は五輪を祝える場所ではない」と語っておられます。



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オリンピックに政治は不要

東日本大震災で佐々木投手の父親と祖父母が亡くなられたと知って、大変ビックリしました。
立派に成長した佐々木投手を見ることができなかったお父さんのことを思うと、胸が痛みます。
復興五輪などと政治の道具にされる福島の人達の気持ちは、とてもよく解ります。
本来なら、オリンピックに使う巨額な税金を、復興に使うべきだと私は思います。

Re: オリンピックに政治は不要

>ジョンパパさん
カリーノパパも東日本大震災で佐々木投手の父親と祖父母が亡くなられたことを知らず、大変ビックリしました。
仰るとおり、立派に成長した佐々木投手を見ることができなかったお父さんのことを思うと、胸が痛みます。
復興五輪などと政治屋は言ってますが、全くの政治利用にすぎないと思います。
カリーノパパも、オリンピックに巨額な税金を使うよりも復興に使うべきだと思います。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

2018.5.5永眠、享年14歳10ヶ月

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2020.11.08、享年11歳3ヶ月

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

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