ターシャ・テューダーさん



2000年4月にロンドン勤務を終えて日本に帰国したミシェルのお父さんは、約14年ぶりに国内勤務を再開しました。

ある日、本屋さんに立ち寄ったところ、偶然、ターシャ・チューダーさんの本に出会いました。

本はガーデニングコーナーに置かれていたのですが、自然のままとも言える庭と愛犬のコーギーを見て、てっきり「イギリスの女性だろう」と早合点してしまったことを覚えています。

この時は、初めての出会いだったこともあって、ターシャ・チューダーさんがどのような女性なのか、全く知りませんでした。



ターシャさんは、1915年生まれのアメリカの絵本画家・挿絵画家・園芸家・人形作家です。

彼女が描く絵は、「アメリカ人の心を表現する絵」と言われ、クリスマスカードや感謝祭、ホワイトハウスのポスターなどによく使われています。

生涯を通して80冊以上の絵本が出版され、それまで古典が中心だった児童文学に新風を吹き込みました。

身近な世界が舞台となった話にアメリカ中の子供達が夢中になったのです。

77の詩に挿絵の入った「マザー・グース」や、コーギー犬が大活躍する「コーギービル」は、ターシャさんの代表作です。



ターシャさんは、アメリカを代表するヨットや飛行機の技師・実業家であった父親と肖像画家であった母親を持ち、ボストンで生まれました。

両親を含めて先祖は地元の名士で、特には母方のテューダー家は、ボストンの政財界を支配する約40家の中の一つでした。

しかし、若い頃のターシャさんは、華やかな世界が好きになれず、社交界デビューを断ってパーティから逃げ出してばかりいたそうです。

ターシャさんには農場の方が魅力的で、いつも牛を欲しがっていたといいます。



1972年、ターシャさんが57歳の時、思う存分庭造りをする為に、アメリカ北部バーモント州のマールボロに移住し、スローライフを始めました。

約30万坪もある広大な敷地に、家具職人である長男セスさんが、ターシャさんの希望する古びた家を造ってくれました。

電気や水道などの近代設備は最小限に留め、古い道具を使う昔ながらの生活を実践しました。

一日の大半を草花の手入れに費やし、小花模様のドレスやエプロンを手作りし、山羊の乳を搾り、庭でとれた果実でジャムを作り、パイを焼いたりもしました。

ターシャさんは、16歳の時にパン作りのコンクールで優勝したこともあるほど料理は得意で、料理の秘訣は「近道を探さないこと」と語っています。



コーギー犬が大好きだったターシャさんは、家と庭の一帯を「コーギー・コテージ」と名づけ、愛犬のメギーやハトやニワトリなどと一緒に暮らしていました。

ターシャさんは、16時半に庭先のポーチでお茶を飲むのが日課で、日記の代わりに周りの草花や動物達をスケッチしていました。

歩いて10分程の所に住んでいる長男のセスさんが、ほぼ毎日、ターシャさんの家を訪れ、水やりや力仕事などを手伝い、高齢の母親を気遣ってくれたそうです。



ミシェルのお父さんは、ターシャさんのスローライフに大きな影響を受けましたが、ターシャさんが何気なく語る言葉にも大きな感動を覚えました。

「辛抱することは、大きな夢をつかむこと」

「画家という職業の利点は、神様の気分が味わえること。自分の好きなように世界を造れるんですもの」

「老いは、自然の贈りもの」

「私達は、みな死に向かっていくのよ。でも、決して死を恐れることはない。それより大切なのは、今この時を、精一杯生きること。どんな瞬間にも、生きていることの喜びを感じとること」

「無理をしないで、今の自分にできることを楽しんだら?」

「人生は短いから、不幸になってる暇なんてないのよ」

「価値のある良いことは、時間も手間もかかる」

「私の若さの源泉は、想像力。みなさんも想像力を枯らさないで!」

「わたし達はみな宇宙の一部なの。宇宙を傷めることは、自分の体を傷つけているのと同じことよ」



57歳の時から自給自足の一人暮らしを始め、1800年代の農村の生活に学び、庭で季節の花々を育て続けるターシャさんのライフスタイルは、ミシェルのお父さんにとってもお手本です。

つい最近、ターシャさんが2008年に92歳で亡くなられたことを知り、とても寂しく感じますが、ターシャさんから学んだことを、これからも参考にさせて頂きたいと思います。

ターシャさんは「私は人づきあいが苦手で、一人でいる方が好き」と言っておられましたが、そんなターシャさんを愛する人は世界中に大勢います。

ターシャさんは、そんな人達の心の中で永遠に生きているのでしょうね。



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No title

私のターシャ・テューダーさんのライフスタイルのファンです。
実践するのは簡単ではないと思いますが、私の憧れです。
優しさに満ち溢れた絵も大好きです。
愛犬と美しい自然の中でスローライフを送れたら、これ以上の幸せは無いように思います。

Re: No title

>モカママさん
ターシャ・テューダーさんのライフスタイルのファンは多いですね。
仰るとおり、実践するのは簡単ではないと思いますが、大勢の人が憧れています。
絵も温かみがあって、本当に素敵です。
美しい自然の中で愛犬と暮らすスローライフは、カリーノパパのお手本です。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

●リンクフリーです。貼ったり剥がしたり、ご自由にどうぞ。

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