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2019年全英オープン・予選ラウンド



2019年全英オープンの予選ラウンドが終了しました。

現時点での1位は、8アンダーで、J.・B・ホームズとシェーン・ローリーの2人です。

シェーン・ローリーは、地元とも言えるアイルランド出身の選手ですが、北アイルランド出身のロリー・マキロイやグレーム・マクダウエルやダレン・クラークに比べると、注目度は低かった選手です。

今大会、最も注目度が高くて優勝候補だったマキロイ選手は、初日の8オーバーが響いて予選落ちしてしまいました。

2日目は彼本来の実力を発揮して6アンダーでしたが、惜しくも1打足りずに決勝ラウンドに進むことができませんでした。

同じく地元出身のクラーク選手は、シニアにもかかわらず17番ホールまでは予選突破可能なスコアでしたが、18番ホールでトリプルをたたいてしまい、マキロイ選手同様、惜しくも決勝ラウンドに進むことができませんでした。

他の有力選手では、ジェイソン・デイが2オーバー、タイガー・ウッズが6オーバーフィル・ミケルソンが8オーバーで、決勝ラウンドに進むことができませんでした。(1オーバーまでの選手が決勝ラウンド進出)

世界のゴルフ界を牽引してきた2大スターとも言えるタイガー・ウッズとフィル・ミケルソンですが、2人そろって出場したメジャー大会は過去82試合もあるそうです。

しかし、その中で2人がそろって予選落ちを喫したメジャー大会は、今回が初めてのことでした。

日本人選手は8名出場しましたが、決勝ラウンドに進めたのは、稲森選手と浅地選手の2名だけでした。(共に1オーバー、58位タイ)

最も期待された松山選手は、3オーバー・87位タイで、2打足りずに予選敗退となりました。(2年連続予選敗退)



日本やアメリカの試合会場と今回のロイヤル・ポートラッシュ・ゴルフ・クラブを比較すると、後者は、フェアウェイが狭い、コース全体がうねっている、ラフが凄く長い、バンカーが小さくて深い等の違いが目立ちます。



今回、予選敗退となった有力選手達も、ボールを深いラフに入れて苦労していました。

日本やアメリカの試合で、1つのホールでトリプル以上たたくことは殆どありませんが、今回は、普段はボギーの少ない松山選手でさえトリプルをたたいていましたし、マキロイ純樹でさえダブルスコア(パー4で8打)を出していました。

かって世界1位にランクされたこともあるデビット・デュバルですが、今回は、なんと1つのホールで14打という信じられないスコアを出してしまいました。

リンクス(英国にある海沿いのゴルフ場)では、1つのホールで大たたきして崩れてしまうことが珍しくなく、名手と言えども最後まで気が抜けません。



上の写真の最も手前のティーグラウンドは、英国では「チャンピョンティー」と呼ばれている場所です。

バックティーよりも後方にあり、そこからコースを見ると、レギュラーティーやバックティーから見える景色とは完全に違った景色が見えます。

そこから、狭くてうねったフェアウェイにボールを飛ばさなければならないのですから、世界のトッププロ達でさえ、相当のプレッシャーを感じるものと思います。

今回の予選ラウンドは、リンクスとしては天候が良く(雨も風も穏やか)、地面も乾いているように思います。

このような場合、ドライバーで打ったボールは凄く転がり、想定以上に飛んでバンカーやラフに入ることもあるので要注意です。



上の写真は、16番ホール(パー3)のグリーン脇です。

グリーン脇が崖やOBというホールもあるので、グリーンを外すとパーを取るのが大変そうです。

また、もし天候が荒れたら、世界のトッププロと言えども更に苦戦すると思います。

コースの直ぐ横が海ですから、一旦強い風が吹き出したら、使うクラブが5番手位違うこともある程です。

実際、今回の予選ラウンドでも、16番ホール(パー3)で金谷選手がドライバーを使っていました。(金谷選手は「パー3でドライバーを使ったのは、小学生以来」と語っています)

加えて、雨が降り出すと、一気に寒くなり、寒さに慣れていない英国以外の選手達は大変だと思います。

今回の予選ラウンドでも、寒さに弱そうな松山選手は長袖シャツの上に防寒用ウェアを着ていましたが、英国で本格的に寒くなると、夏でも冬用の防寒着が必要になることがあります。

よく「リンクスは、自然との闘い」と言われますが、ゴルフの技術以外に自然の厳しさにも打ち勝つことを要求されることを意味しています。


追記:

2019年全英オープンが終わり、通算15アンダー、2位と6打差で、アイルランドのシェーン・ローリーが優勝しました。

最終日は、リンクスらしい海からの強風が吹き、殆どの選手がスコアを崩す中、ローリー選手は1オーバー・72と踏み止まり、念願だったメジャー制覇を成し遂げました。

2位は、イングランドのトミー・フリートウッドでしたが、英国出身の選手が1位と2位を占めたのは、やはり自然を相手にしたリンクスの戦い方を知っていたからでしょうか。

一方、決勝進出を果たした日本の浅地選手と稲盛選手は、最終日、浅地選手が5オーバーの76で、稲盛選手が9オーバーの80と、共に大きくスコアを崩しました。

その結果、浅地選手が通算6オーバーの67位、稲森選手が通算9オーバーの72位(最下位)という成績でした。

試合を終えて、浅地選手は「疲れました」と語り、稲盛選手は「歯が立たなかったです」と語っています。

共に良い成績を残すことはできませんでしたが、大変良い経験をしたことは間違いありません。



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ジャンル : スポーツ

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リンクスは難しい

8人出場した日本人選手ですが、2人しか予選を突破することができませんでした。
やはり世界は甘くありません。
それにしても、ウッズ選手やマキロイ選手の予選落ちには驚きました。
リンクスの恐ろしい罠にはまったということでしょうか。

Re: リンクスは難しい

>ジョンパパさん
日本人選手にとっては、厳しい現実です。
しかし、技術で劣っている日本人選手が、大会開始間際になって北アイルランドに行くという点でも甘いように思えます。
全盛期を過ぎたウッズ選手はともかく、優勝候補だったマキロイ選手の予選落ちには驚きました。
まさにリンクスの恐ろしさだと思います。
しかし、2日目に6アンダーと意地を見せてくれたのには感心しました。

No title

ゴルフジャーナリストの菅野徳雄氏が今回の全英オープンの会場を見て「これこそゴルフの原点だ。日本国内の箱庭コースで育った日本のプロは、硬い地面、強風、横殴りの雨、寒さというコンディションの本場リンクスで戦えるはずがない」と語っていました。
そのとおりだと思います。

Re: No title

>MACさん
菅野さんが言われるとおりだと思います。
天気が良い日は、日本人選手もそこそこのスコアを出せますが、リンクス特有の荒天になると、途端に太刀打ちできなくなってしまいます。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

2018.5.5永眠、享年14歳10ヶ月

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

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