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羽田は世界最悪の空港になる?



新型コロナウィルスの感染拡大が続いており、専門家委員会は「数カ月から半年、年を越えて続くかもしれない」と言っています。

そんなことになったら、オリンピックの開催は難しく、中止か延期に向けた対策を始めるべきかもしれません。

一方で、オリンピックの開催を見越して、3月29日から羽田空港の新飛行ルートの運用が始まろうとしています。

これまでは、安全を考えて離着陸は海上ルートで行われていましたが、新ルートは、なんと都心の真上を飛行するといいます。

現役時代に日本航空の機長として、ジャンボジェット機での飛行時間1万4051時間の世界記録を誇っていた杉江弘さんは、この新ルートによって「羽田は世界で最も危険な空港になる」と警告されておられます。



上の写真は、かって「世界一着陸の難しい空港」と言われた香港の啓徳(カイタック)空港への着陸直前の様子です。

着陸直前には、飛行機はビルの間を飛行し、飛行機の窓からは、地上やビルの中に居る香港の人達の顔が認識できるほどスリル満点の空港でした

1998年に世界トップクラスの「チェクラップコク国際空港」が海上に開港し、今では懐かしいエピソードになっています。



新ルートは、南風時の午後3時から7時に、旅客機が埼玉方面から新宿、渋谷、恵比寿、目黒、品川の上空を下降しながら通過し、羽田空港に着陸するというもので、年間11,000便(1日平均30~40便)が、この新ルートを飛行することが予定されています。

杉江弘氏は、「この新ルートには、騒音リスクに加えてアプローチの角度や落下物の問題など、安全上重大な問題が数多くある」と警鐘を鳴らしています。

更に、杉江氏は「そもそも空港のアプローチに大都市の上空を使うことは世界の潮流から外れており、今からでも遅くはないので止めた方がいい」と提言されておられます。



杉江氏は、「振動が大きくなる着陸時における航空機からのパネルや部品、上空の冷気でできた氷塊の落下は、残念ながら現在の技術では防ぐことのできない問題である」と語ります。

更に、杉江氏は「2017年の秋に関西国際空港を飛び立ったKLMオランダ航空が、2メートルにもなるパネルを落下させ、それが車に衝突して大問題になったが、このような経年劣化による落下物は日常の点検で発見することはほぼ不可能だ」とも言います。

直近では、昨年12月、ボストンの空港に進入中のデルタ航空機が緊急用の脱出シュートを落下させ、一歩間違えば大惨事になるところだったといいます

また、日本の航空機も各地に部品等を落下させていて、成田空港周辺では報告されているものだけでも数十件あるといいます

国交省は、近頃発行した「羽田空港のこれから」というパンフレットの中で、「羽田では、落下物ゼロ」と宣伝していますが、杉江氏は「これまでの羽田空港への着陸ルートが海上であった為、落下物が海に落ちていたからに過ぎない」と指摘されておられます。



新ルートの計画発表以来、着陸の進入角度は3度で行うとされてきましたが、去年の7月になって、実際に最も多く使われる着陸の進入角度は3.45になってしまいました

杉江氏は、「パイロットにとって、進入角度は0.1度大きくなるだけで滑走路の見え方は変わり、それが0.45度も大きくなると、地面に突っ込んでいく感じで、最後の着陸操作が非常に難しくなる」と指摘します

ちなみに、「世界一着陸の難しい空港」と言われた香港の啓徳空港でさえ、着陸の進入角度は3.1度だったといいます。

この着陸時の3.45度の進入角度については、世界中のパイロットで組織されている「IFALPA(国際定期航空操縦士協会)」と世界の約290の航空会社が加盟する「IATA(国際航空運送協会)」が、国土交通省に対して問題を指摘しているといいます。



騒音については、上記のパンフレットに「最大80デシベル以上は発生しない」と書かれていましたが、1月30日から行われた「確認フライト」では、毎回90デシベルを超える騒音が発生していたといいます

2月2日午後、上空約300メートルを飛ぶ品川区の大井町駅近くでは、多くの人が足を止め、次々と空を覆うように旅客機が通過する様子を見上げていました。

近くに住む女性は「すごい圧迫感で、まるで空港の中にいるよう。生活が変わってしまう」と驚いていました。

港区高輪台や品川区大井町近くの測定所では最大81デシベル、離陸ルート直下の工業地帯の測定所では最大94デシベル、新ルート脇の羽田小学校では最大85デシベルを記録したといいます。

専門家である杉江氏の指摘だけではなく、人やビルが密集する都心の上空を飛行することにより、大惨事が発生するリスクが如何に高いかは、素人でも解ります。

国民の安全を守るのが政府の務めであるはずですが、いったい何を考えているのでしょうか



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危険極まる飛行ルート

テレビで試験飛行中の様子を見ましたが、都心の真上を飛行するルートなんて信じられません。
墜落事故や部品落下事故が起きうる飛行機を、都心の真上に飛ばして政府は誰も心配しないのでしょうか?

Re: 危険極まる飛行ルート

>ジョンパパさん
ビルの真上で、かつビルに近い所を飛ぶ飛行機は、見ていても怖いです。
仰るとおり、墜落事故や部品落下事故が起きうる飛行機を都心の真上に飛ばすなんて、信じがたい政府です。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

2018.5.5永眠、享年14歳10ヶ月

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2020.11.08、享年11歳3ヶ月

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

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