泣き叫ぶ牛たち

福島第一原発から20キロ圏内が、ついに「警戒区域」に指定されてしまいました。

これまで、多くの動物愛護団体の方々が、放射能の危険を顧みず、20キロ圏内に立ち入り、残された動物を救おうとしていましたが、その活動も法律的に出来なくなってしまいました。



上の動画は、福島第一原発から10キロ圏内に残された牛たちが撮影されています。

既に多くの牛たちが死に、残った牛たちも衰弱しきって、泣き叫んでいます。



昨日のニュースで、福島県楢葉町にある蛭田牧場の牧場主である蛭田博章さんが紹介されました。

20キロ圏外のいわき市に避難している蛭田博章さんは、4月21日、約130頭の牛たちに最後の餌を与えました。

強制力のない「避難指示」の段階では、3日に1回のペースで餌やりのため牧場に入っていましたが、22日午前0時以降は、それも不可能になります。

蛭田さんは、「何もしてやれず、ごめん」と牛たちにわびました。

この日、蛭田さんが干し草を積んだトラックで到着すると、エンジン音を聞いた牛舎からは、一斉に鳴き声が起きました。

まず飲み水を与え、次に干し草を一列に並べると、牛たちは我先にと食べ始めました。

与えたのは1日分。牛が飲まず食わずで生きられるのは、約1カ月が限度だそうです。

子牛の牛舎を見ると、生後3カ月の雌牛が栄養不足で死んでおり、別の1頭が絶えそうな息で横たわっていました。

蛭田さんは、重機で掘った穴に死んだ子牛を埋め、瀕死の子牛の背中をずっと撫でました。

「ごめんな、ごめんな・・・」。涙が止まりませんでした。

立ち入りが禁止される今回の事態を前に、牛舎から牛を解き放とうと何度も悩みましたが、近所迷惑になると考え、思い留まったそうです。

最後の世話を終えた蛭田さんは、「一頭でも生かしてやりたかったけど、もう無理みたいです。次に来るときは、野垂れ死にしている牛たちを見るのでしょう。つらいです・・・」。

それ以上、言葉が続きませんでした。



また、自分の牛たちが、動物愛護団体の人たちに救助の手を差し伸べられているビデオを見た別の牧場主は、「本当は、これを政府にやってもらいたかった・・・」と無念そうに語っています。



事情も解らず、理由も知らされず、飢えて、苦しみながら死を待つ動物たち・・・。

「警戒区域」を指定する前に、彼らを救うことは、本当に出来ないのでしょうか?

政府は、お金での補償を考えているそうですが、尊い命は、お金では買い戻すことは出来ません・・・。



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テーマ : 原発事故
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泣き叫ぶ牛たち

この動画、涙なくして見られません。
泣き叫ぶ牛たちが、あまりにも可哀相です。
彼らを、こんな状況に追い込んだ責任は、人間にあるのですから、人間は、彼らを救う責任もあると思います。

自らを律する

首相や東電社長が、避難している方々に会ったそうですが、それがパフォーマンスに終わってしまってはいけないと思います。
昨日見た新聞によると、東電には、幹部と呼ばれる人達が70人もいるそうです。
会長や社長を経験した人達は、たとえ不祥事で引責辞任したとしても顧問として残り、個室、秘書、送迎車が与えられ、事実上仕事がなくても高給をもらえるそうです。
また、東電を監督すべき経済産業省の幹部が東電に天下りし、副社長に就くことが慣習になっているそうです。
政府も東電が支払うべき補償費を負担するそうですが、政府が税金の使い道を決める前に、まず東電が国民に対してを自らの律し方を示すことが筋だと思うのですが。

Re: 泣き叫ぶ牛たち

>シナモンさん
既に餓死した牛。衰弱し、飢えに苦しみ泣き叫ぶ牛。
余りにも可哀そうで、見るるが本当に辛いです。
私も、彼らを救うのは、人間の責任だと思います。
尊い命は、決してお金では償えません。

Re: 自らを律する

>デュークパパさん
たった数時間の訪問は、マスコミ向けのパフォーマンスと言われても仕方ないように思います。
福島県知事が、東電の社長に向かって「あなたは、ここに泊まったことがありますか?泊まってみれば、どんなに酷いか解りますよ」と言ってましたが、まさにそのとおりだと思います。

作家の北杜夫さんが「東電で一番偉いのは、豪雪や台風の時に最前線で電線を守る人達」と言っておられますが、そのとおりだと思います。
今回の原発事故でも、放射能の危険に晒されながら、原発の復旧作業にあたる人達には、頭が下がります。
一方で、天下り役員も含めて、東電本社に大勢いる幹部の人達には、被災地の皆さんの御苦労と最前線で働く社員の皆さんの御苦労を実際に見ていただき、今、自分達が何をすべきかを考えて欲しいと思います。

No title

本当に政府は何をやっているでしょうね
自民党も民主党もヘチマも無いんじゃないでしょうか?
意図的にゴーストタウンにしようとしか思ってない気がします

Re: No title

>あらみすさん
「国民の生活が第一」ということで、国民の多くが期待して民主党政権が誕生しましたが、菅首相になってから、完全に自民党政権時代と同じになってしまった感じがします。
噂の真偽は不明ですが、今回の地震が発生した時に、風前の灯状態になっていた菅首相は「これで、あと2年は大丈夫」と言ったとか。
国民の生活より、自分の政権維持に懸命になっているようで、情けなく思います。
一方の自民党も、国民のことより利権と選挙のことしか頭にないのはミエミエで、この国の政治屋には失望します。
政党の枠など超えて、一刻も早く被災者と、その動物を救い、原発事故の収拾を図ってもらいたいと思います。
せっかく集まった援助物資が、分配されることも無く滞っているなど、もっての外だと思います。

No title

牛達の泣き声を聞くのは、とっても辛いです。
蛭田さんの「ごめんな。ごめんな」という気持ちが、痛いほど解ります。
ただ餓死を待つなんて、あまりにも酷過ぎます。
何とかならないのでしょうか。

Re: No title

>ショコラさん
餓死した牛や、飢えに苦しむ牛の泣き声は、本当に悲し過ぎます。
蛭田さんの「ごめんな。ごめんな」という声を、政府や東電の幹部にも聞いてもらいたいです。
この牛達を20キロ圏外に移動する方法は無いのでしょうか?
移動が駄目な場合でも、なんとか水や餌を与える方法は無いのでしょうか?

命の優先順位

命には、思いも軽いも
大事も後回しもないはずなのに。

どうしても、後回しになる、もしくわ
完全に無視されてしまう動物の命。

国として、この 命の平均化 を
未来の大きな目標としてもらえることを
心から願い、訴えて行きたいと願います。

本当に、苦しいです。

Re: 命の優先順位

>やっこさん
やっこさんの言われるとおりですね。
人の命も動物の命も、同じように尊いはずだと、私も思います。
日本は、動物に関して、まだまだ後進国だと思います。
犬に関しても、単に動物としか見られないことが多く、またペットと呼ばれて玩具のように扱われることが多いように思います。
犬も、家族の一員であるという考えが一般的になるといいなと思います。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

●リンクフリーです。貼ったり剥がしたり、ご自由にどうぞ。

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