サプライズ!


数日前、ミシェルのお父さんが書斎に居た時、インターホンのチャイムが鳴りました。

お母さんが「隣の敷地の工事の人達かしら」と言いながら、確認しに行くと・・・

なんと、お父さんが勤めていた会社の先輩達でした

Tさん(東大卒で設計部の先輩)、Sさん(設計部の先輩)、Oさん(元国際事業本部工事部長)で、20年ぶり位の再会でした。

ミシェルのお父さんは知らなかったのですが、Sさんが隣の別荘地に定住しており(定年体側後に移住)、TさんとOさんがSさんを訪ねた際に、我が家に立寄ってくださったという次第です。

お父さんにとっては、嬉しいサプライズでした

Tさん、Sさん、Oさんは、イラクの戦没者慰霊塔(アルシャヒード)の建設に参画されて以来、親しくされているのです。

Tさんとは、ミシェルのお父さんが病院設計グループに所属していた当時の仲間だったのですが、Tさんは海外工事の設計にも経験豊富な方で、海外勤務を希望していたお父さんの憧れの人でもありました。

お父さんが海外に関係するきっかけを作ってくださったのもTさんでした。

Tさんがマレーシアのコンドミニアム(マンション)を設計していた当時、その施主(マレーシアの財閥)が日本にスキーに来たのですが、ニセコスキー場でのアテンド役にミシェルのお父さんを指名してくれたのです

Oさんは、ミシェルのお父さんが設計本部から国際事業本部に異動した当時の工事部長さんで、お父さんがロンドンに赴任する際にお世話になりました。

初めて海外赴任する時は、原則、家族は数ヶ月後にしか帯同できないのですが、Oさんが「ロンドンなら問題ないから、一緒に家族を連れて行けば良い」と言ってくださったのです。



この写真の建物が、Tさん、Sさん、Oさんが建設工事に参画されたイラクのアルシャヒード・モニュメント(戦没者慰霊塔)です。

建物は地下部分にあり、地上には、蓮の花弁を形どったモニュメントだけが立っています。(地上の床部分は、真っ白なイタリア産大理石)



基本設計はイラクの建築家が行いましたが、TさんやSさんが詳細設計を担当しました。

イラクの建築家は、蓮の花弁を形どった部分を金色にしたかったのですが、太陽光線の影響で問題があることが解析され、最終的にはトルコブルーのタイルを貼ることになりました。



建設工事はイランイラク戦争中に行われたので、宿舎にイラン側の空爆による流れ弾が当たったこともあったそうです。

この当時までは、日本とイラクは友好関係にあり、数多くの日系企業がイラクで仕事を行なっていました。

しかし、アメリカのブッシュ大統領が「イラクに大量破壊兵器がある」という名目で侵略戦争を行い、結果的にイラクを混乱の極みに陥れてしまいました。

この侵略戦争の真の目的は「石油利権の確保だった」とも言われていますから、何とも許しがたい暴挙だったと思います。



イラクのアルシャヒード建設工事で苦労されたTさんは、工事終了後にイギリスのQS事務所(クオンティティ・サーベイヤー、工事の契約や見積りを担当)に留学されました。

設計のベテラン社員が、設計業務以外の仕事を勉強しようという姿勢が素晴らしいと思います。

その後、Tさんは、ハワイ島の超高級リゾート(フアラライ・リゾート)の開発事業の責任者となりました。

この開発事業は、会社のオーナーの直轄事業とも言える仕事で、ハワイ島北西部のコハラ・コースト沿いの約360haもの土地にハイエンドな長期滞在・居住型リゾートを建設するというものでした。

フアラライ・リゾートのオープンは1996年で、リゾート住宅、ホテル(フォーシーズンズ・ホテル)、ゴルフ場、スパ、スポーツクラブなどで構成されています。



フアラライ・リゾートは、「オールド・ハワイアン」を基本コンセプトとして計画されています。

リゾート内全ての建物の色や材質に至るまで細かく規定するデザインガイドラインが作成され、ホテルの客室数やリゾート住宅戸数を限定し、広大な敷地に余裕を持って低層の建物が配置されています。



米国の著名なホテル・レストランガイド誌「Zagat」では、2000年から6年連続で全米No.1リゾートに選出され、米国の旅行雑誌「コンデ・ナスト・トラベラー」では、2000年から4回、北米No.1リゾートスパに選ばれました。

そして、開業後10年経った2006年、フアラライ・リゾートは、デル・コンピューターの会長であるマイケル・デル氏の投資会社に売却されました。



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テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

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No title

大変ユニークなデザインの戦没者慰霊塔に驚きました。
アメリカのイラク侵略戦争は、結局大量破壊兵器が無かったことが判明し、私も怒りを覚えます。
アメリカに追従した日本政府にも責任の一端があるように思います。
ハワイ島のフアラライ・リゾートの素晴らしさにもビックリです。
こんなリゾートに泊まってゴルフができたら最高です。

Re: No title

>ジョンパパさん
イラク戦争は、ブッシュ元大統領の侵略戦争と言って過言ではないように思います。
それを良しとした日本政府も同罪です。

ハワイ島のフアラライ・リゾートは、大変人気があるようです。
仰るように、こんなリゾートに泊まってゴルフを楽しんでみたいですね。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

●リンクフリーです。貼ったり剥がしたり、ご自由にどうぞ。

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