Rainbow Bridge


カリーノがお世話になった御殿場の病院には、犬や猫に関する多数の本が置いてあります。

お父さんは、殆どの本を読みましたが、その中の1冊に「Rainbow Bridge(虹の橋)」という本がありました。

葉祥明さんが、絵を描かれ、詩を訳されています。

「Rainbow Bridge」は、元々、英語の詩で、インデアンの間で語り継がれたものと言われていますが、作者は不詳です。

本日は、その「Rainbow Bridge」について御紹介したいと思います。



虹の橋

天国の、ほんの少し手前に「虹の橋」と呼ばれるところがあります。

この地上にいる誰かと愛し合っていた動物は、死ぬとそこへ行くのです。

そこには草地や丘があり、彼らはみんなで走り回って遊ぶのです。

食べ物も水もたっぷりあって、お日さまは降り注ぎ、みんな暖かくて幸せなのです。

病気だった子も年老いていた子も、みんな元気を取り戻し、

傷ついていたり不自由な身体になっていた子も、元の身体を取り戻すのです。

まるで過ぎた日の夢のように・・・

みんな幸せで満ち足りているけれど、ひとつだけ不満があるのです。

それは自分にとっての特別な誰かさん、残してきてしまった誰かさんが

ここにいない寂しさのこと・・・。



動物達は、みんな一緒に走り回って遊んでいます。

でも、ある日・・その中の1匹が突然立ち止まり、遠くを見つめます。

その瞳はきらきら輝き、身体は喜びに震え始めます。

突然その子はみんなから離れ、緑の草の上を走り始めます。

速く、それは速く、飛ぶようにあなたを見つけたのです。

あなたとあなたの友は、再会の喜びに固く抱きあいます。

そしてもう二度と離れたりはしないのです。

幸福のキスがあなたの顔に降りそそぎ、

あなたの両手は愛する友を優しく愛撫します。

そしてあなたは、信頼にあふれる友の瞳をもう一度のぞき込むのです。

あなたの人生から長い間失われていたけれど、

その心からは一日も消えたことのなかったその瞳を。

それからあなた達は、一緒に「虹の橋」を渡っていくのです・・・。



「Rainbow Bridge」のことを調べていて、この詩には、更に続きがあることを知りました。

虹の橋にて <第2部>

けれど、動物達の中には、様子の違う子もいます。

打ちのめされ、飢え、苦しみ、誰にも愛されることのなかった子達です。

仲間達が、1匹また1匹と、それぞれの特別な誰かさんと再会し、

橋を渡って行くのを、うらやましげに眺めているのです。

この子達には、特別な誰かさんなどいないのです。

地上に居る間、そんな人は現れなかったのです。

でもある日、彼らが遊んでいると、橋へと続く道の傍らに、

誰かが立っているのに気づきます。

その人は、そこに繰り広げられる再会を、うらやましげに眺めているのです。

生きている間、彼は動物と暮らしたことがありませんでした。

そして彼は、打ちのめされ、飢え、苦しみ、誰にも愛されなかったのです。

ぽつんとたたずむ彼に、愛されたことのない動物が近づいていきます。

どうして彼はひとりぼっちなんだろうと、不思議に思って。

そうして、愛されたことのない者同士が近づくと、そこに奇跡が生まれるのです。

そう、彼らは一緒になるべくして生まれたのでした。

地上では巡りあうことができなかった、特別な誰かさんと、その愛する友として。

今ついに、この「虹の橋」のたもとで、ふたつの魂は出会い、

苦痛も悲しみも消えて、友は一緒になるのです。

彼らは共に「虹の橋」を渡って行き、二度と別れることはないのです。



雨降り地区 <第3部>

こんな風に、幸せと愛の奇跡に満ちている、「虹の橋」の入り口に、

「雨降り地区」と呼ばれる場所があります。

そこではいつもシトシト冷たい雨が降り、

動物達は寒さに震え、 悲しみに打ちひしがれています。

そう、ここに降る雨は、残して来てしまった誰かさん、

特別な誰かさんの流す涙なのです。

大抵の子は半年もしないうちに、暖かい日差しの中に駆け出して、

仲間と戯れ、遊び、楽しく暮らす事ができます。

ほんの少しの寂しさと、物足りなさを感じながらも・・・。

でも、1年経っても2年経っても、

ずっと「雨降り地区」から出て行かない子達もいるのです。

地上に残してきてしまった、特別な誰かさんがずっと悲しんでいるので、

とてもじゃないけれど、みんなと楽しく遊ぶ気になれないのです。

地上に残して来た誰かさんと同じ辛い想いをして、

同じ悲しみに凍えているのです。

死は全てを奪い去ってしまうものではありません。

同じ時を過ごし、同じ楽しみを分かち合い、愛し合った記憶は、

あなたの心から、永遠に消え去る事はないのです。

地上にいる特別な誰かさん達の、幸せと愛に満ちた想い出こそが、

「虹の橋」を創りあげているのです。

ですからどうか、別れの悲しみにだけ囚われないでください。

彼らはあなたを幸せにする為に、神様からつかわされたのです。

そして、何よりも大事な事を、伝えにやって来たのです。

命の儚さと愛しさを・・・

束の間の温もりに感じる、慈悲の心の尊さを・・・

その短い生涯の全てを以って、教えてくれるのです。

癒える事のない悲しみだけを、残しに来るのではありません。

思い出してください。

動物達が残して行ってくれた、形にも言葉にもできない様々な宝物を。

それでも悲しくなったら、目を閉じてみてください。

「虹の橋」にいる、彼らの姿が見えるはずです。



確かに、この詩のとおり、カリーノが残して行ってくれた、形にも言葉にもできない様々な宝物があります。

そして、カリーノは、命の儚さ、愛しさ、慈悲の心の尊さを、その短い生涯の全てを以って教えてくれました。

お父さんも、またいつかカリーノに再会できることを信じて、笑顔で生きて行こうと思います。




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テーマ : 犬との生活
ジャンル : ペット

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No title

胸がいつぱいで涙ばかりが溢れました。
葉祥明さんは熊本出身の方で、昔、熊本市内で
お見かけした事があります。その絵と同じ様に
静かな、優しい雰囲気の方でした。

なんだか、涙ばかり出てきて、言葉が浮かびません。
パパさん、カリーノちゃんが見守っててくれますね。

No title

詩を読んでいると、自然に涙があふれてきました。
カリーノさんも虹の橋のたもとで元気に遊んでいるのですね。
カリーノさんの写真を見て、あらためて美しいワンちゃんだと思いました。

Re: No title

>勘太―モモのママさん
葉祥明さんは、熊本のご出身だったのですね。
葉祥明さんの絵は優しく、若い頃から好きでした。
この詩のように、いつかカリーノに再会できることを願っています。

Re: No title

>メルママさん
とても心に響く詩ですよね。
カリーノも虹の橋のたもとで元気に遊んでいると嬉しいです。

仰るように、カリーノは、本当に美しい子でした。
写真を見ると、あらためてそう思います。
プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

●リンクフリーです。貼ったり剥がしたり、ご自由にどうぞ。

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