ダウンシフターズ


いっこうに景気が良くなった気配は無く、アベノミクスの大失敗は明白ですが、その安倍首相が性懲りもなく、24日の記者会見で「名目国内総生産(GDP)を600兆円にする」と、再び大ぼらを吹いたそうです。

こんなことを聞くと、「もうそろそろ数の多さを語るのは止めにしませんか」と言いたくなってしまいます。

世界で一番多くの車を売った会社とか、世界で一番高いビルとか、そんなことは、本来、ちっとも偉いことではないように思えます。

本日は、そんな社会の風潮に疑問を抱き、全く逆の生き方をしておられる人を御紹介します。



安倍首相の昭恵夫人が足繁く通うバーが、東京の池袋にあるといいます。

池袋駅から徒歩15分ほどの住宅街に、ひっそりと佇むオーガニックをうたう小さなバーです。

酒豪で鳴らす夫人が、よく飲みに行くことは週刊誌等でも報じられていますが、この店の入り口には「アベ政権反対」という看板が掲げられ、店内にも「アベ政治を許さない」と大書された色紙が飾られているというのには驚きます。

夫人が、そんな「反政府バー」の常連となった理由は、「男性経営者の魅力」だといいます。



バーを営む高坂勝さんは、「減速して自由に生きる −ダウンシフターズ」などの著書があり、米国で提唱された「ダウンシフト(成長せずとも豊かな社会を目指す哲学)」を日本で広めた人物として知られています。

田んぼを耕し、好きなレコードを聴き、ギターを弾き、空いた時間でバーのカウンターに立ちます。

まさに安倍首相が掲げる「成長戦略」の真逆を突き進んでいる高坂さんです。

私達は豊かな暮らしをする為にお金を稼ぎ、物を買います。

でも、お金を稼いで物を買うことで、本当に豊かになっているのでしょうか?

もしかすると、その過程で本当に大切な人や自分と向き合うことを投げ出してしまっているのかもしれません。



経済社会や消費社会から降りて物を手放し、お金を手放すほど豊かな人生になっていく、「ダウンシフト」という生き方があるようです。

高坂さんは1970年に横浜で生まれ、30歳で心労にて脱サラし、2004年に独りで営む小さなオーガニック・バーを開業しました。

2009年に店を週休2日にして、米と大豆を自給。

2012年に週休3日にして、食・電気・家・生業の自給がテーマのNPOを稼働。

収入を減らして出費も減らし、手作りと仲間を増やして好きなことをして生きていく。

そんな「ダウンシフト」する生き方を感覚的に伝える場が高坂さんのバーで、実践する人達を「ダウンシフターズ」と呼んでいます。



高坂さんは、「ダウンシフターズ」という言葉に出会った頃、千葉県に田んぼを借りました。

「少しずつ自分でできることを増やす」という目標のもと、知人の田植えを手伝ったり、米作りワークショップに参加しながら、小さな旅を兼ねて2年ほど田んぼ探しをしていたところ、理想の田んぼと出会ったそうです。

それ以来、借りた小さな田んぼに稲を植え、畦に大豆を蒔いて育てています。

米と大豆を自給することにした理由は、「米は主食のご飯になり、大豆は日本食を支える味噌と醤油に変化して食を豊かにしてくれます。肉を減らした時の貴重なたんぱく源にもなります。この2つのアイテムを自給できれば、何があっても生きることができるわけです。そして、ダウンシフターズにとって、自給は大きな自信になるだけでなく、手段にもなりえます。食費が減らせるので、低収入でいくことが可能です。」とのことです。



店名の「たまにはTSUKIでも眺めましょ」には、どのような意味が込められているのでしょうか。

会社を辞めたあと、1年間キャンプをしながら日本中を回っていたそうです。

東北で日本海を眺めつつサンマを焼いていた時、空が暗くなって三日月が水平線に沈んでいきました。

それまでは、「お金がなければレジャーもデートもできない、感動は得られない」と思っていたけれど、毎晩目の前でこんなに感動することが起こっていたのです。

それから4年後、「月を眺めるくらいの自分の時間を取り戻そうよ」という願いを込め、「たまにはTSUKIでも眺めましょ」を店名にしたという次第です。

限られたお金で暮らしていかなければならない老後への不安、国の莫大な借金、人を人とも思わないような企業や国の人使い、お金が無いから結婚できない・子供が産めないという若年層の増加・・・。

行き過ぎた資本主義のせいで生じた問題が山ほどあります。

そして、色々な国の人達を見てきたミシェルのお父さんは、「日本人は、世界中で最も慌ただしく走り続け、疲弊しきって人生を終える国民」と感じます。

「ダウンシフト」という考え方は、そんな日本に山積する問題を解決する糸口のようにも思えます。




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ジャンル : ライフ

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No title

高坂さんの生き方には、とても考えさせられます。
確かも、もう世界一とか、数を競う時代ではないように思います。
私自身もそうですが、日本人は一様に時間に流されて生きている人が多いように思えます。
しっかりと足元を見つめ、本当の幸せとは何かを考えながら、ゆっくりと生きることの大切さを感じます。

Re: No title

>デュークパパさん
高坂さんの生き方に共感を覚える人は多いようです。
仰るように、もう世界一とか、数を競う時代ではないと思います。
そして、しっかりと足元を見つめ、本当の幸せとは何かを考えながら、ゆっくりと生きることの大切さを感じます。
安倍首相が「一億総活躍」とかアホなことを言い出したようですが、もう誰も見向きもしないと思います。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

●リンクフリーです。貼ったり剥がしたり、ご自由にどうぞ。

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