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もう一人の勝者


ミシェルのお父さんは、今日も寝不足気味です。

その訳は、深夜と早朝にゴルフの世界4大トーナメントの一つである「マスターズ」をテレビで観戦しているからです。

(ゴルフに興味が無いミシェル達は、隣で気持ち良さそうに寝ています

本日は、その「マスターズ」に関連する話題を記してみたいと思います。



上の写真は、「マスターズ」が行われているオーガスタ・ナショナル・ゴルフ・クラブの12番ホールのグリーンです。

ため息が出るほど美しいオーガスタ・ナショナル・ゴルフ・クラブの各ホールと驚嘆する世界トッププレーヤーの技術には、眠気も吹っ飛んでしまいます。



最初の2日間が終わって、ミシェルのお父さんが感激したのは、上の写真のベン・クレンショー選手でした。

お父さんと同じ年に生まれた63歳のアメリカ人です。

1972年にアマチュアとしてマスターズに初出場し、1984年と1995年にマスターズで優勝した名選手です。

身長は175センチで、「リトル・ベン」と呼ばれていましたが、その彼がロングヒッター有利のオーガスタで2回も優勝した要因は、芸術的とも言える小技とパッティングの上手さでした。

今年で44回目のマスターズ出場でしたが、同時に最後のマスターズ出場でもありました。



ベン・クレンショーの1打1打に拍手をするギャラリー。

その声援に手を挙げ、丁寧に応えるベン・クレンショー。

若い頃は、闘志を全身に表しながらも、決して紳士的な振る舞いを崩さなかったベン・クレンショー。

今大会では、2日間で通算32オーバーとなり、最下位で予選落ちを喫しました。

4番ホールのパー3・240ヤードでは、他の選手達がアイアンで打つところを、ベン・クレンショーはドライバーで打ちました。

そんなベン・クレンショーでしたが、笑顔を絶やさず、18番ホールのグリーンに向かう時には、まるで優勝する選手に対するような盛大な拍手で迎えられました。



マスターズにおけるベン・クレンショーで最も印象的なシーンは、2回目の優勝となった1995年の大会です。

大会開幕一週間前に少年時代からの師であるハーベイ・ペニック氏の死去を知らされたベン・クレンショーは、悲しみも癒えぬままティオフを迎えました。

それでも初日を70で滑り出すと、続く2~4日目を67、69、68とアンダーパーを並べてトータル14アンダーでフィニッシュ。

デービス・ラブIIIを振り切って優勝を決めると、師のハーベイ・ペニック氏を思って18番グリーンで泣き崩れました。

そして「私のバッグには、15本のクラブが入っていた」というマスターズ史上に残る名言を残しました。(ルールで許されているクラブの数は14本です)



18番ホールのグリーン周りに幾重にも連なったギャラリー達にスタンディングオベーションで迎えられたベン・クレンショーは「まるで優勝したみたいだね」と微笑ました。

その中には、今回は体調を崩してキャディを弟に頼んだジャクソン氏の姿もありました。

力強く抱き合った2人は互いに「アイラブユー」と言葉を交わし、涙しました。

マスターズは、その昔、選手のキャディを務めるのはオーガスタ・ナショナル・ゴルフ・クラブ所属のキャディと決められていました。

しかし、このルールが撤廃され、殆どの選手が独自の帯同キャディを起用し始めましたが、ベン・クレンショーは、その後も同ゴルフ場所属のカール・ジャクソン氏をキャディとしました。

ベン・クレンショーは「これほど易しい決断はなかった。1976年に初めてコンビを組んだけれど、立ち振る舞いやコミュニケーションの取り方、コースへの知識の素晴らしさは信じられないほどだった。これがベストな選択。ただそれだけだった。何年も彼の言うことを理解しようとして、いいチームになった。そして生涯の友人ができた」と語っています。

ジャクソン氏は幼い頃に家計を助ける為に学校をやめてキャディとなり、14歳で初めてマスターズで他選手のバッグを担ぎました。

そのジャクソン氏が、2000年に大腸癌と診断された時、家族に借金を負わせたくないと高額な化学療法を諦め、死を覚悟したそうです。

その直後、ベン・クレンショーはジャクソン氏に「心配するな。全て任せろ」と伝え、手術費用を全額肩代わりしました。

ベン・クレンショーは、2人の関係について「私達は2人でパズルを解いているんだ。協力してピースを正しい位置にはめ込んでいく。それがゴルフ。それが生きるってことでしょう。」と淡々と語っています。

マスターズ最後のラウンドを終えると、ベン・クレンショーは「とてもハッピーな気分だよ。このオーガスタは、私にとって本当に特別な場所。少し寂しいけれど、いつかこの日が来ると分かっていた。素晴らしい2日間だった」と言い、大勢のギャラリーに別れを告げました。



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テーマ : ゴルフ
ジャンル : スポーツ

プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

2018.5.5永眠、享年14歳10ヶ月

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2020.11.08、享年11歳3ヶ月

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
ミシェルとミシェルのお父さんであるカリーノパパが、記事やコメントを書いています。

●コメントは、ありがたく拝見し、返信させていただきます。

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