人間の評価とは


日本では、一般的に、有名な学校に入り、大きな会社に就職することが幸せな人生を送る為の最善の方法と考えている人が多いように思います。

また、政治家、高級官僚、医者、弁護士、有名企業の役員などになることが幸せであり、人生の成功者であるかのように考えている人も多いと思います。

そして、その人生の成功者になる為に、幼い頃から塾に通い、大学まで受験漬けの日々を送ります。

大人は、一流と言われる高校や大学に入った子供を見て、「あの子は頭がいい」と評価します。

更に多くの大人が、そんな子供に対して「頭がいい=優秀な人間」と評価します。

しかし、本当にそうなのでしょうか

日本の国会議員の中には、どう見ても「お馬鹿さんだな」と思える人が多々います。

高級官僚の中には、そんなお馬鹿な国会議員に忖度し、国民に嘘をついてまで出世を目論む人が多々います。

時には、国民から集めた税金を使って自分の子供を有名大学に裏口入学させ、逮捕されるというお馬鹿な高級官僚もいます。

ミシェルのお父さんは、欧米の学校教育を見て、日本の学校教育に大きな疑問を感じました。

端的な言い方をすると、日本は「覚える教育」で、欧米は「考える教育」という違いを感じます。

日本は「覚える教育」だから、試験に対して「丸暗記」に走ります。

日本の試験では、「考える能力」よりも「暗記力」が重要となりますから、「記憶力が良い=試験の成績が良い=頭が良い」という評価になりがちです。

現在の日本の高級官僚は、記憶力に関しては抜群の人ばかりです。

それにも関わらず、国会で「記憶にありません」と答えているのは、誠に不思議で不遜に感じます。

考える教育を大学ですると、教授の準備が大変で、厳しくてきめ細かい内容の授業をすると、学生の人気が落ちることもあって、日本の大学では、簡単に単位が取れるようにし、余った時間を教授の研究の為に使うという傾向が大変強いように思います。

一方、欧米の学校や大学では、「あなたは、どう思いますか?」をとても大切にしています。

そして、考える為にも膨大な量の本を読むことが必要となり、大学を卒業するのは容易なことではありません。

加えて、日本では、「試験の成績が良い=頭が良くて優秀な人」という極めて単純な評価がなされますが、欧米では、例え試験ができなくても、「その人が持つ潜在能力を見つけ、表に引き出してあげよう」という努力が日本以上になされます。

以下に紹介する人達は、日本の学校だったら「落ちこぼれ」と評価され、成功を得られなかったかもしれません。



上の人物は、発明王のエジソンです。

算数の授業中に先生が粘土を例に「1+1=2」になることを説明したところ、エジソンは「1個の粘土と1個の粘土を合わせたら、混ざって1個の大きな粘土になるのでは?」と主張して納得しなかったそうです。

質問ばかりしていて学校の先生から邪魔者扱いされてしまったエジソンは、泣きながら家に帰って母のナンシーに報告しました。

ナンシーは学校に行って抗議しましたが、エジソンのことを迷惑がる先生の態度は変えられませんでした。

ナンシーは「それなら、この子には私が勉強を教えます」と宣言し、入学後たった3ヶ月でエジソンを退学させてしまいました。

かつて教師をしていたナンシーは、エジソンの抱いた疑問と徹底的に向き合い、家の地下室をエジソン専用の実験室にし、そこで発明に必要な才能を伸ばしたそうです。



上の人物は、相対性理論で有名なアインシュタインです。

アインシュタインは、幼い頃に言語障害があったと言われ、5歳頃まで満足に言葉を発することができなかった為、両親を大いに心配させました。

でも、学校の成績は決して悪くなく、9歳の時には、ピタゴラスの定理を自力で証明してしまうほどでしたが、相変わらずスムーズに喋ることはできなかったので、同級生からは「のろまな奴」と罵られていたそうです。

母国ドイツの学校教育にも馴染めなかった為、スイスの大学を受験しましたが、結果は不合格になってしまいます。

ところが、数学と物理では最高点をマークしていたので、特別な条件付きで1年後に入学を許可されました。

しかし、その大学でも自分の興味のある分野しか勉強しなかったアインシュタインは、授業を休んだり、物理の実験では最低点を取ったりしていたそうです。



上の人物は、「種の起源」を著し、生物の進化論を提唱したダーウィンです。

ダーウィンは勉強は得意ではなかったものの、幼い頃から植物や昆虫の採集が大好きだったといいます。

そんなダーウィンの父である医師のロバートは、ダーウィンに家を継がせるべく大学の医学部に通わせますが、本人は医学に興味がなく、手術で患者の血を見るのも苦手という有様でした。

そこで、ロバートは「医者が無理なら牧師になってくれ」と、ダーウィンを大学の神学部に入学させますが、またもや本人は牧師になる気などなく、遊んでばかりいたそうです。

そんなダーウィンでしたが、植物学と地質学を担当する二人の教授に出会うと、一気に学問に目覚めたといいます。



上の人物は、狂犬病やコレラに効くワクチンを開発し、予防接種を世に広めたパスツールです。

パスツールはフランスの田舎で生まれ育ち、幼い頃の成績は極めて平凡でした。

どんな勉強も真ん中かそれ以下の成績で、得意だったのは絵画だけという子供でした。

しかし、学校の校長先生はパスツールの長所を見抜いていました。

それは、たとえ要領が悪くても、「物事を粘り強く考える熱意」でした。

田舎からパリに出て勉強するよう勧められたパスツールは、パリの充実した環境で勉学に励み、化学の分野でめきめきと頭角を現したそうです。



上の人物は、ヴァージン・グループの創立者であるリチャード・ブランソンです。

ブランソンは、1950年にロンドン郊外サリーのアッパーミドル(中流の上)の家庭に生まれました。

父親はバリスタ―(法廷弁護士)で母親は元スチュワーデス、祖父はサーの称号を持つ高等法院の裁判官で枢密院のメンバーだったといいます。

ブランソンは、幼い頃、ディスレクシア(学習障害)に悩まされ、17歳の時にはパブリックスクール(名門高校)を中退してしまいました。

日本なら、この時点で完全な「落ちこぼれ」と評価されたかもしれません。

しかし、1973年にはレコード会社の「ヴァージン・レコード」を創立し、1984年にはヴァージン・アトランティック航空を設立するなどし、世界で最も成功した人物の一人となりました。


人間の評価は、学校の試験などで計れるものではありません。

たとえ学校の試験が悪くても、他の人には無い優れた能力を持っている人は多々います。

技術的な能力だけではなく、他の人間や動物への愛情や優しさなども、人間の評価の重要な項目の一つだと思います。

また、出世したか否か、裕福になったか否かなどよりも、如何に楽しい人生を送れたかも、人間の評価の大切な項目の一つだと思います。



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No title

今回のブログを読んでいて、感心しきりでした。
私もカリーノパパの言われるとおりだと思います。
日本の評価は一面的過ぎますし、学校などの試験対策は、考えたり疑問を持ったりせず、ひたすら記憶力を鍛えて覚えることが大切になっています。
そんな世相を反映してか、日本の若者は考えることが不得手になっているように思えます。
出世の為に国会で嘘をつく官僚を見ても、人間性を含めた多面的なチェックができる評価が必要なのではないでしょうか。

No title

私は学生の頃に落ちこぼれと思っていたので、今日の記事には大変勇気づけられました。
先生から教えられても素直に覚えられず、直ぐに「何故?」と疑問を感じてしまうことが多かったように思います。
これからはネガティブにならず、自分を信じてポジティブに行動できるようにしたいと思います。

教育の違い

自分の学生時代を振り返っても、確かに覚えることが主だったように思います。
考えるよりも覚える方が試験に対して効率が良かったことが、その理由だったのかもしれません。
そんな教育が、創造性のない今の日本文化に繋がっているのでしょうか。

Re: No title

>デュークパパさん
ありがとうございます。
デュークパパさんが言われるとおり、日本の評価は一面的過ぎるように思います。
そして、考えたり疑問を持ったりせず、ひたすら覚える教育のような気がします。
そうなると、創造性の欠如が生じてしまいますが、日本の殆ど全てにおいて、欧米の真似事が多い原因になっているように思います。

Re: No title

>アリスさん
落ちこぼれなんて、本当は無いのだと思います。
カリーノパパもアリスさんと同じで、教えられたことに対して、常に疑問を感じていました。
でも、試験で良い成績をとる為には、疑問など持たず、ひたすら覚えるようにした方が良いように思います。
常に明るく笑ってポジティブに生きてる人が、一番素敵だと思います。

Re: 教育の違い

>COCOさん
日本の教育は、やはり覚える教育なのだと思います。
仰るとおり、考えるよりも覚える方が、日本の試験の為には良いと思います。
そして、覚える教育が創造力の欠如を生み、物まねの文化を生んでしまうように思います。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

2018.5.5永眠、享年14歳10ヶ月

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

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