全英オープン2016(激闘)



全英オープン2016の最終日は、ステンソン選手とミケルソン選手によって、まさに歴史に残る名勝負が繰り広げられました。

40歳と46歳の2人による稀に見るスコアの伸ばし合いは、145回の長い歴史を誇る全英オープンに新たな輝かしい1ページを刻んだのではないでしょうか。

1打差(12アンダー)の単独首位からスタートしたステンソン選手は、最終的にメジャー大会記録となる20アンダーまでスコアを伸ばし、自身及びスウェーデン選手として初めてのメジャー制覇を成し遂げ、優勝賞金117万5000ポンド(約1億5800万円)を手にしました。

トータル20アンダーは、タイガー・ウッズが2000年にセント・アンドリュースで記録したトータル19アンダーを上回る全英オープン最少スコア記録でもありました。

新記録達成がかかった最終18番ホールでのバーディパットは、ボールがカップの直前で止まったかに見えましたが、その一瞬後にカップに転がり込みました。

優勝の瞬間、ステンソン選手は全身の力を込めて両拳を握りしめました。

ステンソン選手は「今はアドレナリンが体中に流れているけど、家に帰ると疲れて階段を上がるのも難しくなるはずだよ」と笑いながら語りました。

更に、ミケルソン選手との激闘について「2人で他の選手達を引き離すことに成功して、素晴らしいゴルフができた。彼は確実に過去20年間で最高のゴルファーの1人だ。そんな相手を向こうに回して勝利した。よりスペシャルな勝利だ」と語っています。

優勝トロフィのクラレット・ジャグを授与されたステンソン選手は、大会直前の水曜日に癌で亡くなった友人のマイク・ガービッチさん(享年74歳)に対して「これは君のものだ」と空に向かって掲げました。



大会最終日は、ステンソン選手とミケルソン選手のマッチプレーの様相を呈していました。

1番ホールでボギー発進のステンソン選手は、2番ホールから3連続バーディでミケルソン選手を引き放しにかかりましたが、ミケルソン選手は4番ホール(パー5)でイーグルを奪取して譲りません。

互いに、バーディを獲れば獲り返すといった戦いは、他の選手達を遥か後方に置き去りにし、まるでコースの上で2人だけがスポットライトを浴びているかのようでした。

しかし、最後はステンソン選手の初のメジャータイトル制覇への執念が勝ったのでしょうか。

ステンソン選手は、激闘の最中の気持ちを「フィルは譲らないだろうから、自分をプッシュして自らバーディチャンスを作り、差をつけようとした」と語っています。

その気持ちが、トータル20アンダーという驚異的なスコアを達成させたに違いありません。

最終日を6アンダーでプレイし、トータル17アンダーで2位となったミケルソン選手は、まさに「最強の敗者」だったと言えそうです。

そして、3位のホームズ選手はトータル6アンダーでしたから、ステンソン選手とミケルソン選手の2人は、異次元のゴルフを展開したと言えそうです。



2013年の全英オープンでは、ミケルソン選手が優勝し、ステンソン選手は2位でした。

3年後の全英―オープンでは、優勝者と2位が入れ替わりました。

ミケルソン選手は「ベストなプレーをして2位に終わり失望しているよ」と悔しがりましたが、同時に「長きにわたる友人のヘンリックを祝福したい。彼こそチャンピオンに相応しいプレーだった」と勝者を称えています。

最終日のステンソン選手は、かつてイップスに陥ったこともあるドライバーを使ったのは6番と13番ホールの2回だけでした。

コースマネジメントを徹底し、フェアウエーキープ率79%、パーオン率89%という圧倒的なショットの精度に加えて、最終日はパットも好調でした。

ミケルソン選手が語ったように、まさに「チャンピオンに相応しいプレーだった」と言えそうです。

一方、池田選手は最終日も6オーバーでトータル13オーバー(72位)、市原選手は7オーバーでトータル18オーバー(79位)という成績でした。

言葉も出ないくらいに、コースに完璧に打ちのめされたと言えそうです。

テレビレポーターとして現地で観戦した丸山茂樹プロは、日本人選手達のプレイを見て「日本にももっとタフなコースが必要ではないかと改めて考えさせられた」と語っています。

加えて、日本のトーナメントで高額賞金を出すのは止めて、日本人選手達が「生活するには、海外のトーナメントに行って賞金を稼ぐしかない」と思うような環境作りも必要なのかもしれません。



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No title

息詰まる熱戦に久し振りに興奮しました。
こんな素晴らしいゴルフを見ると、もう日本の試合は見る気がしません(笑)
次の全米プロ選手権が楽しみです。

Re: No title

>デュークパパさん
カリーノパパも興奮しながら見ていました。
仰るように、こんなに素晴らしいゴルフを見ると、日本の試合は見る気がしませんね。
次の全米プロ選手権も本当に楽しみです。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

●リンクフリーです。貼ったり剥がしたり、ご自由にどうぞ。

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