自爆発言



6月24日、安倍首相が神戸の講演会で、自分や政府への国民の非難に対して「逆風に 神戸の空は さつき晴れ」という一句を詠んだといいます

安倍首相らしい何ともお粗末な俳句ですが、厚顔無恥な首相も支持率低下は気になっているのかもしれません。

そんな安倍首相が、続いて「1校に限定して特区を認めた中途半端な妥協が、結果として国民的な疑念を招く一因となった。今治市だけに限定する必要は全くない。地域に関係なく、2校でも3校でも、意欲ある所にはどんどん新設を認めていく」などと語ったから驚きです

この暴言に対して、早速、非難の声が噴出していますが、問題なのは、これまで安倍首相も周囲の人達も、必死に「首相は、獣医学部新設の問題に一切関わっていないし、具体的に関わる立場ではない」と強弁してきたにもかかわらず、首相自身が「本当は、獣医学部新設など自分の一存で何とでもできる」と自白したに等しいからです。

このような「気違いに刃物」的な権力を振り回す首相の言動は、かっての「ロッキード事件」を彷彿させます。

ロッキード事件では、ロッキード社の全日空へのトライスター機売り込みについて、田中角栄首相の職務権限が及んだかどうかが裁判の争点になりましたが(首相に5億円の賄賂が渡された)、今回の加計学園問題をロッキード事件に例えてみると、首相自身が「全日空がロッキード社のトライスター機だけを購入したから疑われたのなら、全日空にボーイング社からも購入するように言ってやる。それなら文句ないだろう」と言っているようなものではないでしょうか。

大学や学部の新設は、認可の後に私学助成金等で公的資金(税金)を投入することになり、国や国民に財政上の負担を生じさせます。

一方で、せっかく獣医学部を卒業しても、国家試験に合格できなかったり、就職できなかったりという可能性も考えられます。

最近の例では、法科大学院の設置に際して、申請通り70校全てが認められましたが、その後、弁護士資格試験に合格できないとか、弁護士になっても就職ができないという人が多発し、今では、半数近くの法科大学院が募集停止になっています

日本獣医師会が指摘しているように、獣医師の実情を議論することなく「全国でどんどん新設を認める」と放言することは、果たして正しい行政と言えるのでしょうか。



ノーベル賞物理学者の益川敏英京都大学名誉教授は、安倍首相のことを「今までで最悪の首相である」と語っておられます。

益川名誉教授は、更に「自民党に安倍首相の暴走を止められる人はおらず、右を向けと言われると、みんな右を向く。自民党に多数の議席を与えてしまったことが間違いだった」と指摘されています。

そんな益川名誉教授の発言どおり、菅官房長官は、記者会見で「今回、岩盤に風穴あけたわけで、それが良ければ全国展開していくっちゅうのは、ある意味で当然のことじゃないですか」と語り、安倍首相の発言を良しとしています。

以前は、安倍首相も菅官房長官も「獣医師会の要望で1校だけに限定し認めた」と語っていたのは何だったのでしょうか



菅官房長官は、記者会見で「それが良ければ全国展開していく」と発言していますが、加計学園の獣医学部は校舎建設中で、いまだ正式に認可されたわけではありません(文科省で審査中)。

つまり、加計学園の獣医学部新設が良かったのか悪かったのか評価できる実績は皆無なわけですが、それを「良ければ全国展開していくっちゅうのは、ある意味で当然のことじゃないですか」と平然と言い切ることに、安倍政権の暴政の一端が見て取れます。



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No title

安倍首相は「(1校だけという)中途半端な妥協が、結果として国民的な疑念を招く一因となった」と言ったそうですが、いつもながらに問題の本質を取り間違えている発言だと思います。
国民の疑惑は、その1校が安倍首相のお友達である加計学園だったことで、首相の権限で友人に利益供与したのではないかと思っていることです。
中国の故事で「李下に冠を正さず」のごとく、本来なら、首相は友人が経営する大学を選定するべきではなかったのです。
そんなことも解らない愚かな人物が、日本の首相をやっていることに情けなくなります。

No title

週刊文春6月29日号の記事によると、下村元文科省大臣は、資金集めのパーティーで、加計学園から2回にわたって100万円ずつ(計200万円)を得ていたにもかかわらず、報告書に記載していなかったそうです。
安倍首相も羽生田官房副長官も加計学園から報酬を得ていましたが、このようなきな臭い実態からしても、獣医学部新設に一切の便宜を図らなかったと言われても信じる人はいないと思います。

Re: No title

>デュークパパさん
デュークパパさんが仰るとおりだと思います。
頭が悪くて問題の本質を捕えられないのか、それとも意図して問題の本質をはぐらしているのか判りませんが、安倍政権は常に国民の疑問から逃げているように感じます。
国会議員という立場であれば、「李下に冠を正さず」というのは当然あるべき姿勢で、むしろ友人が経営する大学は最初から除外するというのが正しい行政の在り方だと思います。

Re: No title

>MACさん
今日のニュースで、下村元文科大臣は「加計学園の人が、11人分の政治献金を持ってきただけ。それぞれの金額が20万円以下なので、報告書に記載しなくても問題は無い」と語ったと伝えていました。
ザル法と言われる政治資金規正法(20万円以下なら収支報告書に記載する必要はない)を悪用した言い訳であることは明白だと思います。
こんな国会議員がいる限り、日本の政治は良くなりません。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

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