2018年全米オープンゴルフ
上のゴルフ場は、今年の全米オープンが開催されるシネコックヒルズゴルフクラブです。
ニューヨークから近いロングアイランドのサウサンプトンにありますが、交通の便は良いとは言えません。
英国のリンクスに似たゴルフ場ですが、本場のリンクスよりもアップダウンがあるコースです。
今年で全米オープンが5度開催され、正式に組織されたゴルフクラブとしては全米最古(1891年創立)の名門ゴルフ場です。
また、ゴルフ場の世界ランクで、常にトップ10に入るゴルフ場としても有名です。
上の建物は、シネコックヒルズゴルフクラブのクラブハウスです。
全米最古のクラブハウス(1892年建設)でもあります。
シネコックヒルズゴルフクラブの創立は、ウィリアム・K・バンダービルト、エドワード・ミード、ダンカン・クライダーの3人が、1889年から1890年にかけて南フランスのビアリッツを旅行したことが発端と言われています。
3人は、そこでスコットランド出身のゴルファーであるウィリー・ダンに出会ったのですが、ダンは、このリゾート地でゴルフ場の建設を行っていたのです。
米国に戻ったミードとクライダーは、早速ニューヨークシティ近郊でゴルフコースを建設する場所を探し始め、最終的にロングアイランド鉄道線路沿いの砂丘地帯を選定しました。
そして、ゴルフ場建設計画に賛同するメンバー44人から100ドルずつの出資を受け、80エーカーの土地を2,500 ドルで購入してゴルフ場を建設したという訳です。
シネコック・ヒルズゴルフクラブが本当に脚光を浴びるようになったのは、ゴルフコース設計家のウィリアム・フリンがコースの改修を手掛けたあとで、その改修は彼の最高傑作と言われています。
コースはウォーターハザードが1つしかないものの、長く密度の濃い芝が特徴で、ラフは長いフェスキューが生い茂り、フェアウェイはウィンターライグラス、グリーンはベントが使用されています。
2004年に全米オープンが開催された時は、全長6996ヤードのパー70でしたが、最終日の平均ストロークが「78.727」という信じられないような超難関コースに仕上げられていました。
有名なパー3の7番ホールは、傾斜がきつい上に超高速グリーンで、世界トップクラスのゴルファーの技をもってしても、パーオン率が約18%だったというからビックリです。
今年は、全長が7445ヤードまで延び、更に難しくなったと思われますが、4名の日本人選手は如何相成りますでしょうか。
今日からサッカーのワールドカップも開催されます。
日本も参加しますが、グループリーグを突破し、決勝トーナメントに進むのは、とても難しそうです。
日本チームのプレイを見ていると、全てが予想できる動きで、想像を超えたような独創性のある動きが殆ど無いように思えます。
また、ゴールエリアに入ってもシュートを打つ選手は少なく(フォワードの選手でさえ)、「自分が決めてやる」というような強い意志が感じられません。
その結果、「相手チームは守備がし易く、得点も生まれにくい」というパターンから脱却できないでいるように思います。
これは、「監督やコーチの言うことは素直に聞き、言われた通りに行動する」とか「他人と同じ行動をとるのを良しとし、自分で独創的なことを考えて行動しない」といったような日本人の国民性が大きく影響しているようにも思えます。
政府や学校の立場からすると、「とても御し易い国民性」と言えるかもしれませんが、サッカーのワールドカップで優勝を争うようなチームになるには、子供の頃から「教えられたことを暗記するだけではなく、自分で考えて行動する」という習慣をもっと身につける必要があるように思います。
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コメントの投稿
No title
大会直前にアメリカに行って参戦する日本人選手では、恐らく全く歯が立たないように思います。
Re: No title
やはり大変難しいコースのようで、殆どの選手がオーバーパーでした。
ジェイソン・デイ、マキロイ、ジョーダン・スピース達も二桁オーバーパー近いのには驚きました。
これじゃ、普段は易しいコースでしかプレイしていない日本人選手は歯が立ちません。
予選通過可能なのは、松山選手だけでしょうか。
No title
難しいコースほど、真の実力差が現れるということでしょうか。
Re: No title
まさに予想どおりという結果でした。
世界のトッププロ達でさえオーバーパーが続出ですから、普段易しいコースでしかプレイしていない日本人選手では全く歯が立たないのは当然だと思います。