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お粗末な危機管理



昨年12月31日に世界保健機関(WHO)に新型コロナウイルスが報告されてから1カ月半が過ぎました。

中国の武漢市を中心に広がった感染者は、2月19日時点で、中国本土で計7万4185人になり、死者は計2004人に達しています。

そして、中国以外の世界27か国で、新型コロナウイルスによる感染者が出ています。



中国に次いで多くの感染者が発生している日本ですが、政府の対応のまずさが国内外から批判を浴びています。

とりわけ豪華クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」については、政府の対応のまずさにより感染者数が日毎に増え、2月18日の時点で計542人にも達しています

感染症の専門家は「一度流行すれば発症者だけ外に出しても無意味で、船の中で感染が広まります。クルーズ船にも検疫にも慣れていない日本政府のミスでした」と指摘しています。

日本政府は、当初、検疫キャパシティーを超えているという理由で、乗客全員の検査を行わない方針でしたが、2月12日になって、ようやく感染の検査を大手臨床検査受託会社エスアールエルに依頼しました。

これについても、専門家は「外部に委託すれば直ぐにできる検査だったにもかかわらず、判断ミスによって感染を広げたのです」と指摘しています。



日本政府が最初にとった処置は、空港や港湾から感染者が国内に入るのを防ぐという「水際対策」でした。

しかし、専門家は「水際対策は、そもそも国内で感染が広がっていないことが前提で行われるものだ」と呆れ、「国内では既に感染は広がっており、水際対策が無意味なのは明らかです。感染症に詳しい人が誰一人いない官邸が主導して、墓穴を掘った格好です」と、政府の対応の不備を批判しています。

更に専門家は「国内で感染が拡大している可能性は大だ」と指摘し、「国立感染症研究所は、新型ウィルスが流行した場合、一人の感染者が首都圏の電車に乗れば10日目に12万人に拡大するとシミュレーションしています。武漢では、昨年12月中旬にはヒト・ヒト感染が起こっていたことが確認されていますが、日本で入国制限など水際対策を強化したのは2月1日です。1カ月半も無防備な状態だったことからも、既に感染者がどんどん拡大し始めていると考えるべきです」と警鐘しています。



2月4日から横浜港に停泊中の豪華クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗客乗員が、今日から下船を開始しましたが、下船後に隔離は行われず、そのまま帰宅ということのようです。

しかし、新型コロナウイルス検査が陰性だった人の中にも、隠れ感染者がいるケースもあるといいますから、果たして帰宅しても大丈夫なのでしょうか

当然ながら、乗客からも「下船直前に検査をしなくて、本当に大丈夫なのか」と不安の声が上がっているといいます。

そして、アメリカでは、クルーズ船下船後もアメリカ国内の軍事基地で2週間の隔離を行うといいいます。



国内で初めて新型コロナウイルスによる肺炎患者が確認されたのは1月15日でした。

しかし、政府は1月21日と24日に関係閣僚会議を行ったものの、内閣に安倍首相を本部長とする「新型コロナウイルス感染症対策本部」が設置されたのは1月30日でした

しかも、1回の会議時間は10分から15分ほどで、何かを議論して決める場というよりは、出席した閣僚や官僚が用意したペーパーを読み上げるだけの「マスコミ対策用」とも言えるような会議でした。

2月14日に開催された「新型コロナウイルス感染症対策本部(第9回)」では、安倍首相が「特に、高齢の方や基礎疾患をお持ちの方については、人混みの多い所はできれば避けていただくなど、感染予防にご注意をいただくよう、お願いいたします」と語ったそうですが、新型コロナウイルスによる国内初の死亡例が出た翌日で、しかも9回も重ねた「対策本部」の会議における首相のこの発言に対し、ツイッター上では・・・

「安倍首相、満を持して新型コロナ対策を発表『人混みを避けて下さい』」

「具体的な方法論はないんだな。国民は籠城して暮らせる前提なんかな[emoji:v-361」

「東京で人混みを避けて仕事に行ける方法を教えて欲しい」

と呆れた声が上がっています

更に、14日になって、ようやく感染症の専門家を構成員とする「専門家会議」の設置が発表されて・・・

「今まで専門家のいない会議を9回も開いていたのか

「逆に聞きたいんだけど、今まで感染症の専門家を呼ばずにどう対策しようとしてたんだ

と批判の声が上がっています



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テーマ : 安倍政権
ジャンル : 政治・経済

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専門家の指摘

実際にプリンセス・ダイアモンド号の中を見た神戸大医学部の岩田教授は「ウイルスが全くない安全なグリーンゾーンと、ウイルスがいるかもしれない危ないレッドゾーンが、ぐちゃぐちゃになっていて、どこが危なくて、どこが危なくないのか全く区別がつかない」、「熱のある方が自分の部屋から出て、歩いて医務室に行っている」、「感染症のプロだったら、あんな環境に行ったら、ものすごく怖くてしょうがない」などと、政府対応の問題点を指摘しています。
今後、首都直下地震などの災害が発生した時も、政府の的確な対応は期待できないと思っていた方が良いかもしれません。

楽観的

災害が発生する度に感じますが、日本政府の対応は楽観的過ぎるように思います。
最悪の事態を想定して対策を講じるべきではないでしょうか。
オリンピックの延長は考えていないと言ってますが、今後感染が拡大することは避けられず、早めに中止も含めた検討をすべきだと思います。

No title

そもそも政治ごっこをしているだけの荒くれ者集団に、今までも災害その他そうだったように危機管理なんて出来る訳ありません。
悲しい現実です。

隠れ感染者が心配

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」で、新たに検査結果が判明した607人のうち79人の感染が確認されたそうで、これで、検査が行われた3,011人のうち感染が確認された乗客・乗員は計621人となりました。
そして、79人のうち感染しているものの、症状が出ていない人が68人いるということですが、今日下船した乗客が家に帰宅しても大丈夫なのでしょうか?

No title

今日のYouTubeで神戸大学病院感染症内科教授の岩田健太郎医師が語っておられましたがプリンセスダイヤモンド号には今も感染症の専門家が1人もいないようですね。
加計学園は今回何をしているのでしょう?
こういう時の為にと力説していたように思いましたが?
酷いものです。

本当に大丈夫?

昨日、ダイアモンド・プリンセス号から下船したAさんは「今月4日に全員陰性だと言われたが、感染者が増え続けている。下船した後も分からない」と心配し、Bさんは「10日前に陰性判定を受けた。それでも不安で、下船直前に改めて検査を要請したが、受け入れられなかった」と不安がり、Cさんは「家に帰ってから家族にウイルスを移してしまうのではと心配だ」と語っています。
他の国は下船した乗客を自国で2週間隔離するというのに、日本は公共交通機関で帰宅し、帰宅後も行動の制限は無いといいます。
政府が言うように、下船した乗客からの感染は本当に心配無いのでしょうか?

海外メディアは懐疑的

クルーズ船の乗客が下船して帰宅したことについて、ニューヨークタイムズ紙は「Japan Lets Cruise Passengers Walk Free. Is That Safe?」と疑問を呈しています。
そして、規制無き下船について「世界の大部分は安心しているとは到底思えない」と報じ、その理由を「ウイルス検査がいつ行われたかが明らかになっていない。例えば、週末に検査を受けた人もいるが、これはさらに3日間感染にさらされた可能性があることを意味する」と問題を指摘しています。

Re: 専門家の指摘

>ジョンパパさん
菅官房長官や厚生省幹部は、岩田教授のコメントに反論して「管理は上手くやっている」と言いましたが、嘘ばかりの安倍政権の言うことを信じる国民は少ないと思います。
仰るように、首都直下地震などの災害が発生した時は、政府を当てにせず自分で身を守ることを考える必要がありそうです。

Re: 楽観的

>デュークパパさん
仰るとおりです。
政府は楽観的なコメントが多いですが、最悪の事態を想定して対策を講じるべきだと思います。
オリンピックも、そろそろ中止を検討すべき時期だと思います。

Re: 隠れ感染者が心配

>ショコラさん
3,011人の検査をして、感染者が621人というのは、極めて高い確率だと思います。
検査で陰性だとしても、隠れ陽性の人もいるようですから、下船後に公共交通機関を使って帰宅するのは疑問です。
しかも、帰宅後は自由に行動することが許されているというのですから、とても心配です。

Re: No title

>レグルスさん
仰るとおりです。
安倍政権は反社会的集団そのもので、全く信用できません。

Re: No title

>レグルスさん
政府は反論していますが、恐らく磐田教授の言っておられることが正しいのだと思います。
加計学園は、全く当てにはできませんね。
いつ経営破たんするかの方が、現実的に可能性が高いと思います。

Re: 本当に大丈夫?

>KENTさん
政府は「検査をして陰性だったから下船させても大丈夫」と言っていますが、いつ検査をしたのか明言していません。
検査をした後に感染することもありますから、政府の言う「安全」は全く信用できません。
下船した人達が悪いわけではありませんが、帰宅後2週間は、他の人との接触を避けた方が良いように思います。

Re: 海外メディアは懐疑的

>masaruさん
日本よりも外国の方が、適切な対応をしているように思います。
外国のように帰国後、更に2週間の隔離が必要と思いますが、もしできないなら、帰宅後は2週間自宅から出ないようにする必要があるように思えます。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

2018.5.5永眠、享年14歳10ヶ月

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2020.11.08、享年11歳3ヶ月

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

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