FC2ブログ

原爆の過ちを訴え続けた米国人(1)



先日、テレビで紹介された一枚の写真を見て、大きな衝撃を受けました。

第二次世界大戦の末期、長崎に原爆が投下された直後に撮影された「焼き場に立つ少年」と題された写真です。

幼い弟を背負い、直立不動の姿勢でいる少年の写真です。



ローマ法王は、同じ写真をカードにし、関係者に配布されたといいます。

前皇后陛下の美智子様も、2007年のお誕生日を迎えての会見で 「一番印象に残ったこと」という質問に対して、同年に亡くなった一人のカメラマンと、一枚の写真(焼き場に立つ少年)について述べられたといいます。



上の写真は、1945年8月9日に長崎市に投下された原子爆弾の「きのこ雲」です。

この原子爆弾の投下によって、3万9千~8万人が亡くなったと言われていますが、実際には正確な人数が判っていません。

直後に亡くなった人もいるし、何年もあとに亡くなられる人もおられるからでしょうか。



「焼き場に立つ少年」と題された写真を撮影したのは、米国人のジョー・オダネルという人物です。

オダネルさんは、日本による真珠湾攻撃を受け、 「日本憎し!」という思いで米軍に入隊しました。

終戦から1か月が過ぎた9月22日、オダネルさんは海兵隊の空爆調査団・公式カメラマンとして長崎入りしました。

オダネルさんに与えられた任務は、原爆の破壊力を記録することでした。

この時、オダネルさんは、軍のカメラで決められた対象物だけを撮影することが求められましたが、ある理由から命令に背き、密かに自分のカメラでも30枚の写真を撮影しました。

しかし、その写真はオダネルさんの肉声が録音されたテープと共にトランクに入れられ、43年間も自宅の屋根裏部屋に封印されていました。



録音テープより・・・「昨日のことのように思い出される。1945年、私は、原爆の破壊状況を記録する任務で、長崎に入った」

長崎に足を踏み入れたオダネルさんは、その光景に衝撃を受けます。

爆心地から約1kmの三菱製鋼所では、千人を超す従業員が亡くなっていました。

爆心地から500mの鎮西学院では、130人の生徒が亡くなっていました。

原爆のことを「新型兵器」としか聞いていなかったオダネルさんにとって、目の前の現実は、想像をはるかに超えたものでした。

録音テープより・・・「私は、灰と瓦礫につまづきながら、爆心地を見渡した。衝撃的だった。そこには、人が暮らした文明の跡形も無かった。自分が地球に立っているとは思えないほどの破壊だった」

あまりの悲惨さに衝撃を受けたオダネルさんは、「許可無く日本人を撮ってはいけないという」軍の命令に背き、自分のカメラで、そこに生きる人々を密かに撮影し始めたのです。



★ランキングに参加中です。
↓ポチッと押して下さると嬉しいです♪

人気ブログランキング

スポンサーサイト



テーマ : 戦争・原爆
ジャンル : 政治・経済

コメントの投稿

非公開コメント

狂気の出来事

戦争を実際に体験したことのない私などは、戦争のことを少しは知っているつもりでも、本当は何も知らないのと一緒だと思います。
長崎や広島に原爆が投下されたことは知っていても、その悲惨な実態については何も知らないのが実情です。
そんな私にとって今回の記事は大変興味深く、少しでも戦争の悲惨さを知ることができればと思っています。

Re: 狂気の出来事

>ジョンパパさん
カリーノパパも含めて、多くの人が同じような状況だと思います。
戦争の本当の怖さを知っておられる方は、少なくなってしまったでしょうね。
カリーノパパ自身も、自分が勉強するつもりで、今回の記事を書いています。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

2018.5.5永眠、享年14歳10ヶ月

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

カレンダー
10 | 2019/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
最新トラックバック
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
FC2カウンター
人気ブログランキング
ランキングに参加中。 ポチッと押して下さると嬉しいです♪