加計ファースト



上の写真は、加計学園問題として注目を浴びている岡山理科大学獣医学部の建設工事現場です。

写真は今年の5月18日に撮影されたそうですが、建築的な観点からは、大きな疑問を感じます。

政府と加計学園は来年4月の開校を予定しているとのことですが、それを達成するには、遅くとも今年中に校舎を完成させる必要があります。

というのは、後者が完成してから、法的検査や学校機材(家具や実験機材等)の設置や設備機器等の試運転・調整等などの作業期間も必要となるからです。

5月半ばの時点で工事がこのような状況であると、今年中に校舎を完成するのはほぼ不可能ではないかと推測されます。

このようなことは、ニュースでは全く報道されていませんが、政府や加計学園は、どのように考えているのでしょうか

一方、今治市民のこともニュースでは殆ど報道されていませんが、どのように考えておられるのか気になります。

「今治加計獣医学部問題を考える会」共同代表の黒川敦彦さんによると、 「国がお金を出して獣医学部を造ってくれると勘違いしている今治市民もいます」とのことです

「国家戦略特区で大学を造るのに、何故、自治体が全額負担しなければならないのか」と疑問を感じる黒川さん達は、コンピュータを用いてランダムに抽出した世帯への電話調査を行い、1万件を超える調査で826人から回答を得たそうです。

質問1 : 国は1円の建設費も出さず、今治市が132億円を援助します。そのことを知っていますか?
・知っている(512件)    62.0%
・知らない (314件)    38.0%  

質問2 : 総額132億円を援助してまで、今治市に獣医学部を誘致する必要があると思いますか?それとも福祉、教育、地元企業の援助など、住民の為に予算を使って欲しいですか?
・お金を使っても誘致して欲しい (269件)    37.4%
・住民の為に予算を使って欲しい(450件)     62.6%

質問3 : 今治市の借金は1328億円です。今後、高齢者福祉とか、子供達の医療・教育援助などが削除されていく可能性があります。心配ではないですか?
・心配していない(137件)      19.7%
・心配だと思う  (696件)      80.3%

調査の結果を見ると、「多数の市民は、巨額な税金を投入してまで大学誘致することには反対で、市の今後の財政や福祉に対して不安を抱いている」ということが判ります。

獣医学部が新設されることで、今治市は年間3千万円の税収を見込んでいるそうですが、それだけだと、投入する巨額な税金を回収するのにもの凄く長い年月がかかることは明白です。



上の写真は、2004年に加計学園が千葉県銚子市に開校した千葉科学大学です。

大学の誘致に際して、銚子市は92億円の補助金を提供し、市有地(9.8ヘクタール)も無償貸与しました。

しかし、補助金の大部分が市の借金だったことが後に判明します

現地調査をした黒川さんは、 「千葉科学大学建設による銚子市の税収は、水道利用料などの財政効果が年間2億6千万円ほど。一方で、建設費支払いの為の地方債負担は年間4億6千万円なのです。結局、銚子市は、大学の為に77億5千万円を投じたにもかかわらず、40億円もの赤字を増やして財政破綻寸前まで追い詰められています。卒業生の多くも市に留まらず、期待された人口増にも繋がっていない。同じことが今治市でも起きない保証はありません」と語っておられます。

黒川さん達は、その後、「建設地の無償譲渡は違法だ」などと指摘し、今治市の補助金差し止めを求める住民監査を請求されました。

黒川さんは、理由について「文科省が加計学園獣医学部の設置を認可するか否かを審議中であるにもかかわらず、今治市は37億円の市有地を無償譲渡し、上物(校舎など)建設費用192億円の半分96億円を負担することを決定した。文科省の学部認可権限をないがしろにするなど法令的な手続きを無視したものである。これは、地方自治法に定める『自治体は法令に反して事務を処理してはならない』に違反する」と指摘しておられます。

安倍首相の「加計ファースト」という御意向が、今治市民に銚子市と同じような苦しみを与えないことを願って止みません。



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プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

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