海外に出て世界を知る



サッカー・ワールドカップ・ロシア大会において、日本代表チームは決勝トーナメント1回戦で敗退し、まだ経験したことが無かったベスト8に進むことはできませんでした。

優勝候補の一角であるベルギーと対戦した日本は、後半に入って2対0とリードしましたが、その後のベルギーの怒濤の攻めに耐え切れず、最終的に2対3で敗れました。

試合後に、長友選手が次のように語っています。

実力通りかなと思います。

相手も明らかに強かったし、やっていて「こいつら化けものだ」と思いました。

自分達も、2対0で勝ってる状況で「いける」って気持ちでみんないて、一瞬でも思ってしまって、夢を見てしまったから、一瞬で砕けてしまった。

これが世界との差だなと。

1点取られて明らかにベルギーは目を覚ましたというか、勢いが全く違ってきたし、途中で入ってきた選手フェライニと22番の選手(ナセル・シャドリ)が相当なフィジカルとスピードがあって、セットプレーもめちゃくちゃ怖かったし、1点目で勢いづけたかなと思います。

(最後の場面でも)そんなに簡単な世界じゃなくて、最後のシーンで相手があれだけの走力で前へ出てきた。

僕達は、それを戻り切れなかったし、走力自体もレベルが違ったということ。

ベルギーは、全部が僕らを上回っていました。

クオリティーもそうだし、スピードもフィジカルも彼らの方が上だった。

結果は実力通りだなと。

実際にベルギーの選手と対戦した長友選手にしか判らない冷静なコメントだと思います。



本田選手は、試合後、今後の日本代表チームを支えることになる若手選手達に対して「とにかく海外に出ろ」と呼びかけています。

ワールドカップの為にプロになり、ヨーロッパに渡り、世界の強豪選手達とプレイし、その厳しさを肌で知ってきた本田選手だからこそ言える言葉だと思います。

今回のワールドカップで活躍した日本の選手達の多くは、ヨーロッパのチームに所属してプレイしています。

もし、日本代表チームの選手全員が、Jリーグしか経験したことがない人達ばかりだとしたら、どうなっていたでしょうか

テレビや雑誌でしか見たことがない世界のスター選手達が目の前に現れたら、それだけで精神的に委縮してしまい、試合が始まる前に敗戦が約束されてしまうかもしれません。

しかし、長友選手、本田選手、長谷部選手、香川選手、乾選手、柴崎選手、大迫選手、原口選手、吉田選手、酒井選手、川島選手といった面々は、海外のスター選手達と何度も対戦しており、少なくとも試合前から臆するということはありません。

そのこと一つとっても、若い内から海外に出て、世界レベルの選手達と一緒にプレイすることが如何に大切かが解るような気がします。

このことは、サッカーに限らず、テニスの錦織選手、ゴルフの松山選手、野球の大谷選手達を見ても、若い内に海外に出ることの大切さが解ると思います。

同様のことは、スポーツだけでなく、学問やビジネスなどの世界でも言えるように思います。

ミシェルのお父さんは、30歳を過ぎてから海外勤務を経験しましたが、もし人生をやり直せるなら「もっと若い内から海外に出たかった」と思っています。

新婚旅行で初めて海外旅行した時は、旅行会社が全ての手配をしてくださり、添乗員が観光地の案内をしてくださり、楽しい想い出だけを持って帰国できました。

しかし、初めての海外出張や海外勤務となると、自分で飛行機やホテルの手配をしなければならないこともありますし、慣れない英語で外国人と交渉しなければならないこともあります。

出国前に、そんな場面を想像すると、それだけで「大丈夫かな?」と不安になってしまいます

ましてや、外国に何年間か住んで勤務するとなると、まず色々な手続きが必要になります。

日本でさえ、役所の事務手続きは面倒なものですが、それを習慣も法律も言葉も違う国の役所に行って行う訳ですから、その気苦労は並大抵ではありません。

海外におけるビジネスは更に熾烈で、例えば、海外の建設工事においては、莫大な損失を被ることも珍しくありません。

鹿島建設、大成建設、西松建設、間組、伊藤忠商事の5社JVが、2006年にアルジェリアの道路工事を約5400億円で受注しましたが、工事途中で約1000億円の未払金が発生し、国際裁判になったことがありました。

最終的に、「未払金の一部だけを受取り、工事は80%完成した状態で撤退」ということで決着しましたが、その結果、JV会社は莫大な損失を被りました

海外で実際に生活してみると、色々なことが見えてきます。

外国の方が素晴らしいこともあれば、悪いこともあります。

そんなことを経験すると、日本を客観的に見ることができるようになり、日本の良さと悪さも、より鮮明に見えてきます。

海外から日本を見ると、やはり「日本は、特殊な国だな」と思います。

その理由の一つは、「基本的に単一民族で、外国の領土になったことがない」という平和と言える歴史が影響しているように思えます。

最たる特殊な例の一つとしては「日本の建設業界」があり、その特殊性ゆえに、外国の建設会社が進出しにくい原因となっています

政治の世界においても、日本の政治屋さん達は、国内では言いたい放題ですが、先進国の政治家の前では「借りてきた猫」状態という方が多いようです。

通訳なしで外国の首脳と丁々発止と交渉できる政治家は、残念ながら、現在の日本政府内には殆ど見当たりません。

もし日本の若い人達が、今以上に若い時から海外に出る機会が増えたら、近い将来、外国の首脳と通訳なしで堂々と交渉できる政治家が出現するかもしれません。

そんな時代が来れば、恐らく、サッカーの日本代表チームもワールドカップで優勝争いに加わっているかもしれません



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No title

今回のワールドカップを見ていて、カリーノパパさんが言われる海外での経験の大切さを痛感しました。
ゴルフや野球などでも言えることですが、普段からレベルの高い所で競い合っている選手と、レベルの低い所でプレイしている選手では、大きな違いを感じます。
技術だけではなく、ネイティブな語学力を習得する意味でも、少しでも早く海外に出た方が良いのでしょうね。

Re: No title

>ジョンパパさん
今はグローバル化が進みましたから、世界レベルの選手になる為には、目を世界に向けて、少しでもレベルの高い所でプレイする必要があるように思います。
今の日本のゴルフ界やサッカー界のレベルは、世界のトップレベルと言うにはイマイチという感じがします。
仰るとおり、世界レベルの選手になる為には言葉も大事で、その為にも少しでも早く海外に出る必要があります。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

2018.5.5永眠、享年14歳10ヶ月

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

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