別荘地の工事



今年は別荘の新築工事が多く、冬になった今も工事が続いています。

本日は、建築の仕事に長く携わったミシェルのお父さんが、別荘地に移住して感じることを書いてみます。

別荘地で行われる工事は、別荘の新築・改装、土地の造成や樹木の伐採などがあります。

そして、何れの工事においても、基本的なルールやマナーが守られていないことが多いように感じます。

もしかすると「別荘地だから、平日は人が居ないからいいだろう」と思っているのかもしれませんが、別荘地には定住者もおり、平日に来られる人も居るのです。

悪気があって無視してるというよりも、違反を注意する人が居ないから甘えているのかもしれません。



例えば、法律で設置が義務付けられている工事用看板です。

看板には、建築主名、施工者名、確認申請情報などを記載するのですが、別荘地の工事においては、この看板が殆ど設置されてなかったのです。(ミシェルのお父さんが注意しているので、現在は改善されつつあります)

従って、もし何か起きて、工事現場の責任者に連絡したくても、連絡のしようがなかったのです。

また、建物が確認申請許可済みのものか、確認申請未許可(違法建物)のものかも判りませんでした。

次に現場の安全対策です。

別荘の新築工事には、中高層建物の新築工事の際などに設置する仮囲いは義務付けられていないこともあって、安全対策は殆ど無く、工事現場には誰でも入れる状態です

しかし、別荘地には幼い子供も来ますし、工事現場は男の子にとって探検したくなるような魅力ある場所です。

何の柵も無ければ、当然入りたくなります。

その結果、建設資材の下敷きになったり、穴に落ちたりする可能性があるのです。

事故が起きてから謝っても遅く、例え法律で義務付けられていなくても、必要最低限の安全対策は自発的に行なうべきなのです。



工事の際に、当然ながら、音や振動が発生するので、近隣に迷惑をかけます。

その為、通常は菓子箱を持って、工事開始前に近隣に挨拶に行き、工程表などを見せて工事の状況を説明します。

その際に、近隣から出る要望については、工事を行なう際に反映させます。

工事中も近隣を訪れ、何か問題が無いかを確認します。

そのような努力の結果、近隣も工事に協力してくれるのです。



中高層建物になると、着工前に、法律で近隣説明会の開催が義務付けられています。

敷地境界線から新築建物高さの2倍の範囲、かつ新築建物による日陰の影響がある範囲の住民を近隣説明会に招待する必要があります。

建物の高さが高くなるほど多くの近隣住民を招待する必要がありますから、高層ビルの場合は、説明会の為にホテルの会議場を借りる場合もあるほどです。

また、都心の近隣説明会では、近隣住民から極めて厳しい要求が出ることが珍しくありませんから、その為に着工が大幅に遅れるケースもあります。



隣地に学校などがある場合は、学校側から「騒音を出して欲しくない」という要求が出ることもあります。

その場合、新築建物の周囲を「防音シート」で被うような対策を施します。



別荘の新築工事、土地の造成や樹木の伐採などでは、通常、重機を使用します。

重機を使うことによって、騒音や振動が発生します。

隣地の建物が古い場合など、その振動によって隣地の建物に多少なりとも影響を及ぼします。

古い建物の内外壁にひび割れが発生している場合は、更に悪化し、最悪の場合、壁の仕上げ材が落下してしまう可能性もあります

イギリスなどは古い建物が多いので、工事を始める前に隣地を訪れ、壁のひび割れを全て調査します。

そして、工事によってひび割れが酷くなる可能性がある箇所については、計測器を設置し、工事期間中モニタリングを行います。

しかし、別荘地の工事においては、残念ながら、そのような配慮は全く見受けられません。

ミシェルのお父さんは、建築に携わった人間の一人として、気づく範囲で注意をするようにしています。

建設業者の人からは、恐らく「うるさい奴だな」と思われるでしょうが、別荘地を良い環境に保つ為には、敢えて「憎まれ役」も必要かもしれません



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テーマ : 建設業
ジャンル : ビジネス

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No title

今日のブログを読んで、工事の際に何が大切かよく解りました。
知らないが故に、工事会社に要望できなかったこともありましたから、今後の参考になりそうです。

Re: No title

>ジョンパパさん
読んでいただき、ありがとうございました。
仰るとおり、素人だと解らないことがいっぱいありますよね。
だから、カリーノパパは、建築のプロとして、気づく範囲で注意するようにしています。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

●リンクフリーです。貼ったり剥がしたり、ご自由にどうぞ。

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