免震装置

宮城県大崎市にあるビジネスホテル「エクセルイン古川」においては、東日本大震災が発生した際に、館内の備品に転倒も落下もなかったそうです。

この時、震度は6強を記録し、周辺のホテルは、外壁などに損傷が発生しました。

このことにより、免震構造が、改めて地震に有効であることが確認されました。



エクセルイン古川は、免震構造が採用されています。

ここで採用された免震構造では、下の写真(模型)のように、天然ゴム系積層ゴム8基(写真中央)、鉛ダンパー8基(写真左側)、鋼材ダンパー2基(写真右側)が基礎と建物本体の間に設置されています。

つまり、建物本体は、上記の免震装置の上に乗っかっており、基礎とは、直接、接していません。



免震構造が、地震に有効であることは確認されましたが、数分間も揺れ続けた本震や、その後、繰り返し起こった大きな余震によって、下の写真に写っている鉛ダンパーに亀裂が入りました。

鉛ダンパーの役割は、建物本体の過大な移動を防ぐことで、鉛ダンパーや鋼材ダンパーは、鉛や鋼材が変形することによって振動エネルギーを吸収します。

鉛ダンパーの使用割合は、ダンパー全体の3割、鋼材ダンパーは、4割ほどを占めています。

最近は、オイルダンパーの採用が増えていますが、比較的小型で設置場所を選ばない鉛ダンパーは、引き続き採用されています。



今回、鉛ダンパーに生じた亀裂は、直ぐに破断につながるわけではありません。

さらに、300回ほど振幅を繰り返すと、初めて破断に至ると考えられています。

しかし、エクセルイン古川の社長は、交換する厳密な基準はないものの、再び大きな地震が繰り返し発生するリスクを考えて、全ての鉛ダンパーを交換することにしました。

下の写真は、新しい鉛ダンパーを設置している様子です。

交換には、新しい鉛ダンパーと工賃を含めて、約800万円ほど要したそうです。





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テーマ : 東北地方太平洋沖地震
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No title

原発もこのくらいの免震装置は装備されているのでしょね???
えっ!!って感じですか?
念には念を入れすぎて悪いことはありませんよね。
特に福島のこの先考えられる事すべてに処置を講ずるべきです。

免震装置

以前にテレビのニュースで住宅用の免震装置を紹介しているのを見たことがあります。
その時に見た装置は、地震を感じると空気で住宅が持ち上がり、揺れを防ぐというものでした。
免震装置でも、色々な種類があるのですね。

Re: No title

>レグルスさん
例えば、福島第一原発の場合は、原子炉建家は免震構造ではありません。
1号機の設計が始まったのは1966年で、建設されたのが1970年だったように思います。
当時の設計では、耐用年数を40年と想定していましたから、去年あたりで寿命だったとも言えます。

免震構造は、恐らく免震重要棟と呼ばれている建物だけだと思われます。
中越地震の時に「災害時に壊れない司令塔的な建物が必要」との認識が生じ、2010年に建設されました。
この建物は、わずか1年前にできたわけで、「安全対策が充分だったか?」と言われると、疑問の余地はあるように思います。

Re: 免震装置

>ノンノンさん
住宅用の免震装置としては、この他に住宅を鉄玉の上に乗せる方法もあるようです。
一般的には、その費用が300万円程かかるようで、まだ普及しているとは言えないようです。
但し、大規模なマンションにおいては、免震構造を採用するケースが多くなっています。

免震装置

理論的には、全ての建物に免震装置を付けるといいのでしょうが、そうならないのは、やはりコストの問題が大きいのでしょうね。
こういう装置は、日本以外にもあるのでしょうか?

No title

レグルスさんが言われるように、原発には免震装置が付いているものだと思っていましたが、無いとわかって驚きました。
これまで政府や電力会社は、「安全」と言い続けてきましたが、今では、それを信じる人は少ないでしょうね。

Re: 免震装置

>COCOさん
設計の考え方にもよると思いますが、コストも重要なポイントだと思います。
フランスでは、早くに開発されたと聞いていますが、北欧などでも製品化されたものを販売しているようです。

Re: No title

>KENTさん
日本の原発は、比較的地盤が良いと言われる所に建っていることもありますが、設計・建設されたのが古いものも数多く、まだ免震装置が製品化されていなかったことも理由の一つだと思います。
福島第一原発では、地震の揺れによる被害よりも、津波の被害が大きかったように思います。
恐らく、想定していた津波の高さよりも、実際の津波は高かったのだと思います。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

●リンクフリーです。貼ったり剥がしたり、ご自由にどうぞ。

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