トランプへの貢ぎ物



安倍首相が、昨夜、アメリカに向けて飛び立ち、今朝、ワシントンに到着予定です。

前回の訪米では、トランプ大統領に50万円(税別)もするホンマのドライバーをプレゼントしましたが、今回は、何をプレゼントするのでしょうか



プレゼントの内容が、週刊文春(2月16日号)に載っていました。

この記事を書いたのは、今「安倍首相に最も近いジャーナリスト」と言われる山口敬之氏ですから、信ぴょう性は極めて高いと言えるでしょう。

上の写真が山口敬之氏ですが、彼は元TBSテレビ報道局ワシントン支局長で、安倍首相の辞任や衆議院解散を誰よりも早く知らされたほど安倍首相に信頼されている人物です。

その記事の内容は、今回の訪米の最大の貢ぎ物は「アメリカ国内の雇用創設の為に日本の年金を差し出す」というものです

このことを記者達から問われた菅官房長官は勿論否定しましたが、恐らく、それを信じる記者も国民もいないことでしょう。
 
2月2日には、日経新聞も「公的年金、米インフラに投資」と報じており、2月3日には、朝日新聞も「年金資産も活用」と報じています。

しかし、この情報リークに最も困ったのはトランプ政権です。

トランプ政権側から外交ルートを通じ、はっきりと不快感が示されたそうです。

その理由は、トランプ政権側と日本の官僚が周到に示し合わせて作った「米国を喜ばせるための貢ぎ物」であり、かつ「極秘情報」であったからです。

その極秘情報である「貢ぎ物」の内容は、幹部官僚ではなく、心ある下級官僚から漏らされたようです。

安倍首相の訪米直前に、トランプ大統領はアメリカの航空会社のトップ達に対して「我が国の空港、鉄道、道路とも時代遅れである」と語り、「2~3週間の内に良い発表をする」とインフラへの巨大投資を匂わせました。

このことも、前述の記事の信ぴょう性を物語っているように思えます。



もし、記事が事実だとしたら、日本国民を裏切ってでもトランプ大統領を喜ばせようとする安倍政権と官僚達の「恥ずべき国家犯罪」と言えるでしょう。

日本の年金の運用を担当しているのは、厚生労働省所管の「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」です。

そのGPIFは、「厚生年金」と「国民年金」の運用資産約140兆円を抱える世界最大規模の年金基金で、日本の総人口で概算すれば、国民1人当たり110万円超、標準家庭(夫婦+子供2人)当たり440万円超の運用を担当しています。

GPIFの高橋則広理事長は、2月3日に「7兆円前後は投資可能と考えている。米国のインフラに向かうこともあり得る」と語っています。(日経は「総額51兆円が、アメリカの公共インフラ投資に回される」と報道)

運用とはギャンブルと同じで、2015年度の年間運用実績では5兆円超もの「大損失」を計上しています

しかし、安倍政権は、この大損失を参院選が終わる7月末まで公表しないという姑息な手段をとっています。(通常の発表時期は7月初旬)

また、GPIFは株でも運用を行っていますが、政府は「もし、リーマン・ショック級の株価下落があった場合の損失額は26.2兆円」と試算しています

こんなリスクのある運用をされていては、いつ年金が支給されなくなってしまうか分かったものではありません

年金の国際評価を行なっているマーサー社(世界最大級の人事・組織コンサルティング会社)の「グルーバル年金指数ランキング(2015年度)」では、日本は25カ国中23位なのです(デンマークが4年連続首位)



トランプ大統領は、政治家ではなくビジネスマンです。

巨万の富を築いたビジネスの手腕を政治でも利用しようとしています。

今回の訪米には、トランプ大統領の指名で麻生財務相と岸田外相も同行します。

安倍首相が切望した首脳会談をセットした見返りにトランプ大統領が求めているのは、2国間のFTA(自由貿易協定)締結であることは明白です。

麻生大臣や岸田大臣まで呼びつけたのは、トランプ政権の最優先事項である通商交渉を速攻で進めたいとの思惑でしょう。

TPP問題に詳しい東大大学院教授の鈴木宣弘氏は、「安倍政権の動きは異常です。TPPをめぐり、安倍首相は発言の微修正を繰り返している。最悪なのは、TPPの再交渉はないと断言していたにもかかわらず、TPPを下地にした2国間交渉に応じる姿勢に転じ始めたことです。これは実質的に米国1国とのTPP再交渉で、あってはならないことです。米国は、TPPとセットでまとめた日米並行協議をベースに、2国間FTAを求めてくるでしょう。つまり、TPPを超える譲歩を求めてくるということです」と懸念を示されています。

更に鈴木教授は、「牛肉や豚肉の関税引き下げやコメの輸入枠拡大。それに、ドル高を是正する目的で為替操作を制限する条項を突きつけてくることが懸念されます。本丸は自動車でしょう。TPPの事前交渉でも話し合われていた米国車の最低輸入台数の取り決めを迫ってくるのではないか。日米FTAに合意したら、日本が身ぐるみはがされるのは必至です」と語っておられます。



実際の交渉では大変厳しい表情を見せるトランプ大統領ですが、会食やゴルフの場では、上の写真のような笑顔を見せることでしょう。

その笑顔を見て、暖かいフロリダで極上の食事とゴルフの接待を受けた安倍首相は、日本国民に対して「緊密な信頼関係を構築できた」と報告することでしょう。

けれども、この接待の対価が何兆円もの「貢ぎ物」であることを考えると、超高額な「食事」と「ゴルフ」であると言えそうです

一方、寒いワシントンに残って、トランプ政権の過酷な要求に晒される麻生大臣や岸田大臣は、極めて損な役回りです

麻生大臣の祖父である吉田茂元首相は、「岸信介の孫なんかに、いいように使われて情けない孫だ」と草葉の陰で嘆いておられるかもしれません



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No title

今回の記事を読んでも、安倍首相の外交とは、お金のバラマキだということがよく解ります。
それにしても、日本国民のお金を流用してアメリカファーストと実現するとは許しがたい首相です。
こんな人物が日本の首相かと思うと、本当に情けなくなります。

No title

ニュースで、去年末時点の国の借金は、国民1人あたり約841万円と報じられていましたが、それでも国民の年金積立金までアメリカの為に流用するとは、この国の政府は一体どうなっているのでしょうか。

No title

高級生活保護=永田町+霞ヶ関
と言うのが私の周りの認識です
国民にとっては稼いでから使う
高級生活保護は稼がないで使う
いつからこの国はこんな特権階級を許してしまったのだろう?
一部に情報公開の必要性とジャーナリズムを真摯に考えている人が未だいることが救いです。
知る権利を放棄している国民が多すぎます!

No title

今朝の日米共同声明を聞いていて、トランプ大統領が「日本は、アメリカの1州になった」と言い出すのかと思いました。
官僚が練りに練ったであろう原稿を読み上げている安倍首相のスピーチは夢のようないいとこ取りの内容でしたが、その裏に隠された真実の方が遥かに怖いと感じました。
たった50分程の会談で、しかも通訳を通した会談で、あれだけ多くの案件が親密に協議できるはずもありません。
スーダンで起きた戦闘を憲法上問題があるから法的な戦闘ではないと強弁する防衛大臣のように、この国の政府は嘘で塗り固められてしまったように思えます。

No title

日本のテレビ局は、一様に表面的なことしか伝えていませんが、裏に隠された真実を国民に伝えてくれる真の報道機関が現れれ欲しいと思います。
今のテレビ局は、政府の御用報道機関に成り下がってしまったのでしょうね。

Re: No title

>ジョンパパさん
本人は「外交」などと偉そうな言葉を使っていますが、実質は「国のお金のバラマキ」です。
日本にとって有益なことは少なく、本人だけが「Win」という気持ちになっています。
今の日本は、本当に情けない首相ばかりが続いています。

Re: No title

>KENTさん
国の借金は増え続けていますが、政府は何を考えているのか解りません。
首相はじめ、政治屋は「自分さえ良ければ良い」という人間が多いので、恐らく「後のことは知らない」と思っているのでしょう。

Re: No title

>Kuntaさん
「高級生活保護=永田町+霞ヶ関」、まさに言い得て妙ですね。
全くKuntaさんが言われるとおりだと思います。
国民に知らされない所で、売国的な行為が行われていると思うと、本当に怖いです。

Re: No title

>デュークパパさん
テレビを見ていて、カリーノパパも同じ危惧を抱きました。
しかし、今の政府を見ていると、自国民のことよりも「アメリカ・ファースト」であり、日本はアメリカの1州になってしまったように思えます。
沖縄で政府がやっていることなどは、まさに「アメリカ・ファースト」だと思います。
沖縄もスコットランドのように、日本からの独立を考えた方が良いとさえ思えます。

Re: No title

>MACさん
テレビで報道される内容を見ていると、いつも表面的なことばかりで物足りなさを感じます。
仰るように、今のテレビ局は政府と馴れ合いで、御用報道機関に成り下がってしまったのだと思います。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

●リンクフリーです。貼ったり剥がしたり、ご自由にどうぞ。

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