希望の牧場

先日、テレビのニュースを見て、大変ショックを受けました。

福島第一原発近くに取り残された牛達が、餓死しているのです。

餓死した牛達の側には、牛達にかじられたスポンジのシートが残っていました。

恐らく、食べる物が無く、飢えによる苦しみのあまり、スポンジを食べたのだと思います。



ここに掲載した写真は、かなり以前に餓死した牛達の写真です。

今回のニュースで映った牛達は、半ば白骨化していました。

あまりに悲惨な光景で、とてもブログに載せられません。



餓死した牛達が哀れでなりませんが、「牛を殺処分から救おう」という動きもあるようです。

サンデー毎日に「希望の牧場」に関する記事が載っていたので、紹介させていただきます。



「この非常時に政治家は何をしているのか、政争にうつつを抜かしている時か」という声を毎日のように聞いている。
菅首相の辞める・辞めないゲームには、ほとほと呆れ果てる。
だが、そういう政治家ばかりではない。

民主党の新人、高邑勉衆院議員が、「福島第一原発の20キロ圏内には、多くの牛が取り残されているが、このままでは餓死か殺処分しかない。あまりにも可哀想です。殺さずに生かして放射線の影響の研究に役立てる道があるじゃないか。それが「希望の牧場」構想です」と熱っぽく語るのを聞いた。

5月12日、菅首相から福島県に対し、警戒区域内の家畜について安楽死処分をするよう指示が出ている。
それを避けるのにどんな方法があるのか。

3月11日直後、高邑さんは南相馬市に出向いた。
桜井市長の手伝いをしながら、郷里の山口県上関町に中国電力が計画中の上関原発について考えてみたいと思ったからだ。
しかし、それどころではなくなる。
40数日も居つき、今では「南相馬担当」を自任している。

圏内に残された家畜の生死が大問題だった。
桜井市長はまず、「馬を助けてくれ。馬追い行事の馬を殺してしまったら、相馬は立ち直れない」と言った。
高邑さんが枝野幸男官房長官に掛け合うと、食用に供しないことを条件に20キロ圏内の約100頭を移動させ、南相馬市の管理下に置くことが認められた。

次に豚約3万頭。
養豚農家から、「殺してしまうのでなく、放射線の影響についての調査、研究に役立てて欲しい」と要望が出され、結局、東大附属牧場が必要に応じて種豚として受け入れることが決まった。

難問は圏内の牛だ。
約3500頭いたのが、餓死、逃走、殺処分などで2000頭程に減っている。
4月下旬頃、高邑さんは桜井市長と対策を話し合い、「とりあえず生かそう」という結論になった。
希望の牧場」構想の始まりだ。

高邑さんがまとめた企画書によると、「殺処分は、飼育者の家族同然である動物への愛情を無にし、心の傷を深め、命の尊厳や動物福祉の理念に反する。国際社会の反発、批判は免れない。学術研究の視点からも、被曝動物を保護観察下に置き、生きたまま国際的な研究に生かしたい」とし、「1.国際世論に応える、2.科学的学術研究に貢献する、3.道徳教育に寄与する」の3つを目的に掲げている。

しかし、「ハードルは高い」と高邑さんは言う。
決定権を持つ鹿野農水相は、5月16日の衆院予算委員会で、「学術的な意義など公益性が認められ、食用にしないなど一定の条件を満たせば家畜の生存を検討する」と答弁したが、農水省は乗り気でないという。

同じ頃、高邑さんは菅首相を直接訪ね、「現地では、殺処分総理と言われていますよ。汚名を残すことになる。牛を生かして役立てるのを認めてください」と談判した。
安楽死を指示したばかりの菅さんは、「どうすればいいのか」と言うので、「農水省に指示して欲しい」と頼んだという。
しかし、その後、何の反応もない。
退陣時期をめぐる綱引きで、それどころではないのだろう。

だが、機運は盛り上がっている。
協力する学者、研究者の動きも活発で、森田茂酪農学園大教授、佐藤衆介東北大大学院教授、吉川泰弘北里大教授らは「原発被災動物研究センター設立の要請」という要望書を5月25日付で菅首相に提出した。
また、「希望の牧場」構想のモデルになる候補地も内定している。

牛の移動に伴う風評被害を避け、研究環境の保存の為にも警戒区域内に設ける方針で、南相馬市と浪江町の間に位置する農業生産法人「エム牧場」が第一候補だ。
20ヘクタールの放牧地に、今も約300頭の牛が放牧されている。

社長の村田さんは、「構想は学術的にも貴重だし、原発事故を後世に語り継ぐためにも実現して欲しい。牛も土地も建物も全部提供して構わない。とにかく、殺処分された牛達が農場に埋められる光景だけは見たくないですから」と全面協力の姿勢だ。

20キロ圏では、南相馬市だけでなく、富岡町、楢葉町も「うちも殺したくない」と、「希望の牧場」構想に同調の構えだという。

モデル牧場を運営するには、年間2000万円の資金が必要と試算されている。
事業を15年計画とし、圏内に生存する牛を2000頭とした場合、20億円の予算規模になる。
高邑さん達は広く支援を求める為、動物基金の創設を検討中だ。
昨年春、宮崎県で発生した口蹄疫では、県が義援金を募ったところ、35億円の浄財が集まった例があるので、期待しているという。

ところで、殺処分には畜産農家の同意が必要である。
先の村田社長ら同意を拒んでいる農家は相当数あって、国にも県にも無理強いして殺す権利はない。
政府は一片の殺処分指示書で片づけるのではなく、どうすれば殺さないですむか、という発想に切り替えるべきではないか。

高邑さんは、「皆さん、牛飼いの誇りにかけて殺せないという人が殆どです。殺すも生かすも政治判断だが、そこに政治の心があれば農家も救われる。希望につながる。福島を家畜と放射線研究の拠点にして、成果を世界に提供すればいいのです」と言った。
菅さん聞いたか。心があるか。



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テーマ : 原発事故
ジャンル : ニュース

プロフィール

カリーノパパ

Author:カリーノパパ
●シェリー(シェルティー母):
 とっても優しい理想的な家庭犬
 アンジェの母親です

2016.4.18永眠、享年15歳11ヶ月

●アンジェ(シェルティー娘):
 ボール遊びと食事が大好きです
 我が家で生まれました

●カリーノ(ラフコリーの女の子):
 ショードッグ
  【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 FCIインター・チャンピョン 
 【主な賞歴】
 2009年アジアインターBOB
 2010年ジャパンインターBOB
 2010年近畿インターBOB
 2010年東北インターBOB 
 2010年ペディグリーアワード
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

2014.12.9永眠、享年8歳5ヶ月

●ミシェル(ラフコリーの男の子):
 陽気で優しく、人が大好きです
 ショードッグ
 【主なタイトル】
 JKCチャンピョン
 【主な賞歴】
 2011年神奈川インターWD
 2014年熱海愛犬クラブ展WD
 2014年山梨東ドッグコ展WD
 2015年沼津愛犬クラブ展WD
 【資格】
 JKC訓練資格CDⅠ

●カリーノパパ(人間):
 ミシェル達のお父さん
 本職は建築家(一級建築士)
 犬、スキー、ゴルフ、車、絵画が大好き
 1974年から大手建設会社の設計部にて勤務
 1986年に海外部門に異動し、14年間海外勤務
 内13年間をロンドンにて勤務
 2012年に大手建設会社を定年退職
 同年5月から河口湖でスローライフ開始

●訪問ありがとうございます。
4頭の犬と一緒に暮らしながら、日々感じたことを綴っています。
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