置き去りにされた動物達

福島第1原発の事故で、原発から半径20キロ圏内の人達は、避難所などに移り住んでいます。
一方で、避難所に移り住むことも出来ない動物達の多くは、そのまま置き去りにされています。

そして、今、置き去りにされた犬や猫を保護する動物愛護団体の活動が活発化しています。



「ブレーメンの生きもの隊」による動画・パート1



「ブレーメンの生きもの隊」による動画・パート2



4月9日、NPO「アーク」(大阪府能勢町)の奥田昌寿さんと東田晃信さんは、原発の西にある同県二本松市から20キロ圏内に入りました。

JR常磐線浪江駅近くだけで10匹の犬を見かけ、5匹を保護しました。
奥田さんは「無人の町に犬だけがいる恐ろしい光景だった」と振り返ります。

20キロ圏内に入る理由について、アークの奥田さんは「迷いはあったが、助けられるのは人間だけ。放っておけなかった」と話しています。

アークは、1990年に英国人のエリザベス・オリバーさんが設立し、阪神大震災でも、被災者が飼えなくなった動物の世話を引き受けています。

一方、栃木県の「動物友の会・みぶ里親の会」の塩野裕児代表ら6人は、4月10日、原発の南側に位置する福島県いわき市から20キロ圏内に入り、富岡、楢葉両町で犬4匹、猫4匹、ウサギ1羽を保護しました。

殆どがやせ衰えていたそうです。
住宅の庭でつながれたまま死んでいる犬もいたそうです。

(写真は、アニマルフレンズが撮影した痩せた犬です)



福島第一原発からの放射能を心配して、帰国したり、西日本に避難したりする外国人が多いなか、原発から20キロ圏内に置き去りにされた犬達を救う為、放射能汚染も恐れず、福島へと向かったイタリア人女性がいます。

彼女の名前は、イザベラ・ガラオン青木さん。

イザベラさんは、4年前にペットホテル「アニマルガーデン新潟」を開業しました。
同時に、飼い主がやむを得ない事情で育てられなくなった犬達を、空き室を利用して保護する活動を始めました。

震災から2週間が過ぎた3月下旬、原発事故による自宅からの避難を余儀なくされた福島の被災者から、イザベラさんの施設に電話が入りました。

「すぐ家に帰れると思って、原発20キロ圏内にのんちゃん(飼い犬の名前)を残してしまったんです。もし行く機会があったら、せめて餌と水だけでも残してきていただけませんか」

電話の主は泣いていました。
イザベラさんは、住所と犬の特徴を飼い主に聞きましたが、胸の中では、その犬を救い出す覚悟を決めていました。

「人がいない街で、水も飲めず、餌も食べられずに死んでいく動物達を思うと可哀相だし、飼い主さんの気持ちを思うと放っておけません。すぐに仲間のボランティアと二人で福島県に向かいました」

既にニュースでは被曝の危険性が報じられていました。
イザベラさんも現地の放射能汚染の話は知っていましたが、防護服は用意しませんでした。
「防塵マスクは着けたけど、着ている服を洗えば問題ないだろうと考えて、普段着のまま行きました。きっと、短時間なら大丈夫。それよりも動物たちのほうが心配で…」

現地には、夜、到着しました。
教えられた住所に着くと、庭先から「ワン、ワン」とのんちゃんの吠える声が聞こえてきました。

やせ細った白い毛の柴犬。
飼い主からは、他人にはなつかないと聞かされていましたが、鎖を外してやると急に大人しくなり、「クゥーン、クゥーン」と鳴き声を上げました。

2週間ぶりに触れあう人の温もりを、のんちゃんは嬉しがっている様子でした。
「よく頑張ったね、のんちゃん。もう大丈夫だからね」。
用意していたビーフジャーキーをあげると、あっという間に平らげ、ドライフードもガツガツ食べました。



食べることも出来ず、餓死してしまった牛もいます。



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テーマ : 原発事故
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救助活動

今朝のニュースでも、原発事故の影響で、外国からの観光客が大幅に減っていると伝えていました。
飛騨の高山では、この影響による損害金額は16億円にもなるそうです。
そんな状況下、原発から20キロ圏内に入り、置き去りにされた犬達の救助に向かったイザベルさんの行動には、本当に頭が下がります。
自分のことより「動物達のことが心配で」という言葉に、彼女の優しさが込められているように思います。
同様に、アークの奥田さんの「迷いはあったが、助けられるのは人間だけ。放っておけなかった」という言葉にも、深い感銘を受けました。

餓死

今日のニュースによると、20キロ圏内には、牛が3千頭、豚が3万匹、鶏が60万羽いるそうですが、その多数が餓死している可能性があるそうです。
畜産農家らは「餓死を待つなんてむごい。せめて、殺処分を」と言ってるそうです。
私は、飢えに苦しむ様子は映画でしか見たことがありませんが、恐らく、地獄のような苦しみだと思います。
なんとか助けることは出来ないのでしょうか?

Re: 救助活動

>シナモンさん
日本から外国人が退去しているだけでなく、海外から日本に来る人も減っているのですね。
外国の人達は、日本人以上に地震や放射能に対して敏感でしょうから、無理もありませんね。
それにしても、イタリア人のイザベルさんには、頭が下がります。
他人の犬を救う為に、放射能の危険も顧みずに20キロ圏内に入るなんて、普通は出来ることではありません。
アークの奥田さんにしても、本当に動物を愛しているのですね。

Re: 餓死

>デュークパパさん
人間社会では、人間の非難を優先するのはやむを得ないのでしょうが、動物達もなんとかならないのでしょうか。
もし私が避難勧告に遭ったら、私の場合は、絶対に愛犬を置いて避難することは出来そうもありません。
もし避難所が犬を受け容れないというなら、恐らく、私は車で犬達と寝泊りする方法をとると思います。
でも畜産農家となると、動物の数が多いから、一緒に連れて行くというのは、本当に難しいですね。
せめて、餌と水だけでも与えてやれるといいのですが。

我が町のお祭

19、20日の我が町のお祭。
戦後初めての、中止です。
とっても驚きました。

そう、飛騨高山の祭は行ったようですが
外国人観光客が、とにかくいないって
父が話していました。

カリーノパパさん。
置き去りにされた、残された、この
動物たちのこと、映像、話 …
辛すぎて、直視できません。
なんとか、1頭でも … と、汚染区域内に
入ろうと頑張る団体もありますが
胸が詰ります、本当に、現実とは言え
こんな形で、時間を掛けて、苦痛を与えて
ゆっくりと恐怖の中で死んで行ったリする
動物のことを思うと、本当に、悲しいです。

動物が、どうか、命として 二番目 に
ならないように …

心から願います。

20キロ圏内

餓死している動物達を見ると、本当に悲しくなってしまいます。
そして、事情も知らずに飢えに苦しみながら死んでいく動物達に対して、申し訳なく思います。
全て、人間のせいなんですよね。

枝野官房長官の現地視察のニュースで、彼が防護服を着ていたので、「頑張っている政治家もいるんだな」と感心したのですが、実際には5分間だけの視察だったそうで、被災地の人達は呆れていたそうです。
放射能汚染の危険に晒されながら、防護服も着ずに犬達の救助を行っている人達がいることを思うと、なんだかやり切れません。

Re: 我が町のお祭

>やっこさん
楽しみにしていた年に一度のお祭りが中止になるのは、悲しいですね。
原発事故が、色んな方面に悪影響を及ぼしています。
短い期間ならまだしも、いつ収拾するのか判らないのが困ったものです。

今日のニュースでは、韓国でも問題が生じているようです。
世界のあちこちで、原発という爆弾を抱えているようなもので、本当に怖い気がします。

飛騨高山も外国人観光客が減っているようですが、中国人観光客で溢れていた東京も、最近は、あまり見かけなくなったような気がします。

20キロ圏内は、今まで検問も無く、入ろうと思えば入れたようですが、今後は、立ち入り禁止にするようなことを言っています。
もしそうなら、その前に、全ての動物も圏外に移動してもらいたいと思います。
政府は、動物の命をなんと考えているのでしょうか?
人間の命と同様に、動物の命も尊いものだと思うのですが。

Re: 20キロ圏内

>MACさん
食べる物も飲む物も無いというのは、想像を絶するくらい辛くて苦しいものだと思います。
国会議員の中に、その動物達の苦しみを考えている人はいるのでしょうか。
20キロ圏内を立ち入り禁止にする前に、なんとか動物達も救って欲しいと思います。
MACさんと同じように、私も動物達に対して、本当に申し訳なく思います。

枝野官房長官の現地視察のニュースは、私も見ました。
MACさんと同様に、私も最初は感心したのですが、彼が車から降りて視察したのが5分間と知って、唖然としました。
たった5分の視察で、何が解るというのでしょうか?
かえって、被災者の皆さんにとっては、迷惑になったのではないでしょうか?
大勢のマスコミを引き連れて、あれは「私は頑張っています」というパフォーマンスに思えて仕方がありません。

警戒区域

原発20キロ圏内が、ついに警戒区域になっちゃいましたね。
そういう指定をする前に、まず置き去りにされた動物を避難させるのが先だと思うのですが。
昨日のニュースで、原発近くの酪農家が残された牛に餌を与えに戻ったら、生後3ヶ月の子牛が衰弱死していたと語っていました。
人間同様、是非、動物も救ってもらいたい!

Re: 警戒区域

>タンタンさん
警戒区域内でも、放射能の値が高い所と低い所があるそうで、低い所の住民にとっては、やりきれないでしょうね。
菅首相と東電の社長が避難者達に会いましたが、多くの怒りの声を浴びせられたようです。
突然に住む場所を追われ、いつ帰れるともわからないのですから、怒りはもっともだと思います。
警戒区域に指定されたことによって、家に残してきた動物は、高い確率で死を迎えることになってしまうのでしょうね。
菅首相や東電の社長のコメントを聞いていると、本当に住民の痛みを理解しているように思えないのは、私だけでしょうか?
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

●リンクフリーです。貼ったり剥がしたり、ご自由にどうぞ。

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