ハットフィールド・ハウス

本日は、ハットフィールド・ハウスを御紹介します。

ハットフィールド・ハウスは、エリザベス1世が少女時代を過ごし、1558年11月17日、女王即位の知らせを受けた場所です。
ロンドン中心部から自動車で30分程で行けるハットフィールドという町にあります。

ハットフィールドには、日系企業が経営しているゴルフ場があり、ロンドン駐在の日本人にとっては、ゴルフ場の方が親しみがあるかもしれません

正面から見たハットフィールド・ハウス


当時のヨーロッパは、カトリックプロテスタントという宗教上の対立抗争が激しく繰り広げられていた為、プロテスタントとして育ったエリザベスは、カトリックであった姉のメアリー1世によって、ここに軟禁されていました。

その後、エリザベス1世は、この地で女王即位の知らせを聞くことになりました。
その知らせを受けたのは、樫の木の下で本を読んでいた時だったと言われています。

庭園側から見たハットフィールド・ハウス


エリザベス1世は、1558年の11月に、最初の会議(Council of State)をここで開催し、ウイリアム・セシルを枢密院の一員としました。

このころから、ウイリアム・セシルは、レスター伯エセックス公などの重臣と並んで、エリザベス1世の仕事の上で欠かせない人になっていったそうです。

エリザベス1世は、女王になってからしばらくの間、ここのオールドパレスに宮廷(議会であり、内政外交に関する最高決定行政機関)を置きました。

広大な敷地の一部


現存するハットフィールド・ハウスは、1611年(エリザベス1世の死後8年)に、エリザベスの重鎮ウイリアム・セシルの息子であるロバート・セシルが建てた大邸宅です。

ロバート・セシルはジェームス1世にも仕え、ソールズべり伯爵に任じられました。

そして、第3代ソールズベリ候は、ヴィクトリア女王時代に3度も首相になった政治家でした。

現在は、第6代ソールズベリ卿夫婦が住んでいます。

広大な庭園の中にあるメイズ(迷路)


ハットフィールド・ハウスには、色々な花が咲き誇る広大な庭園がありますが、その庭園は、ロバート・セシルお抱えの庭師であったジョン・トラディスカントをヨーロッパに送り、研究させて造った言われています。

当時のイングランドには無かった植物の苗や球根、木々などを持ち帰り、果樹園、噴水、花壇、テラス、ハーブ庭園、メイズ(迷路)などを造りました。

有名なハーブ・ガーデンは、「香りの園」と呼ばれるとおり、ハーブとバラの醸し出す芳しい香りがいっぱいです。

庭と庭との間は芝生とライムウォークで区切られていますが、このライムウォークとは、菩提樹がびっしりと植え込まれた小道のことで、貴婦人たちが散歩の折に日焼けをしないように歩いたと言われている優雅な木陰のことです。

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テーマ : イギリス
ジャンル : 海外情報

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ハットフィールドハウス

イギリスには何度か行きましたが、ハットフィールドハウスは知りませんでした。
しかも、ロンドンから凄く近いのに知らなかっのは、不覚
次回に行く時は、是非とも立ち寄ってみたいと思います。

No title

ロンドンから近い所に、このような有名な建物があったのですね。
私も知らなかった~v-390
本物の貴族が、今も住んでおられるというのも素敵!
しかも見学させてもらえるというのだから、是非とも行ってみたいな。

Re: ハットフィールドハウス

> アリスさん
意外と知らない日本人は多いかもしれません。
次にイギリスに行く時は、是非、立ち寄ってみてください。
色々な花が咲く春のシーズンがお勧めです。

Re: No title

> メルママさん
まさに本物の貴族が住んでおられます。
貴族にも、裕福な貴族と貧乏な貴族がいると言われていますが、ここの貴族は前者ですv-410
訪問して、是非、本物の貴族の生活の一端を感じてみてください。

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ハーブが植えられているのは、イギリスの庭園らしいですね。
貴族出身で、京都に住んでおられるイギリス人女性も、庭でハーブを育てていることが本で紹介されていました。

Re: タイトルなし

> クリスママさん
そう言えば、イギリスでは、バラとハーブの人気が高かったように思います。
京都に住むイギリス人女性のことは、色々な本で紹介されていますね。
貴族出身というのに、よく日本に定住する気になったと驚きました。
イギリスの方が、住み易いと思いますがv-410

うわー、綺麗だなー!
ここにエリザベス1世が住んでいたと思うと、歴史のロマンを感じますね
花が咲き乱れる季節に行ってみたいな

Re: タイトルなし

>TONTONさん
こんな建物を見ていると、本当にエリザベス1世が出て来そうですよねv-410
5月くらいが最高の季節じゃないでしょうか。

プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

●リンクフリーです。貼ったり剥がしたり、ご自由にどうぞ。

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