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2018年全英オープンゴルフ



上の写真のゴルフ場は、今年の全英オープンが開催(7月)されるカーヌスティ・ゴルフリンクスです。

1850年にオープンし、これまで全英オープンを7回開催しています。

「一日の内に四季がある」と言われるスコットランド特有のリンクスコース(海沿いのゴルフ場)であり、距離は7,421ヤードもあり、非常に戦略性が高い上に、他のリンクスコースには無い「バリー・バーン」と呼ばれる小川が流れています。

1968年にカーヌスティで優勝したゲーリー・プレーヤーは「世界で最も難しいコース」と語っていますが、実際のところ「全英オープンの開催コースの中でも一番難しく、世界のゴルフコースの中でも5本の指に入る難しさ」と言われています。



上の写真は、カーヌスティ・ゴルフリンクスの横にあるホテルと、コース内を流れる「バリー・バーン」です。

今年は、10人もの日本人選手が出場するそうです。

世界中の強豪選手が参加するアメリカツアーで活躍する松山選手は別格として、世界で殆ど実績が無く、海外のメジャー大会に出場しても予選落ちの連続である日本人選手が9人も出場できることに疑問を感じざるを得ません。

恐らくジャパンマネーの影響が大きいのだと思われますが、ヨーロッパツアーで全英オープン出場を目指してしのぎを削っている選手達からすると、日本人選手優遇とも思える不合理さが、なんとも恨めしく感じられるに違いありません。



1999年にカーヌスティで全英オープンが開催された時は、ミシェルのお父さんはロンドンに住んでおり、テレビでカーヌスティの難しさを見て驚嘆したことを覚えています。

低い気温、雨、風、深いラフ、深いバンカー、バリー・バーンなどにより、世界の名手達でさえ、パーを取るのが精いっぱいというプレイぶりでした。

易しい日本のコースでしかプレイしていない日本人選手が、カーヌスティのような難しいコースでプレイするのは、正直言って、無謀としか思えません。



1999年の全英オープンは、特別に印象的な大会でした。

メジャータイトルをあと一歩のところで逃した悲劇として、「カーヌスティの悲劇」よりも有名なシーンは今後も生まれないかもしれないと言われています。

当時33歳の無名のフランス人、ジャン・バンデベルデ選手は、18番パー4のティーグラウンドに立った時点で2位に3打差をつけて単独首位に立っていました。

ダブルボギーでも優勝という場面を迎え、誰もがバンデベルデ選手の勝利を確信していました。

ところが、それから30分ほどの間に、カーヌスティ・ゴルフリンクスに信じられないドラマが起こってしまったのです。



大会初日はアンダーパーでプレイした選手が一人もおらず、パンプリング選手がイーブンパー71で単独首位でした。(タイガー・ウッズ選手は3オーバー11位タイ、バンデベルデ選手は4オーバー24位タイ)

2日目に入ると、何人かの選手がアンダーパーをマークし、バンデベルデ選手は3アンダー68でプレイして、通算1オーバーの単独首位に躍り出ました。

バンデベルデ選手は、3日目も1アンダー70でプレイし、通算イーブンパーで単独首位を守りました。

一方、追いかける選手たちはスコアを崩し、カブレラ選手は6オーバー77で、通算8オーバー7位タイに後退しました。

バンデベルデ選手を追いかけるのは、首位と5打差の通算5オーバー2位タイに並んだクレイグ・パリー選手とジャスティン・レナード選手の2人でした。(首位と7打差の通算7オーバー4位タイにタイガー・ウッズ選手他2名)

しかし、この時点で後続に5打差をつけていたとはいえ、無名のバンデベルデ選手が楽に逃げ切ると思っていた人は恐らく少なかったでしょう。

実際、バンデベルデ選手は3番と5番と8番でボギーを叩き、このホールでバーディを奪ったパリー選手に並ばれました。

その後、16番までバンデベルデ選手とバリー選手の接戦が続きましたが、17番でバリー選手がダブルボギーを叩き、優勝争いから脱落してしまいました。

バンデベルデ選手が通算3オーバーの首位で18番ホールのティーグラウンドに立った時点で、ようやく殆どの人が彼の優勝を確信するに至りました。

ところが、バンデベルデ選手のティーショットは大きく右に曲がり、隣りの17番ホールに行ってしまいました。

そこからグリーンを狙った第2打はギャラリースタンドに当たり、跳ね返って深いラフに沈みました。

そして、3打目で悪夢が起きてしまいました。

難しいラフからのショットは、ボールが思わぬ方向に飛んでしまい、なんと「バリー・バーン」に入ってしまったのです。

バンデベルデ選手は靴を脱いで小川に入り、水の中のボールが打てるかどうか確認しましたが、結局、諦めてボールを拾い上げました。

小川の手前にドロップして第5打を放つと、今度はグリーン右サイドのバンカーに落ちました。

第6打となるバンカーショットをピンそば3メートルに寄せたものの、次のパットを決めなければプレーオフにも残れないという絶体絶命のピンチを迎えましたが、何とかこれをカップにねじ込みました。

結局、18番は計7打のトリプルボギーで、バンデベルデ選手とポール・ローリー選手とジャスティン・レナード選手との間でプレーオフが行われました。(優勝スコアは、通算6オーバー)

プレイオフの結果、ポール・ローリー選手が優勝しましたが、勝者よりも敗者の方が脚光を浴びるという大変印象深い大会でした。



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テーマ : ゴルフ
ジャンル : スポーツ

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No title

最近は、メジャー大会でも二桁のアンダーパーで優勝するのが珍しくありませんが、1999年の全英オープンの優勝スコアが6オーバーというのに驚きました。
そんな難しいコースに、日本人選手が9人(松山選手は別として)も出て大丈夫ですかね?
同じようなことを全米女子オープンを見て感じました。
日本の賞金王の鈴木選手は世界ランク25位くらいだそうですが予選落ち、一方、アメリカツアーで頑張っている畑岡選手は世界ランクが鈴木選手より悪いのに10位でした。
日本選手に甘い世界ランクというのも大いに疑問を感じます。

Re: No title

>ジョンパパさん
仰るとおり、優勝スコアが6オーバーというのは、本当に驚きます。
世界のトッププロにとっても難しいコースということなのでしょうね。
日本のコースで慣れてしまっている選手では、恐らく太刀打ちできないと思います。

ジョンパパさんが言われるように、現在の世界ランクは日本ツアーに甘すぎると思います。
日本で優勝しただけで、世界ランクが大幅に上がるなんて実情に全く合っていません。
加えて、日本ツアーで上位にくると世界のメジャー大会に出場できる可能性が高いようですが、そんなことを続けていると、日本の若手プロは益々海外に出て行って苦労しようとは思わなくなってしまうでしょうね。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

2018.5.5永眠、享年14歳10ヶ月

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

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