忠犬ハチ公



上の写真は、東京の渋谷で待合わせをしたことがある人は、一度は世話になったことがある「忠犬ハチ公」の銅像です。

本日は、その「忠犬ハチ公」について記してみたいと思います。



忠犬ハチ公の新しい銅像ができました。

渋谷駅で飼い主の帰りを待ち続けた忠犬ハチ公の没後80年の3月8日、飼い主の上野英三郎博士が教授を務めていた東大農学部(東京都文京区)で銅像の除幕式が行われました。

上野博士が駆け寄るハチ公に喜び、かばんを置いて抱き留める姿です。

銅像の設置を提案したのは、愛犬を亡くした経験がある東大文学部の一ノ瀬正樹教授で、「ハチ公は海外でも有名だが、飼い主があまり知られていない」と感じて農学部に働き掛け、募金約1,000万円を集めて実現しました。



上の写真は、生前のハチです。

1924年1月14日、秋田犬の仔犬を飼いたいと願った東大農学部の上野教授の元に、、秋田県大館市で生まれたハチ(生後50日位)が列車で送られてきました。

上野教授の家は、現在の:渋谷区松濤一丁目付近にあり、ハチは、「ジョン(ポインター)」と「エス」という2頭の犬と一緒に飼われたそうです。

そして、ハチは玄関先や門の前で上野教授を必ず見送り、時には渋谷駅まで送り迎えすることもあったといいます。

ところが、ハチを飼い始めて1年余りが経った1925年5月21日、上野教授は農学部教授会会議の後に脳溢血で倒れ、急死してしまいました。

ハチは、この後3日間、何も食べなかったそうです。

その後、ハチは親戚の家に預けられたりしましたが、最終的には、ハチを幼少時から可愛がっていた植木職人の小林菊三郎さんの元に預けられました。

この頃から渋谷駅で、上野教授が帰宅していた時間にハチが頻繁に目撃されるようになったといいます。

ハチが渋谷駅を訪れる際には、途中にある旧上野邸に必ず立ち寄り、窓から中を覗いていたそうです。



ミシェルのお父さんは、渋谷駅にある「忠犬ハチ公」の銅像しか知りませんでしたが、実は、もう一つ銅像がありました。

上の写真は、秋田県大館市にある「忠犬ハチ公」の銅像です。

秋田犬の発祥の地であり、ハチの故郷でもある大館市が建造した銅像です。



上の写真は、ハチが上野教授の帰りを待っていた当時の渋谷駅です。

現在のビルだらけの渋谷駅とは隔世の感があります。

現在の渋谷区松濤は超高級住宅街ですが、この当時は、まだ畑や田んぼがあったようです。

今でこそ美談の「忠犬ハチ公」ですが、ハチが改札の近くで待っていた時には、「邪魔だ」といって蹴られたり、子供に苛められたりすることもあったそうです。



ハチの死後、どのような経緯があったのかは不明ですが、東大農学部でハチの解剖が行われたようです。

解剖の結果、ハチの心臓と肝臓はフィラリアに侵され、そのせいで腹水が貯っていたことが判りました。

また、心臓と肺には重度の癌も見つかり、2011年に発表された死因は、フィラリアと癌となっています。

ハチの死体は、その後、坂本喜一氏と内弟子の本田晋氏によって剥製にされ、現在の国立科学博物館に送られました。

他の犬の喧嘩の仲裁に入った時に噛まれて折れた左耳は、この時に綺麗に修復されています。



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テーマ : 犬との生活
ジャンル : ペット

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No title

ハチが上野教授と1年ほどしか一緒にいなかったことは意外でした。
たった1年しか一緒にいなかったのに、あれほど上野教授を慕っていたなんて、犬の愛情の深さをあらためて知らされました。

No title

本当に犬と人とはこんなに深い絆で結ばれるのですね。
改めて、ハチ公の健気さに胸がいっぱいになります。
新しい銅像は、幸せなハチ公で、とても嬉しいですね。
上野教授が亡くなった後のハチ公の寂しさと、過酷な
運命を想うと、涙が溢れます。
いつまでも私達の心に生き続けてくれるハチ公です。

Re: No title

>メルママさん
カリーノパパも同じように意外に思いました。
メルママさんが仰るように、犬の愛情は本当に深いですね。

Re: No title

>勘太―モモのママさん
上野教授とハチ公の関係を知ると、人と犬の深い愛情と絆が解りますね。
カリーノパパも新しいハチ公の銅像が気に入りました。
上野教授とハチ公の愛情と絆がよく表現されているように思えます。
上野教授が亡くなった後のハチ公の寂しさと過酷な運命については、カリーノパパも胸に迫るものがありました。
そして、burnethillさんも仰っていますが、愛犬を残して先に死ねないと思いました。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

●リンクフリーです。貼ったり剥がしたり、ご自由にどうぞ。

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