ブリッジ・オブ・スパイ



本日は、久し振りに映画の紹介をさせていただきます。

日本では、今年の1月に公開された「ブリッジ・オブ・スパイ」です。

スティーヴン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演の史実に基づいて製作された映画で、1957年当時のアメリカとソビエトの冷戦状態が背景となっています。

話題を呼んだ映画ですが、地味なテーマであり、正直言って、観る前は「途中で退屈するかな」と思いました

しかし、名優トム・ハンクスの迫真の演技に、最初から最後まで画面に釘付けで、間違いなくスティーヴン・スピルバーグ監督の代表作と言っても過言ではない作品であることを認識させられました。



1957年、ニューヨークのブルックリンで画家を装い諜報活動を行っていたソビエトのスパイだったルドルフ・アベルは、FBIによって逮捕されました。

冷戦相手のソビエトのスパイということで、誰も弁護士になりたがらない状況下でしたが、ワターズ&コワン&ドノヴァン法律事務所の保険担当弁護士であったジェームズ・ドノヴァン(トム・ハンクス)は、共同経営者のトーマス・ワターズと連邦裁判所のリン・グッドナフから「公平性を演出する為、連邦裁判所弁護士会の弁護士全員の推薦を受け、ドノヴァンがアベルの弁護士として選出された」と伝えられます。

ドノヴァンは、刑事事件を何年も担当していないことや敵国のスパイを弁護して国中の非難を浴びることを心配して即答を避けようとしましたが、結局は弁護を引き受けてしまいます。

妻のメアリーからも「家族に危険が及ぶ」ということで反対されますが、実際、裁判が始まってからドノヴァンはアメリカ国民から白い目で見られ、家に銃弾が撃ち込まれたりします。



ドノヴァンは拘置所を訪れ、アベルと対面し、アベルがドノヴァンの弁護を承諾するか確認します。

アベルが、ドノヴァンに「このような裁判の経験があるのか?」と尋ねますが、ドノヴァンは「無い。しかし、あなたも初めてでしょ」と答えます。

アベルは、ドノヴァンの中に幼い頃に見たパルチザンの暴力に決して負けなかった男性の面影を見出し、裁判で弁護してもらうことを承諾します。

そして、アベルは、決して暴力に負けなかった男性がパルチザンに「不屈の男」と呼ばれたことをドノヴァンに伝えます。

ドノヴァンは、アベルに対して「アメリカ政府に協力すれば罪に問われないが、どうするか?」と問いますが、アベルは「協力はせず、裁判を受ける」と答えます。

この時、ドノヴァンもアベルの中に国家に忠誠を尽くす「不屈の男」を見出します。



ドノヴァンは、裁判の担当であり旧知の仲であるモーティマー・バイヤーズ判事に裁判の日程延期を申し入れますが、バイヤーズ判事に「どうせ有罪は決まっているのだ」と却下されます。

CIAのホフマンからも「アベルが何を話したのか?」問い詰められますが、ドノヴァンは「依頼人との守秘義務だ」と言って答えません。

敵国スパイを弁護したことで国中を敵にしてアベルの弁護をするドノヴァンでしたが、陪審員は全員一致で「有罪」と判決します。

しかし、予想された「死刑判決」だけは回避したいと願ったドノヴァンは、非公式にバイヤーズ判事の自宅を訪問し、判事に「将来、アメリカのスパイがソビエトの捕虜となった場合の対策として、アベルは捕虜交換として使える」と言って説得を試みます。

ドノヴァンは、更に「捕虜交換だけではなく、人道的な面においても、アベルは祖国に忠誠を誓っているだけの無害な人物である」と語ります。

ドノヴァンの必死の説得が功を奏したのか、バイヤーズ判事は、アメリカ国民の誰もが確信していた死刑判決を宣告せず、代りに30年の懲役刑を宣告します。

死刑判決を避けられたことだけでも奇跡的なことでしたが、ドノヴァンは更に上告し、最高裁までアベルの為に戦います。

ドノヴァンは、最高裁で「アベルの人権を尊重するべき」と訴えかけますが、最高裁の判決は5対4で「有罪」となり、アベルの懲役刑が確定します。



1960年、パキスタンのペシャーワル米空軍基地で、アメリカの軍人であったフランシス・ゲイリー・パワーズ達はスパイ活動の為に造られたU-2偵察機を見せられます。

そして、もしソビエト上空で撃墜された場合に備えて、偵察機の自爆装置や1ドルコインに隠された自害用の毒針などの説明を受け、ソビエトに向かって飛び立ちます。

その後、ソビエト上空から特殊カメラで撮影を行っていたパワーズは、ソビエトの地対空ミサイルで撃墜され、自害することなく捕虜となってしまいます。

パワーズもソビエトの裁判にかけられ、禁固10年の判決が下されます。



ある日、ドノヴァンの手元に東ドイツから送られたアベルの妻だという人物の手紙が届きます。

この手紙をアベルに見せると、彼は「妻の手紙ではない。ソビエトがアメリカに探りを入れる為に出したものである」と断言します。

その後、ドノヴァンは、CIAのアレン・ダレス長官から「手紙は、アベルを国民と認めたくないソ連が東ドイツを経由して送ってきたものであり、アメリカ人スパイを捕まえたと伝えるものだ」と言われます。

それは、以前にドノヴァンが想定した捕虜交換を提案するもので、ダレス長官は、ドノヴァンに民間人としてスパイ交換の交渉役を要請します。

同時期、ベルリンの壁が建設されつつあった東ドイツでは、アメリカ人の留学生であったフレデリック・プライヤーがスパイ容疑で捕まってしまいます。

ドノヴァンは、命の危険さえありましたが、妻には「ロンドンに行く」と伝え、捕虜交換の交渉を行う為に東ベルリンにあるソビエト大使館向かいます。

映画は、このようなストーリーで展開されますが、興味を感じた方は、レンタルDVDでお楽しみください



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No title

私は、この映画を観そこないましたが、スピルバーグ監督とトム・ハンクス主演と聞いただけで、面白い映画であることが想像されます。
このコンビの映画である「ターミナル」は観ましたが、とても良かったです。
トム・ハンクスの演技は、本当に素晴らしいと感じます。

Re: No title

>KENTさん
ご想像どおり、とても面白い映画でした。
カリーノパパも「ターミナル」を観ましたが、あの映画も素晴らしかったですね。
仰るように、トム・ハンクスは、世界の映画界を代表する名優になりましたね。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

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●リンクフリーです。貼ったり剥がしたり、ご自由にどうぞ。

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