最後の散歩



テレビで「最後の散歩」と題した出来事が紹介されました。

最後の散歩をするのは、英国の南西端にあるコーンウォールに住むマーク・ウッズさんの愛犬「ウォルナット」です。

ウォルナットは、家の近くにあるポースビーチでウッズさんと散歩するのが大好きでした。

しかし、ウォルナットは18歳という高齢になり、心臓発作を4回も発症していました。

4回目の心臓発作を発症した時、ウッズさんは医者から「もうウォルナットを楽にしてあげた方が良いのでは」と言われました。

子供がいないウッズさん夫婦にとってウォルナットは実の子供のような存在で、安楽死は極めて辛い選択でした。

しかし、回復の見込みが無く、苦しむウォルナットの様子を見て、ウッズさんは医者が薦める安楽死の決断をしたのです。

安楽死の数日前の11月8日、ウッズさんはSNSに次のような投稿をしました。

とても悲しいことですが、私が飼っているウォルナットも18歳となり、11月12日に永遠の眠りにつくことになりました。

この日、私はウォルナットを連れ、彼のお気に入りのポースビーチで最後の散歩をする予定です。

ウォルナットの生きた18年間の人生は素晴らしいもので、たくさんの想い出を残してくれました。

そんな彼に最高の最期の思い出を作ってあげたいと思っています。

犬を愛している人、飼っている人など、ウォルナットの最後の散歩に付き合ってくれる人がいれば大歓迎します。

時間は午前9時半からです。

ビーチでお会いできるのを楽しみにしています。



11月12日の午前9時半、ビーチに着いたウッズさんは驚く光景を目にしました。

そこには何百人という人達が、ウォルナットの最期の散歩に参加する為に集まってくれていたのです。



ウォルナットは衰弱して歩ける状態ではなかったので、ウッズさんが毛布に包み、優しく抱き締めながら、集まった仲間達に囲まれ、大好きだったビーチをゆっくりと散歩しました。



最後の散歩に参加した人達からは・・・

●情緒的で美しい朝。美しいウォルナットを撫で、マークと短い言葉を交わすことができた。彼がやったことはとても素敵なことだと思う

●この場に立ち会えたことを誇りに思う

●皆が集まったこのシーンは、本当に感動的だった

●みんなウォルナットを誇りに思っているよ

●ウォルナットの素晴らしさは、この殺伐とした世界に失望していた私の人間性への信頼を取り戻してくれたこと

●ポースビーチでの心打たれるワンシーン、何百人もの人がウォルナットの為に集まった。大勢の人がやってきて1つになった

といった声が寄せられました。



最後の散歩の日の午後、ウッズさんはSNSに次のように投稿しました。

ウォルナットは、午前11時56分、家族と他に飼っている3頭の犬が見守る中、私の腕の中で静かに息を引き取りました。

私は、家族とウォルナットをサポートしてくれた全ての人達に感謝しながら、この投稿を書いています。

今朝、「最期の散歩」 の為にビーチに集まってくれた何百人の人達、遠く離れた場所に居てビーチへ来れなくても、同じ時間に愛犬と散歩をすることでウォルナットを想ってくれた人達、本当にありがとうございました。

ウォルナットが最期の眠りにつく前に、皆さんから届いたメッセージにあった1つの詩を読み聞かせました。

ぜひ皆さんにもこの詩を読んでいただき、生きていることの素晴らしさ、そして、愛犬が人間に与えてくれる優しい世界を、多くの人とシェアしてください。



今日、あなたは最も勇気のいる行動で、私を自由にしてくれました。

私のことをとても大切に想ってくれていることが伝わってきました。

私の死があなたの優しい心を苦しめたとしたら、ごめんなさい。

でも、いつかは別れを言わなければいけない日がきます。

あなたの言葉は最期の一言まで聞こえていました。

あなたの震える手が、私の頭を撫でてくれているのも感じていました。

今日、あなたはとても勇気ある行動を取りました。

あなたのお蔭で、私は自由になれたのだから。

素晴らしい人生をありがとう。

私を愛してくれてありがとう。



★ランキングに参加中です。
↓ポチッと押して下さると嬉しいです♪

スポンサーサイト

テーマ : 犬との生活
ジャンル : ペット

コメントの投稿

非公開コメント

今年も宜しくお願い致します。

とても重い内容の記事ですね。

感動よりは、何か複雑なおもいです。v-390

No title

安楽死については賛成する人と反対する人がおり、私はどちらと言い切れないのですが、他の誰よりも辛い決断をしたウッズさんの気持ちはよく理解できます。
そして、ウォルナットさんが大変幸せな一生を過ごすことができたことは、18年というワンちゃんにとって極めて異例とも言える長寿を全うすることができたことからも察せられます。
私もウォルナットさんのご冥福を心からお祈りしたいと思います。

今年も宜しくお願い致します

パパさん、又、素晴らしいお話を有難う
ございます。愛し、愛されたマークさん、
ウォルナット君を思い、涙が溢れて、
止まらず、困っています。
人も動物も共に、愛される為に生まれて
くるものなのだと改めて実感致しました。
私の友人も、米国在住時、癌の愛犬の
苦しむ姿に、安楽死の選択をしています。
彼女にとっても、マークさんにとっても
苦渋の選択であったと思いますが、崇高な
愛の形であるように思えます。
ウォルナット君とマークさんの幸せな時間は
これからも色あせる事無く、輝き続ける事と
思います。
ウォルナット君、マークさん、素晴らしい
出会いでしたね!

Re: 今年も宜しくお願い致します。

>ワンコが好きさん
仰るとおりです。
安楽死については色々な意見があると思いますが、カリーノパパはウッズさんの気持ちがよく解ります。
テレビでこの出来事を見た時、カリーノパパはカリーノとの最後の別れの時を想い出しました。

Re: No title

>モカママさん
カリーノパパもモカママさんと同じです。
モカママさんが仰るように、ウォルナットが大変幸せな一生を過ごすことができたことは間違いないと思います。
きっとウォルナットもウッズさんの気持ちを理解してくれたことでしょうね。

Re: 今年も宜しくお願い致します

>勘太—モモのママさん
こちらこそありがとうございます。
この出来事をテレビで見た時、カリーノパパは、カリーノとの最後の別れの時を想い出しました。
カリーノは呼吸が苦しいはずなのに、カリーノパパの顔をじっと見ていました。
カリーノパパは、「カリーノ、もう頑張らなくていいよ。もういっぱい頑張ったのだから。ありがとうね。お父さんの娘になってくれて・・・」というような言葉をカリーノに伝えました。
カリーノは、その言葉を聞くと、そっと目を閉じ、安らかに旅立って行きました。
カリーノに出会えたことは、カリーノパパにとって最高の幸せです。
恐らく、ウッズさんとウォールナットも同じだと思います。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

●リンクフリーです。貼ったり剥がしたり、ご自由にどうぞ。

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最新記事
最新トラックバック
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
FC2カウンター
人気ブログランキング