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スポーツマンシップとは



昨日は、日本とポーランドの試合が行われ、日本は0対1で敗れましたが、セネガルとの「フェアプレイポイント」差で、かろうじて決勝トーナメントに進むことができました。

決勝トーナメントに進めたことは喜ばしいことですが、その試合の終盤に見たくはないプレイが続いたのには、正直言って残念に思いました。

0対1で負けていた日本は、同点にすべく積極的にゴールを狙っていましたが、試合の終盤になってコロンビアが得点をあげたことが判ると、ゴールは狙わずにボールを回し、0対1のまま試合終了を待つ作戦に切り替えました。

一方のポーランドは既にグループリーグ敗退が決まっていることもあって、1対0でも勝てば良いと考えたのか、敢えてボールを奪いに行かずに試合終了を待つ作戦を選択しました。

その結果、両チームの選手は殆ど動かず、ボールだけが日本選手の間を行ったり来たりするという奇妙な試合になってしまいました。

10分間以上も、そんな試合を見せられた観客からは、抗議のブーイングが発せられたのは言うまでもありません。



サッカーのワールドカップなどでは、他のチームの試合の経過を見ながら作戦を切り替えるというのは珍しいことではありません。

また、敢えてゴールを狙わずにボールを回すというのは、ルール違反ではありません。(時間稼ぎが明らかな場合は、イエローカードにすべきだと思いますが)

しかし、このような奇妙なシーンを、ワールドカップという最高の舞台で見せられる観客はたまったものではありません。

このような戦い方に、英国のBBCの解説陣からは強烈な批判が出ています。

マーク・ローレンソン氏は、「結局は、とても残念な試合となり、茶番に変わった。もっとワールドカップで順位を決める良い方法があるはずだ。抽選? いやノーサンキューだね」と語っています。

元北アイルランド指揮官のマイケル・オニール氏は、「監督として、他のチームの試合結果に全てを委ねるのは唖然とさせられるね。日本には、ここまで良い意味でスポットライトが当たっていたが、私は次のラウンドでボコボコにされるのを望んでいる」と語っています。

元エヴァートンの選手であるレオン・オズマン氏は、「西野監督は明らかにコロンビアが勝つことを期待し、重要な選手をベンチに置いたままにした。長谷部が入り、試合をスローダウンさせた。彼はイエローカードの差で突破できることを味方に伝えたのだろう。本当に最後の10分は恥ずかしいような展開だった。ワールドカップでは見たくなかったし、茶番だよ」と語っています。

同様に、韓国メディアも「失点直後、日本は積極的にゴールを狙い、普通の試合だった。しかし、コロンビアが先制ゴールを決めたというニュースを聞くと、日本の態度は急変した。一番の被害者は観客だろう。世界の祭りを見るために高価なチケットを払い、喜んで入場しているのに、血と汗の代わりに意味なく転がっていくサッカーボールを見るハメになった。スポーツマンシップが不足したスタジアムには、観衆のブーイングでいっぱいとなった」と痛烈に批判しています。

一方で、惜しくもグループリーグ敗退が決まったセネガルのシセ監督は「フェアプレーポイントの差によって敗退が決まったが、私はこのチームを誇りに思う。これもルールの一つだ」と語っていますが、その清々しい言葉を聞いて、少し救われた気がします。



先日終わった全米オープンゴルフでも、驚くようなプレイがありました。

メジャー5勝、ツアー通算43勝という輝かしい実績を持ち、紳士的でファンサービスに溢れ、世界中のゴルフファンから愛されるフィル・ミケルソン選手が、こともあろうにグリーン上を動いているボールを意図的に打ってしまうという違反をしたのです。

ミケルソン選手は、その理由を「厳しいコースセッティングで、仮に違反をしなかったらボールは傾斜を転がりグリーンの外に出ていた。(2打罰という)ルールを戦略的に使っただけ」と釈明しました。

しかし、「動いているボールを打つと2打罰」というルールは、このような場面を想定して設けられたのではないことを、ミケルソン選手ほどの選手なら誰よりも知っているはずです。



ミケルソン選手の意図的な違反行為について、USGAのマイク・デービスCEOは「ルールに従いペナルティを科した。意図に関係なく、動いているボールを打ったので2罰打とした。失格についての議論で出たが、今回は適用されない」と説明しました。

この説明に対して、メディアはミケルソン選手とUSGAを激しく非難し、米国スポーツ専門局のESPNは「棄権して謝るべきだ」と批判しました。

動いているボールを故意に打つなど前代未聞のことで、ゴルフの精神とスポーツマンシップに背く行為と受け止められても言い訳できません。

ミシェルのお父さんもミケルソン選手は好きなプロゴルファーの一人でしたが、この出来事に関しては大いに失望させられました。



1ヶ月ほど前に行われた日本のゴルフ大会のプロアマで、片山選手の失礼な態度に腹を立てた招待客がプレイを止めて早退するという不祥事が発生しました。

ことの重大さから、JGTO(日本ゴルフツアー機構)の青木功会長は会見を開き、石川遼選手会長らと共に頭を下げて謝罪しました。

会見では、問題の詳細が公表され、プロアマ1ホール目に同伴アマA氏がパッティング中にもかかわらず、片山選手は自らのパッティング練習を行なっていたといいます。

記者から「これまでもプロアマの最中にパッティング練習はしていたのか?」と問われた片山選手は、「僕も20年やってきた中で、きちんとプロアマとはこういうものだということを教わらずに今まで来てしまったということはあったと思います」と発言しました。

片山選手の発言は記者の質問に対する回答になっていませんが、そもそも他の人がパッティングしている時に自分のパッティング練習をするという行為が、ゴルファーのマナーとして論外であることは言うまでもありません。

更には、45歳にもなる片山選手が、プロアマの意味も理解せず、自分の練習を優先したことは、プロ失格と言われても言い訳できません。



記者から「最初のホールで同伴アマが帰ってしまった時の心境」を尋ねられた片山選手は、「なぜ帰るのか分からなかった。どうして帰るんだろう?」と答えています。

誠に鈍感だと思いますし、同伴競技者が怒って帰る理由が解らないほど、普段から同じような行為をしていたということだと思います。

日本の男子プロの大会を見に行くと、同じようなプロのマナー違反や不遜な態度をよく見かけます。

尾崎将司選手など、その最たるプロの一人で、打った後はクラブを杖代わりに歩く、歩きながらタバコを吸う、ティーグラウンドではキャディが用意した携帯椅子に座る等々、本当に見苦しく感じます。

そんな有名選手達に遠慮して、厳格に注意しない機構側にも責任の一端はあるのかもしれません。



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No title

時間稼ぎのボール回しを決勝トーナメントに進出する為の作戦と理解を示す人も多いと思いますが、私個人としては、たとえグループリーグで敗退しても最後まで勝利への執念を見せてくれた方が良かったように思います。
決勝トーナメントに進出できましたが、どこか悲し気な選手達の表情にも、同様の思いがあったように感じました。

片山選手の謝罪会見をテレビで見ましたが、まず異常な髪型に驚きました。
次に青木会長や石川選手会長が招待客に対して敬語を使っているのに、片山選手は敬語を使っていないことに驚きました。
片山選手の表情をみても、ふてくされた感じで、本心は悪いことをしたとは思っていないように思えました。

Re: No title

>デュークパパさん
カリーノパパもデュークパパさんと同意見で、時間稼ぎのボール回しは感心しません。
たとえグループリーグで敗退しても、最後まで攻める姿勢を見たかったです。

Re: タイトルなし

>ジョンパパさん
カリーノパパも片山選手の髪型には驚きました。
謝罪会見に出てくる髪型とは思えません。
まだ26歳の石川遼君が敬語を使っているのに、46歳の片山選手が敬語を使えないことにも驚きました。
片山選手の表情は、確かにふてくされているように見え、態度からも本気で「悪かった」とは思っていないように見えました。
日本の男子プロゴルファーの中には、恐らく、片山選手や尾崎将司選手のような人が多いのでしょうね。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

2018.5.5永眠、享年14歳10ヶ月

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

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