犬猫と暮らす老人ホーム


福島第一原発の事故で避難生活を強いられている人達の中には、愛犬や愛猫と離れ離れになってしまった人も多くいます。

また、老人ホームで暮らす人達の中にも、愛犬や愛猫と離れざるを得なかった人が大勢います。

大切な家族である愛犬や愛猫と離れる辛さは、ミシェルのお父さんには人一倍理解できます。

しかし、愛犬や愛猫と一緒に暮らせる老人ホームがあることを知って大変驚きました。



神奈川県横須賀市にある特別養護老人ホーム「さくらの里・山科」は4階建ての建物ですが、その2階部分が犬や猫と一緒に暮らせるスペースとなっています。

現在は、40人の入居者が15匹の犬や猫と暮らしておられるそうです。



若山三千彦施設長は「泣く泣く手放した犬や猫のことを悔やみながら、人生の最期の時を過ごす人が大勢いた。そういう人を少しでも減らしたかった」と、その理由を語っておられます。

犬と猫は別々のユニットで暮らしており、給餌やトイレ、散歩などの世話は、職員や地域のボランティアの方々が行っているそうです。



愛犬や愛猫と一緒に入居する人は、フード代や医療費などを実費で負担しますが、世話代はかからないそうです。

そして、万一飼い主が先立ってしまう場合でも、犬や猫は天命を全うするまで老人ホームで生活できるそうです。



愛猫の佑介(雄10歳)と暮らす沢田さんは「この子は、直ぐにここに慣れた。私も安心したし、ずいぶん元気になったんですよ」と、にこやかに語っておられます。

1人暮らしだった沢田さんは、10年前、生まれたばかりで捨てられようとしていた佑介を引き取って一緒に暮らすようになったそうです。

しかし、しばらくして脊柱管狭窄症が悪化して歩くことができなくなり、入院が増えて佑介と過ごせない日々が続いたそうです。

食欲はなくなり、体重は30キロ台前半にまで落ち、「一時は、佑介と一緒に全てを終わりにしよう、とまで思った」こともあったという沢田さんです。

姪の紹介で「さくらの里・山科」を知り、3年前の秋に入居した沢田さんは「今は、外に出かけることもできるようになった。佑介といつも一緒にいられることが何より嬉しい」と語っておられます。



千葉県に住んでいた男性は、末期癌で余命宣告を受けていましたが、病院やホスピスだと愛犬のポメラニアン「チロ」と離れ離れになってしまうということで、「さくらの里・山科」に入居されたそうです。

男性は残念ながら入所後に亡くなりましたが、チロは今でも「さくらの里・山科」の犬として、大切にされています。

認知症が進み、家族の顔や名前さえ判らなくなった人が、犬の名前を覚えて呼ぶうちに家族のことを思い出したり、手を動かせなかった人が犬や猫を撫でようと必死に動かし、手を使えるようになったケースもあるそうです。

若山施設長は「介護が必要になっても、犬や猫を飼ったり、旅行をしたり、普通の生活をする権利はある。本人ができなくなってしまったことを補うことが介護だと思う」と語っておられます。



★ランキングに参加中です。
↓ポチッと押して下さると嬉しいです♪

スポンサーサイト

テーマ : 犬との生活
ジャンル : ペット

コメントの投稿

非公開コメント

No title

犬や猫と一緒に暮らせる老人ホームが日本にもあるのですか。
病気の人が、犬のお蔭で良くなるという話は聞いたことがありますが、こんな老人ホームなら楽しくて若さを保てそうです。
このような試みが、これからも増えていくことを願っています。

No title

さくらの里は本当に素晴らしい施設ですね。
こちらの事は、2年前、「むっちゃんの幸せ」と
いうNHKの番組で知りました。福島で広島の
犬猫みなしご救援隊に保護されたむっちゃカサんが
こちらの施設にひきとられ、幸せな日々を過ごし、
お空に引っ越しました。愛され、皆さんから
優しく送り出されました。
心がかさする様な日は、繰り返しむっちゃんの
幸せなお顔を見ています。
NHKアーカイブスで観られるとよいのですが。
いつまでもとっておいて、時々、むっちゃんと
お話、したいと思っています。
原発のひきおこした悲劇を忘れない為にも!

Re: No title

>ジョンパパさん
動物後進国と言われる日本ですが、犬猫と暮らせる老人ホームがあることを知って嬉しいです。
仰るように、こんな老人ホームに入居したら、楽しくて若さを保てると思います。
このような施設が増えていくといいですね。

Re: No title

>勘太—モモのママさん
さくらの里・山科は本当に素晴らしい施設だと思います。
2年前にNHKでも紹介されていたのですね。
動物保護で有名な「ちばわん」さんも、この施設で里親探しをされたことがあったようですね。
入居者の愛犬愛猫を受け入れるだけではなく、万一入居者が亡くなられたあとも、愛犬愛猫の世話をしてくれるのが凄いと思います。
そして、保護犬などの受け入れもされていると知って、更に驚きました。
犬や猫を撫でる入居者の方々の笑顔が、とても印象的です。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

●リンクフリーです。貼ったり剥がしたり、ご自由にどうぞ。

カレンダー
02 | 2017/03 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
最新記事
最新トラックバック
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
FC2カウンター
人気ブログランキング